HOME 駅伝

2024.10.20

終盤盛り上げた三井住友海上が2位、前半好走のエディオンが3位 ワコールとユニバーサルエンターテインメントの全日本連続出場がストップ/プリンセス駅伝
終盤盛り上げた三井住友海上が2位、前半好走のエディオンが3位 ワコールとユニバーサルエンターテインメントの全日本連続出場がストップ/プリンセス駅伝

三井住友海上・樺沢和佳奈(24年プリンセス駅伝)

◇第10回全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津/福岡県宗像市・宗像ユリックス前発着、6区間42.195km)

第10回プリンセス駅伝が10月20日に行われ、ユニクロが2時間19分16秒の1位となり4年連続13回目の全日本大会出場を決めた。

2時間19分23秒で2位に入ったのは三井住友海上。1区4位スタートのあと、3区で9位まで順位を落としたが、4区のカマウ・タビタジェリが5つ順位を上げて4位に押し上げた。最終6区を務めたパリ五輪5000m代表の樺沢和佳奈が5位でタスキを受けると、3人抜き。1位のユニクロにあと7秒届かなかったが、自身は区間賞に輝くなど、その存在感を見せつけた。

レース前半を盛り上げたのは、2時間19分52秒で3位に入ったエディオン。1区を務めた2年目の水本佳菜が3位で流れを作ると、2位のルーキー・名和夏乃子がトップに浮上。3区の矢田みくには区間賞で2位に52秒差をつけるなど、一時は独走した。補欠に回ったベルリン・マラソン5位の細田あいが入れば、さらにチームの戦力が厚くなる。

4位のシスメックスは3年ぶりの全日本復帰。5位の豊田自動織機、6位の大塚製薬、7位のしまむら、8位に日立、10位の京セラ、12位のニトリ、13位のルートインホテルズ、15位のスターツはクイーンズ駅伝へ連続出場となる。9位の肥後銀行と16位のデンソーは2年ぶりの出場権を手にした。

うれしい初出場は11位の東京メトロと、14位のベアーズ。一方で前回4秒差で全日本出場権を逃したダイソーはまたも17位に終わり、あと1つ届かなかった。

広告の下にコンテンツが続きます

また、全日本大会に24年連続31回出場し、うち優勝が5回を数えるワコールが28位に終わり、クイーンズ駅伝の連続出場が止まった。2012年の全日本を制した実績を持つユニバーサルエンターテインメントもまさかの20位。アルゼ時代を含め、全日本出場回数が17年連続で途切れた。

このほか、前回全日本出場チームではキヤノンやセンコーも出場権を逃している。

クイーンズ駅伝出場チームはこちら!

◇第10回全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津/福岡県宗像市・宗像ユリックス前発着、6区間42.195km) 第10回プリンセス駅伝が10月20日に行われ、ユニクロが2時間19分16秒の1位となり4年連続13回目の全日本大会出場を決めた。 2時間19分23秒で2位に入ったのは三井住友海上。1区4位スタートのあと、3区で9位まで順位を落としたが、4区のカマウ・タビタジェリが5つ順位を上げて4位に押し上げた。最終6区を務めたパリ五輪5000m代表の樺沢和佳奈が5位でタスキを受けると、3人抜き。1位のユニクロにあと7秒届かなかったが、自身は区間賞に輝くなど、その存在感を見せつけた。 レース前半を盛り上げたのは、2時間19分52秒で3位に入ったエディオン。1区を務めた2年目の水本佳菜が3位で流れを作ると、2位のルーキー・名和夏乃子がトップに浮上。3区の矢田みくには区間賞で2位に52秒差をつけるなど、一時は独走した。補欠に回ったベルリン・マラソン5位の細田あいが入れば、さらにチームの戦力が厚くなる。 4位のシスメックスは3年ぶりの全日本復帰。5位の豊田自動織機、6位の大塚製薬、7位のしまむら、8位に日立、10位の京セラ、12位のニトリ、13位のルートインホテルズ、15位のスターツはクイーンズ駅伝へ連続出場となる。9位の肥後銀行と16位のデンソーは2年ぶりの出場権を手にした。 うれしい初出場は11位の東京メトロと、14位のベアーズ。一方で前回4秒差で全日本出場権を逃したダイソーはまたも17位に終わり、あと1つ届かなかった。 また、全日本大会に24年連続31回出場し、うち優勝が5回を数えるワコールが28位に終わり、クイーンズ駅伝の連続出場が止まった。2012年の全日本を制した実績を持つユニバーサルエンターテインメントもまさかの20位。アルゼ時代を含め、全日本出場回数が17年連続で途切れた。 このほか、前回全日本出場チームではキヤノンやセンコーも出場権を逃している。 クイーンズ駅伝出場チームはこちら!

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.28

【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]

NEWS 【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

2025.03.28

【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]

NEWS 3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

2025.03.28

3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]

NEWS 資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

2025.03.28

資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]

NEWS 【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

2025.03.28

【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top