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2024.10.16

次代の陸上界担う選手が伊勢に集結! 古賀、アツオビンの記録更新なるか 男女100mに好記録の予感/U18・16大会
次代の陸上界担う選手が伊勢に集結! 古賀、アツオビンの記録更新なるか 男女100mに好記録の予感/U18・16大会

U18、U16大会に出場する前田さくら、古賀ジェレミー、アツオビン・アンドリュウ、清水空跳

U16は100m清水空跳の快走なるか 中学記録保持者・小寺も注目

U16で一番の注目選手はなんといっても男子100mの清水空跳(星稜高1石川)だろう。早生まれの清水は7月に10秒26の高1最高記録を樹立。タイムではU18を飛び越え、U20カテゴリでも勝負できるレベルで、U16では群を抜いた位置にいる。これを追うのが10秒46の中学記録を打ち立てた小寺慎之助(習志野四中3千葉)だが、両者とも佐賀国スポで高速レースを重ねており、コンディショニングも重要となりそうだ。

1000mでは国スポ少年B3000mで中学記録を樹立したばかりの稲垣翔馴(KERT・中3神奈川)がすでに大会記録(2分27秒58)に迫る2分28秒34をマーク。全中800m優勝の布施川大梧(あずま中3群馬)、1500m優勝の座光寺奏(朝日中3茨城)と稲垣が予選から同じ組に入りしのぎを削る。

110mハードル(高さ99.1cm)は後藤大樹(四街道北中3千葉)が国スポ少年Bで13秒83の中学最高をマークし、全中に続く優勝を飾っている。U16でも勝利すれば、3冠の偉業となる。走幅跳の古野滉貴(B&M・中3愛媛)は愛媛県勢として佐々木景亮(松山北高)に続く3連覇なるか。その他のフィールド種目でも全中優勝者を軸にハイレベルな戦いが予想される。

女子は150mにインターハイ200m6位のバログン・ハル(市川高1千葉)が、妹のバログン・イズミ(千住ジュニア・中1東京)とともにエントリー。インターハイや全中では実施されない種目だが、タイムにも注目だ。

走高跳は小林愛菜(添上高1奈良)がすでに大会記録(1m70)を上回る1m71を跳んでいる。棒高跳では3m82の中学歴代2位の記録を持つ中村心葵(三室中3埼玉)がリード。走幅跳では国スポ少年B100m優勝の岡林結衣(大津中3高知)が全中のリベンジを期すが、全中優勝者の藤本茉優(津幡中3石川)も負けられない。

砲丸投では全中の再戦模様となり、チディ江莉花(河南陸上クラブ・中3大阪)、皆川美佳(木瀬中3群馬)などが相まみえる。一方、100mは中学記録保持者の三好美羽(F・a・s・t・中3・広島)が国スポで右脚を負傷。全中優勝の三浦采桜(鶴岡AC・中3山形)や同3位の薬師寺愛葉(京都光華中3)、地元の林捺愛(小俣中3三重)らによる混戦となるだろう。

佐賀国スポでは好天にも恵まれ好記録が続出した。U18、U16大会にも出場する選手も多く活躍しており、勢いそのままに新記録のアナウンスが多く聞かれそうだ。

大会ホームページ

記録速報

10月18日から20日まで、U18・U16陸上大会が三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場で開催される。 U18大会は2024年12月31日現在で16歳、17歳の競技者(2007年1月1日から2008年12月31日の間に生まれた競技者)が対象で、早生まれではない高3世代は出場対象外。U16大会は2009年1月1日から2012年4月1日の間に生まれた競技者が対象となり、早生まれの高1世代から中1までが出場資格対象者となる。 今季も夏の福岡インターハイ、福井全中、そして15日まで開催された佐賀国スポで中高生が大活躍。今季最後となるトラック&フィールドの全国大会でも注目の選手が多数出場するが、見どころなどを紹介する。

