HOME 国内

2024.10.27

七種競技・日本選手権Vの熱田心が5668点で1位「まだまだだと痛感」も成長示す
七種競技・日本選手権Vの熱田心が5668点で1位「まだまだだと痛感」も成長示す

来年のアジア選手権(韓国・クミ)の混成競技日本代表選考会となる第6回中京大土曜競技会が行われ、女子七種競技は熱田心(岡山陸協)がセカンドベストの5668点でトップだった。

今年の日本選手権で日本歴代5位の5750点を出して初優勝していた熱田。1日目は100mハードルから「14秒(07)かかってしまって良くないスタート」だったが、砲丸投で11m85のベストを出す。200mでも25秒21(+0.9)をマークして全体トップ。ヘンプヒル恵(アトレ)と1点差の2位と接戦を繰り広げる。

2日目は得意の走幅跳で5m91(+0.9)をマーク。最後はヘンプヒルを20点差で抑えてトップをもぎ取った。

「日本選手権のような点差で逃げ切れたのは良かった」とホッと胸をなで下ろしたが、「5900点を狙っていた」と、アジア選手権選考条件の一つでもある記録に届かず「悔しかったですし、まだまだだと痛感した試合でした」と唇を噛んだ。

今季前半は初日本一となるなど飛躍を遂げたが、シーズン後半は「自信を得たはんめん、気にしすぎて空回りしてしまった」と振り返る。「山﨑(有紀、スズキ)さんやヘンプヒルさんは、そういう中で結果を出されてきた」と言い、そうした状況に肩を並べられたうれしさもある。

今季最後の試合で「来年につながる収穫がありました」と熱田。「(日本初の)6000点を出して、七種競技を変えていく1人になりたい。来シーズンの自分に期待したいです」と先を見据えていた。

広告の下にコンテンツが続きます
来年のアジア選手権(韓国・クミ)の混成競技日本代表選考会となる第6回中京大土曜競技会が行われ、女子七種競技は熱田心(岡山陸協)がセカンドベストの5668点でトップだった。 今年の日本選手権で日本歴代5位の5750点を出して初優勝していた熱田。1日目は100mハードルから「14秒(07)かかってしまって良くないスタート」だったが、砲丸投で11m85のベストを出す。200mでも25秒21(+0.9)をマークして全体トップ。ヘンプヒル恵(アトレ)と1点差の2位と接戦を繰り広げる。 2日目は得意の走幅跳で5m91(+0.9)をマーク。最後はヘンプヒルを20点差で抑えてトップをもぎ取った。 「日本選手権のような点差で逃げ切れたのは良かった」とホッと胸をなで下ろしたが、「5900点を狙っていた」と、アジア選手権選考条件の一つでもある記録に届かず「悔しかったですし、まだまだだと痛感した試合でした」と唇を噛んだ。 今季前半は初日本一となるなど飛躍を遂げたが、シーズン後半は「自信を得たはんめん、気にしすぎて空回りしてしまった」と振り返る。「山﨑(有紀、スズキ)さんやヘンプヒルさんは、そういう中で結果を出されてきた」と言い、そうした状況に肩を並べられたうれしさもある。 今季最後の試合で「来年につながる収穫がありました」と熱田。「(日本初の)6000点を出して、七種競技を変えていく1人になりたい。来シーズンの自分に期待したいです」と先を見据えていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.26

やり投・北口榛花が奄美大島で合宿「初戦までに形を見つけたい」世界選手権連覇へ「プレッシャーはない」

女子やり投の北口榛花(JAL)が合宿先の鹿児島県・奄美大島で会見を開いた。 昨年のパリ五輪で女子トラック&フィールド種目初の金メダルを獲得した北口。2月中旬から約1ヵ月はスペインのテネリフェ島で合宿を積んで一時帰国し、3 […]

NEWS 【男子100m】柏田琉依(山口FSL・中2)10秒80=中2歴代2位タイ

2025.03.26

【男子100m】柏田琉依(山口FSL・中2)10秒80=中2歴代2位タイ

山口県中学校春季記録会が3月22日、山口市の維新みらいふスタジアムで行われ、男子100mで柏田琉依(山口FSL/2年)が中2歴代2位タイの10秒80(+1.6)をマークした。 柏田のこれまでの自己ベストは、昨年11月に出 […]

NEWS 日本選手権室内・日本室内大阪大会が終了 リレーフェス今年実施せず、U16リレーは7/12~13の日本選手権リレー・混成と併催

2025.03.26

日本選手権室内・日本室内大阪大会が終了 リレーフェス今年実施せず、U16リレーは7/12~13の日本選手権リレー・混成と併催

日本陸連は3月26日、都内での理事会後、2025年度の主要競技会日程を発表した。 これまで、主に毎年2月に実施していた日本選手権室内・日本室内大阪大会は終了とし、25年度から行われない。 同大会は元々、1984年に「国際 […]

NEWS 【男子3000m】尾田祥太(Runup Academy・中2) 8分37秒25=中2歴代6位

2025.03.26

【男子3000m】尾田祥太(Runup Academy・中2) 8分37秒25=中2歴代6位

3月22日、名古屋市のパロマ瑞穂北陸上競技場で愛知陸協長距離競技会(第1回トヨタ紡織記録挑戦会)が行われ、男子3000mに出場した尾田祥太(Runup Academy/岡崎南中2愛知)が8分37秒25の中2歴代6位のタイ […]

NEWS セイコーGGPと日本選手権で東京世界陸上の運営トレーニング実施「大会運営に必要な能力・経験」の蓄積目指す

2025.03.26

セイコーGGPと日本選手権で東京世界陸上の運営トレーニング実施「大会運営に必要な能力・経験」の蓄積目指す

公益財団法人東京2025世界陸上財団は3月26日に理事会を開き、本番での運営能力向上を図るため、運営トレーニングを実施することを発表した。 トレーニングの対象大会は、本番のメイン会場である国立競技場で行われるセイコーゴー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top