HOME 国内

2024.10.01

NEWS
100mH玉置菜々子が現役引退「私の人生の誇り」小学生から全国クラスで国士大時代には日本一タイトルも獲得
100mH玉置菜々子が現役引退「私の人生の誇り」小学生から全国クラスで国士大時代には日本一タイトルも獲得

現役引退を発表した玉置菜々子

100mH玉置菜々子の引退コメント全文、中村明彦ヘッドコーチのコメントも

100mハードルの玉置菜々子です。
日頃より当チームを応援していただきありがとうございます。
この度陸上競技を引退、それに伴いスズキアスリートクラブを退部する運びとなりました。今後はスズキ社員として浜松の本社に身を移し、社業に邁進してまいります。
まずは入社2年目、そしてなかなか納得できる結果を残せていない状況での引退となったこと、応援してくださっていた皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そしてそれ以上に、これまで私の競技人生に関わってくださった皆様、応援してくださった皆様に感謝しております。
競技に出会った10歳からずっと憧れていたチームに所属できたことは、私の人生の誇りです。とても温かいチームで、選手やスタッフをはじめとする関係者の皆さんに幾度となく救われました。
特に先輩方は日本を代表するトップアスリートであるにも関わらず、困ったときや落ち込んでいるときはとても親身になっていただき、時に厳しい言葉を交えながらも愛に溢れるお言葉を沢山かけてくださいました。厳しい世界で戦ってきた方々の背中は強く、たくましく、憧れの感情を持つとともに、時には自分と比較し、私もこう在らなくてはと苦しみました。そのくらい選手として人として、尊敬できる方々です。
チームに所属して以降ますますスズキアスリートクラブが大好きになりました。今後は少し離れた立場からとなりますが、いちファンとして選手の皆さんを100%応援できることに喜びを感じています。
最後に配属先の自販南東京の皆様、多摩境営業所の皆様をはじめ、スズキアスリートクラブ所属の玉置菜々子を応援してくださっていた皆様に心より感謝申し上げます。出場する試合情報を追ってくださったり、レースがテレビ放映された際はとても喜んでくださったり、皆さんに沢山の労いの言葉をいただいたおかげでこれまで頑張ることができました。欲を言えばもっと活躍する姿を皆さんにお見せしたかったのですが、それが叶わなかった今、1日も早くスズキ社員として会社や社会に貢献できる人間になれるよう、精いっぱい努めてまいります。

玉置菜々子

●中村明彦ヘッドコーチのコメント
入社2年での引退となりましたが、彼女の天真爛漫な性格はチーム内でも一気に場を明るくさせるパワーがありました。
怪我に悩みながらも、もがく姿やできるトレーニングに一生懸命励む姿にチームスタッフとしてもう少しできたことがなかったかと悔やむ気持ちもあります。
引退の言葉にもあるように今後もスズキの一員として社業に専念します。競技生活で培ったパワーと持ち前の明るい性格をいかし頑張ってほしいと思います。
長らくの競技生活お疲れ様でした。今後もチームスズキとして頑張っていきましょう。

スズキアスリートクラブは、9月30日をもって女子100mハードルの玉置菜々子が現役を引退したと発表した。 玉置は北海道札幌市出身の24歳。小学生時代から全国トップクラスのスピードを持ち、全国小学生陸上交流大会100mで3位になった。中2からハードルや混成競技に取り組み、中2のジュニア五輪100mハードル3位、3年時の全中四種競技は7位に入っている。 札幌啓成高では1年目からハードルでインターハイに出場。秋の国体でも7位になった。高3では100mハードルで13秒69をマーク。国士大では3年時の日本学生個人選手権を13秒30の好記録で優勝している。秋の日本インカレでは13秒26(当時学生歴代6位)をマークするなどトップハードラーとなった。翌年も日本学生個人選手権を連覇している。社会人になってからはケガに泣かされたが、今年5月の木南記念では13秒38をマークしていた。 玉置は同社を通じ、「入社2年目、そしてなかなか納得できる結果を残せていない状況での引退となったこと、応援してくださっていた皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。そしてそれ以上に、これまで私の競技人生に関わってくださった皆様、応援してくださった皆様に感謝しております」と綴り、「競技に出会った10歳からずっと憧れていたチームに所属できたことは、私の人生の誇りです」とコメントしている。 今後は浜松本社で社業に専念するという。恵まれた体格を生かしたハードリングで会場を沸かせてきた玉置。次のステージでも、持ち前の明るさとガッツで目の前のハードルを一つずつ跳び越えていく。