U18は高校記録保持者・古賀ジェレミー、アツオビン・アンドリュウが記録更新狙う

U18男子ではハンマー投にアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が登場。インターハイでは砲丸投と2種目を制覇し、8月には69m50の高校記録を樹立した。さらに佐賀国スポでは69m59と記録を伸ばして快勝している。持ち記録では2番手を大きく引き離しており、高校3冠は濃厚だが、夢の70mスローが見られるだろうか。 U20規格で行われる男子110mハードルには、福岡インターハイで13秒59と一般規格の高校記録を樹立した古賀ジェレミー(東京高2)が出場。U20規格での高校記録は13秒31、U20日本記録は13秒19となっており、2つの記録にチャレンジする。 注目種目は100m。公認ベストでは10秒34の安川飛翔(洛南高2京都)が一歩抜け出しているが、国スポ少年B2位の菅野翔唯(東農大二高1群馬)も10秒37を持つほか、荒谷匠人(近大東広島高1)も国スポ少年B3位と好調。そして、昨年の全中チャンピオンで10秒44をマークしている片山瑛太(市船橋高1千葉)は、国スポには出場しておらずフレッシュな状態でレースに挑む。 300mではインターハイ400m、国スポ少年A300mでいずれも高2で最上位に入った久保拓己(滝川二高2兵庫)が実績でリード。U20世界選手権出場の佐藤克樹(東京学館新潟高2)も200mのスピードを武器にU20日本選手権に続くタイトルを狙う。800mではインターハイ、国スポで入賞の渡辺敦紀(洛南高2京都)と菊池晴太(盛岡四高2岩手)が今季3度目の対決。300mハードルでは国スポでU18日本記録を樹立した齋藤悠仁(八千代高2千葉)が急浮上している。 フィールドは中村佳吾(関大北陽高2大阪)が自己記録を2m12を上回れるか。走幅跳にはU20世界選手権代表の大森恵偉音(福岡第一高2)が出場。三段跳もインターハイ4位の井上敏志(玉野光南高2岡山)が初の全国Vを狙う。砲丸投は回転投法の大垣尊良(厚真スロー・高1北海道)、円盤投は永江翔太朗(紀央館高3和歌山)が記録面、実績面でともに抜けた存在。やり投はインターハイ1位の前山奏(海南高3和歌山)に2位の大山澄海(宮崎工高2)と3位の瀧本啓介(十津川高2奈良)の2年生コンビが再び挑む。 女子も有力選手がずらり。特に100mではハイレベルの高2世代が集結。インターハイ入賞の前田さくら(鳥取敬愛高2)、山崎心愛(旭川志峯高2北海道)、秋澤理沙(東京学館新潟高2新潟)に、11秒57の記録を持つ松本真奈(広島皆実高2)、国スポ入賞の岡林沙季(高知農高2)、田中里歩(伊奈総合高2埼玉)とすでに全国の一線で活躍する選手たちが顔を揃える。 100mハードルは井上凪紗(滝川二高2兵庫)が絶好調で、国スポに続く優勝なるか。また、インターハイ七種競技優勝の本多七(園田学園高2兵庫)も出場する。3000m競歩はU20世界選手権代表の奥野紗(浪速高3大阪)とインターハイ2位の西本結恵(自由ケ丘高2福岡)の対決か。走高跳はインターハイチャンピオンの鴨田るな(東海大相模高1神奈川)が2冠目を狙う。やり投は松山亜緒(宇治山田商高1三重)に地元優勝の期待も膨らんでいる。

U16は100m清水空跳の快走なるか 中学記録保持者・小寺も注目

U16で一番の注目選手はなんといっても男子100mの清水空跳(星稜高1石川)だろう。早生まれの清水は7月に10秒26の高1最高記録を樹立。タイムではU18を飛び越え、U20カテゴリでも勝負できるレベルで、U16では群を抜いた位置にいる。これを追うのが10秒46の中学記録を打ち立てた小寺慎之助(習志野四中3千葉)だが、両者とも佐賀国スポで高速レースを重ねており、コンディショニングも重要となりそうだ。 1000mでは国スポ少年B3000mで中学記録を樹立したばかりの稲垣翔馴(KERT・中3神奈川)がすでに大会記録(2分27秒58)に迫る2分28秒34をマーク。全中800m優勝の布施川大梧(あずま中3群馬)、1500m優勝の座光寺奏(朝日中3茨城)と稲垣が予選から同じ組に入りしのぎを削る。 110mハードル(高さ99.1cm)は後藤大樹(四街道北中3千葉)が国スポ少年Bで13秒83の中学最高をマークし、全中に続く優勝を飾っている。U16でも勝利すれば、3冠の偉業となる。走幅跳の古野滉貴(B&M・中3愛媛)は愛媛県勢として佐々木景亮(松山北高)に続く3連覇なるか。その他のフィールド種目でも全中優勝者を軸にハイレベルな戦いが予想される。 女子は150mにインターハイ200m6位のバログン・ハル(市川高1千葉)が、妹のバログン・イズミ(千住ジュニア・中1東京)とともにエントリー。インターハイや全中では実施されない種目だが、タイムにも注目だ。 走高跳は小林愛菜(添上高1奈良)がすでに大会記録(1m70)を上回る1m71を跳んでいる。棒高跳では3m82の中学歴代2位の記録を持つ中村心葵(三室中3埼玉)がリード。走幅跳では国スポ少年B100m優勝の岡林結衣(大津中3高知)が全中のリベンジを期すが、全中優勝者の藤本茉優(津幡中3石川)も負けられない。 砲丸投では全中の再戦模様となり、チディ江莉花(河南陸上クラブ・中3大阪)、皆川美佳(木瀬中3群馬)などが相まみえる。一方、100mは中学記録保持者の三好美羽(F・a・s・t・中3・広島)が国スポで右脚を負傷。全中優勝の三浦采桜(鶴岡AC・中3山形)や同3位の薬師寺愛葉(京都光華中3)、地元の林捺愛(小俣中3三重)らによる混戦となるだろう。 佐賀国スポでは好天にも恵まれ好記録が続出した。U18、U16大会にも出場する選手も多く活躍しており、勢いそのままに新記録のアナウンスが多く聞かれそうだ。 大会ホームページ 記録速報

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