2024.11.24
近畿高校駅伝は11月24日、兵庫県南あわじ市近畿駅伝コースで行われ、男子(7区間42.195km)は、西脇工(兵庫)が2時間5分03秒で2年ぶり、女子(5区間21.0975㎞)は薫英女学院(大阪)が1時間9分10秒で7年ぶりの優勝を飾った。
全国大会の地区代表は、男子が2位に入った須磨学園(兵庫)で2年連続9回目。女子は3位の東大阪大敬愛(大阪)が2年連続2回目の都大路を決めた。
県大会からメンバーを1人変え、区間を大きく変えて挑んだ男子の西脇工は前半、須磨学園と競り合う展開となった。1区(10km)の上田翔大(3年)が30分22秒で区間賞発進。2区も同タイムながら1位で中継したものの、3区では須磨学園に先行を許した。
しかし、4区(8.0875km)の衣川勇太(3年)が23分52秒の区間賞で再び首位に浮上。6区(5km)で佐賀国スポ少年男子A5000m2位の新妻遼己(2年)が14分13秒の区間賞で1分近く差を広げると、7区の田中颯眞(3年)もトップをキープした。
2位は2時間6分14秒で須磨学園。3区(8.1075km)の堀野正太が24分21秒の区間賞で首位に立ち、4区で2位に後退したものの、最後まで順位を守り抜き、昨年の全国4位の実力を見せた。京都2位の洛北は6、7区で追い上げを見せるも、2時間6分18秒で3位。須磨学園とは4秒差で初の全国大会出場に届かなかった。
女子は大阪府大会1位の薫英女学院が後半に強さを見せた。府大会から1名メンバーを変更し、区間配置を大幅に変えて挑んだレースでは、1区(6km)を1位と22秒差の5位で発進すると、2区で3位まで順位を上げる。3区(3km)で河村璃央(2年)が9分39秒の区間賞の走りで2位まで順位を上げると、4区(3km)の船木心優(2年)が9分29秒の区間賞で首位奪還。5区(5km)の小田美月(3年)も16分42秒の連続区間賞でリードを広げた。
2位は1時間10分20秒で京都1位の立命館宇治。1区の佐藤ゆあ(3年)が19分49秒で首位スタートを切ると、2区(4.0975km)の芦田和佳(2年)も12分53秒の区間賞で駆け抜けた。4区で2位に下がるも、その順位をキープした。
3位は大阪2位の東大阪大敬愛が1時間10分24秒で食い込む。1区で800m日本記録保持者の久保凛(2年)が立命館宇治・佐藤と1秒差の2位中継。2区で5位に下がったが、3区の長谷川莉都(1年)と4区の黒木優依(3年)が1人ずつ抜いて、5区の長谷川結都(1年)は3位を守った。
全国大会は12月22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。なお、通例の都道府県代表のほかに、今年から男女ともに地区代表が出場する。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.28
-
2025.03.28
-
2025.03.28
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
2025.03.28
資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」
旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]
2025.03.28
【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー
3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報