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2024.11.23

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鈴木芽吹 日本歴代5位の27分20秒33も「26分台出せず悔しい」/八王子LD
鈴木芽吹 日本歴代5位の27分20秒33も「26分台出せず悔しい」/八王子LD

24年八王子ロングディスタンスで日本人トップとなった鈴木芽吹

【動画】S組のラスト600mをチェック

◇2024八王子ロングディスタンス(11月23日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、最終8組はシン・ガルビア(インド)がインド新となる27分14秒88でトップを飾った。 日本人最上位は鈴木芽吹(トヨタ自動車)。今年5月の日本選手権で出した自己記録27分26秒67を更新し、日本歴代5位の27分20秒33をマークして4着でフィニッシュした。 鈴木は26分59秒を狙う緑色の電子ペースに合わせ、ペースメーカーを含む海外勢と、ただ1人食らいつく。5000mは13分35秒で通過した。「ラスト2000mまでは余裕がありました」と言うが、ややペースメーカーの走りが鈍ったことで「自分で行くしかない」と自らペースアップ。だが、ラストは「実力不足で引っ張りきれなかった」と振り返る。 今大会は「26分台を出すつもりで、垂れたら(途中)棄権してもいいというくらいの気持ちでした」と日本初の26分台、そして来年の東京世界選手権の参加標準記録(27分00秒00)を目指した。それだけに、「ちょっとのベスト更新では出た意味がない。悔しいです」と唇を結ぶ。 それでも、大八木弘明コーチが「力はついている」と評価したように、鈴木自身も手応えはあった。10月に5000mで13分13秒80の自己新を出したあとは10、11月と米国・アルバカーキで合宿。「1人での難しさもありました」とそこでは「あまり良い走りができなかった」ものの、帰国後は「調整はうまくいった」という。 「5000mの通過も余裕がありましたし、このペースに対しての怖さもなくなりました。このまま引っ張ってもらえたらどこくらいまで行けたかな、という自信、希望は見えてきました」 この後は、1月1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)が控える。ルーキーとして、連覇を狙うチームの中で「一番恩返しを表せる大会。今回も優勝が目標になると思うので、強い先輩たちの力を借りながら、その一員になれれば」と話す。 来年の東京世界選手権に向けては「本当はここで標準を切りたかった」と言い、「5000mとの2種目でしっかり狙っていきたい」と力強く語った。 5着には小林歩(NTT西日本)が27分45秒01。篠原倖太朗(駒大)は28分05秒22の8着で、「苦しいレース。今回は大きく崩れてしまいましたが、ああいう(ハイペースの)入りができたのは良かった。後悔はないです」と前を向き、箱根駅伝に向けて「2区を走りたいですが、チームを優先して任された区間でしっかり走れるように」と見据えていた。  

八王子ロングディスタンス S組成績

1位 G.シン(インド)        27分14秒88=インド新 2位 M.サムウェル(Kao)       27分17秒78 3位 G.キプロティッチ(サンベルクス)27分19秒35 4位 鈴木芽吹(トヨタ自動車)    27分20秒33 5位 小林歩(NTT西日本)       27分45秒01 6位 K.エマヌエル(三菱重工)    27分45秒14 7位 G.ロノ(ロジスティード)    27分45秒64 8位 篠原倖太朗(駒大)       28分05秒22 9位 田村友佑(黒崎播磨)      28分07秒40 10位 遠藤日向(住友電工)      28分38秒49    羽生拓矢(トヨタ紡織)     途中棄権

男子10000m日本歴代10傑

27.09.80 塩尻和也(富士通)     2023.12.10 27.12.53 太田智樹(トヨタ自動車)  2023.12.10 27.13.04 相澤晃(旭化成)      2023.12.10 27.17.46 葛西潤(旭化成)      2024. 5. 3 27.20.33 鈴木芽吹(トヨタ自動車)  2024.11.23 27.21.52 前田和摩(東農大2)     2024. 5. 3 27.22.31 田澤廉(トヨタ自動車)   2023.12.10 27.25.73 伊藤達彦(Honda)      2020.12. 4 27.27.49 羽生拓矢(トヨタ紡織)   2022.11.26 27.28.13 小林歩(NTT西日本)     2023.12.10

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