◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)
第101回箱根駅伝予選会が行われ、立教大が10時間52分36秒で堂々のトップを占めた。
歴代4位の総合優勝11度を誇る名門・順大が苦戦を乗り越え、10位で14年連続66回目の出場を決めた。
11位・東農大との差はわずかに「1秒」。2006年の国士大と拓大に並ぶ予選会史上最少差だった。当時は関東インカレの総合順位と出場に応じたポイントによってタイムを差し引くシステムを導入していたため、実際のレースタイムによる結果としては“最小”と言える。
その大熱戦を制したのは、名門としての意地だったか。15km通過時点では12位と圏外にいたが、17.4km通過で10位に浮上。その時点で3秒差の11位だった神奈川大にはかわされたが、東海大を抜き、8秒差の12位だった東農大の猛追をしのぎ切った。
なかでもチームを牽引したのがエース格の浅井皓貴(4年)。中央学大・吉田礼志を追う日本人2番手集団から力強く抜け出し、1時間3分49秒で14位。10位の吉田とは20秒差で貯金を作る。4年生の海老澤憲伸も37位に続いた。
2年生の吉岡大翔が98位に伸び悩むなど、全員が力を発揮できたわけではない。6月の全日本大学駅伝関東選考会では17位に沈むなど、大エース・三浦龍司(現・SUBARU)らの卒業後はチームは決して良いとは言えない状態が続いている。
それでも、箱根駅伝は譲らないのが名門たる所以。巻き返しへの、確かな一歩を踏み出した。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.15
神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに
-
2025.04.14
-
2025.04.14
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.03.23
-
2025.04.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.15
神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに
日本陸連は4月15日、「神戸マラソン2025」がMGCシリーズ2025-26に加盟したと発表した。 MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)シリーズは、前身のJMCシリーズを継承したもので、ポイントにより年間王者を決 […]
2025.04.15
100mH寺田明日香「今季限りで一線を退く」東京世界陸上目指してラストスパート「引退」は使わず
女子100mハードル元日本記録保持者の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が都内で会見を開き、今季限りでの第一線を退く意向を表明した。 冒頭のキャリアを振り返るVTRが流れると、登壇早々から涙を浮かべた寺田。一線を退く意向を […]
2025.04.15
コモディイイダ・高橋舞衣が退職 2月の愛媛マラソンで骨折 「この決断が後に良かったと思えることを信じて」
コモディイイダはは4月15日付で、高橋舞衣が退職すると発表した。2月の愛媛マラソンで骨折し、今後は地元の愛媛で治療とリハビリに専念するという。 高橋は愛媛・今治北高では主要な全国大会への出場はなかったが、松山大では1年時 […]
2025.04.14
東海大が陸上競技場に電子ペーサーを常設! トラック内側に4色点滅のLED325個を配置
東海大陸上部と工学部は4月14日、東海大湘南キャンパス内陸上競技場にLEDライトをトラックの縁に置いてペース設定に合わせて光る「電子ペーサー」を3月から常設したと発表した。国内メーカーによる開発と、陸上競技場への常設は国 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)