100mH玉置菜々子の引退コメント全文、中村明彦ヘッドコーチのコメントも

100mハードルの玉置菜々子です。 日頃より当チームを応援していただきありがとうございます。 この度陸上競技を引退、それに伴いスズキアスリートクラブを退部する運びとなりました。今後はスズキ社員として浜松の本社に身を移し、社業に邁進してまいります。 まずは入社2年目、そしてなかなか納得できる結果を残せていない状況での引退となったこと、応援してくださっていた皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 そしてそれ以上に、これまで私の競技人生に関わってくださった皆様、応援してくださった皆様に感謝しております。 競技に出会った10歳からずっと憧れていたチームに所属できたことは、私の人生の誇りです。とても温かいチームで、選手やスタッフをはじめとする関係者の皆さんに幾度となく救われました。 特に先輩方は日本を代表するトップアスリートであるにも関わらず、困ったときや落ち込んでいるときはとても親身になっていただき、時に厳しい言葉を交えながらも愛に溢れるお言葉を沢山かけてくださいました。厳しい世界で戦ってきた方々の背中は強く、たくましく、憧れの感情を持つとともに、時には自分と比較し、私もこう在らなくてはと苦しみました。そのくらい選手として人として、尊敬できる方々です。 チームに所属して以降ますますスズキアスリートクラブが大好きになりました。今後は少し離れた立場からとなりますが、いちファンとして選手の皆さんを100%応援できることに喜びを感じています。 最後に配属先の自販南東京の皆様、多摩境営業所の皆様をはじめ、スズキアスリートクラブ所属の玉置菜々子を応援してくださっていた皆様に心より感謝申し上げます。出場する試合情報を追ってくださったり、レースがテレビ放映された際はとても喜んでくださったり、皆さんに沢山の労いの言葉をいただいたおかげでこれまで頑張ることができました。欲を言えばもっと活躍する姿を皆さんにお見せしたかったのですが、それが叶わなかった今、1日も早くスズキ社員として会社や社会に貢献できる人間になれるよう、精いっぱい努めてまいります。 玉置菜々子 ●中村明彦ヘッドコーチのコメント 入社2年での引退となりましたが、彼女の天真爛漫な性格はチーム内でも一気に場を明るくさせるパワーがありました。 怪我に悩みながらも、もがく姿やできるトレーニングに一生懸命励む姿にチームスタッフとしてもう少しできたことがなかったかと悔やむ気持ちもあります。 引退の言葉にもあるように今後もスズキの一員として社業に専念します。競技生活で培ったパワーと持ち前の明るい性格をいかし頑張ってほしいと思います。 長らくの競技生活お疲れ様でした。今後もチームスズキとして頑張っていきましょう。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.10.01

東海大陸上部長距離ブロックがオイレス工業とスポンサー契約 森永製菓に続き2社目

【画像】新たにスポンサー契約を結んだ東海大 この投稿をInstagramで見る 東海大学陸上競技部中長距離ブロック(@tokailong)がシェアした投稿

NEWS 100mH玉置菜々子が現役引退「私の人生の誇り」小学生から全国クラスで国士大時代には日本一タイトルも獲得

2024.10.01

100mH玉置菜々子が現役引退「私の人生の誇り」小学生から全国クラスで国士大時代には日本一タイトルも獲得

100mH玉置菜々子の引退コメント全文、中村明彦ヘッドコーチのコメントも 100mハードルの玉置菜々子です。 日頃より当チームを応援していただきありがとうございます。 この度陸上競技を引退、それに伴いスズキアスリートクラ […]

NEWS パリ五輪8位の三浦龍司が母校・洛南高の練習に参加!後輩たちとともに汗を流す

2024.10.01

パリ五輪8位の三浦龍司が母校・洛南高の練習に参加!後輩たちとともに汗を流す

【写真】三浦龍司が母校・洛南高を訪問!高校生たちと汗を流す この投稿をInstagramで見る 洛南高校陸上部 中長距離パート(@rakunan_ekiden)がシェアした投稿 <洛南高校陸上部 中長距離パートIns […]

NEWS パリ五輪代表の鵜澤飛羽がJAL内定!「世界へ飛び立てる選手に」北口榛花、村竹ラシッドらのように飛躍誓う

2024.10.01

パリ五輪代表の鵜澤飛羽がJAL内定!「世界へ飛び立てる選手に」北口榛花、村竹ラシッドらのように飛躍誓う

JALは10月1日、男子短距離の鵜澤飛羽(筑波大)が来年4月に入社することが決まったと発表した。 鵜澤は宮城・築館高2年時にインターハイ100m、200m2冠という鮮烈なパフォーマンスを発揮。コロナ禍だった3年目を経て筑 […]

NEWS 東京世界陸上“ドリームリレー”に北口榛花、サニブラウン、田中希実、橋岡優輝が参加!!豪華バトンパスが実現!?

2024.10.01

東京世界陸上“ドリームリレー”に北口榛花、サニブラウン、田中希実、橋岡優輝が参加!!豪華バトンパスが実現!?

日本陸連は10月5、6日に国立競技場で行われる「みんなでつなごうリレーフェスティバル2024」において、「東京 2025 世界陸上ドリームリレー」を実施することを発表した。 このリレーにはパリ五輪女子やり投金メダリストの […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年10月号 (9月13日発売)

2024年10月号 (9月13日発売)

●Paris 2024 Review
●別冊付録/学生駅伝ガイド 2024 秋
●福井全中Review
●東京世界選手権まであと1年
●落合晃の挑戦

page top