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2024.09.28

佐藤拳太郎が45秒40でVも「納得いかない」2位・中島、3位・佐藤風と五輪代表そろい踏み/ACC新潟
佐藤拳太郎が45秒40でVも「納得いかない」2位・中島、3位・佐藤風と五輪代表そろい踏み/ACC新潟

24年アスレチックスチャレンジ男子400mを制した佐藤拳太郎(左)

◇Yogibo Athletics Challenge Cup 2024(9月28、29日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目

日本グランプリシリーズG1のアスレチックスチャレンジカップの1日目に男子400mが行われ、44秒77の日本記録を持つ佐藤拳太郎(富士通)が45秒40で優勝した。

パリ五輪の個人代表で、4×400mリレー入賞に貢献した佐藤拳、佐藤風雅(ミズノ)、中島佑気ジョセフ(富士通)がそろい踏み。そんななか、ラストの直線で中島をとらえた佐藤拳がトップでフィニッシュした。

「44秒台、世界選手権の参加標準記録(44秒85)を切ろうと思っていたので、納得のいくタイムではない」と佐藤拳。スピードに乗る前半で「少し向かい風もあってスピードに乗り切れなかった」と言い、後半も「速度が高くないまま。一回下がったものを200m以降で上げるのは難しい」と上げきれなかった。

今季はアキレス腱のケガなどもあり、「400mの構築、やりたいレースがなかなかできなかった」とし、「もっとできるはずなのに、という気持ちが強いです」ともどかしい心境を明かした。

来年の東京世界選手権に向けて「早い段階で標準を切りたい。今年の悔しさを絶対に忘れないように来年につなげていきたい」と強い決意をにじませた。

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45秒60で2位の中島は「得意の後半で抜かれてしまった。負けた時点でダメ」と首を横に振り、ハムストリングスの故障や体調不良もあり「パリ五輪後にあまり練習を積めなかった」。3位の佐藤風は「自分の強みである前半からのスピードを出すレースをさらに進化させていきたい」とレースを振り返っていた。

◇Yogibo Athletics Challenge Cup 2024(9月28、29日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目 日本グランプリシリーズG1のアスレチックスチャレンジカップの1日目に男子400mが行われ、44秒77の日本記録を持つ佐藤拳太郎(富士通)が45秒40で優勝した。 パリ五輪の個人代表で、4×400mリレー入賞に貢献した佐藤拳、佐藤風雅(ミズノ)、中島佑気ジョセフ(富士通)がそろい踏み。そんななか、ラストの直線で中島をとらえた佐藤拳がトップでフィニッシュした。 「44秒台、世界選手権の参加標準記録(44秒85)を切ろうと思っていたので、納得のいくタイムではない」と佐藤拳。スピードに乗る前半で「少し向かい風もあってスピードに乗り切れなかった」と言い、後半も「速度が高くないまま。一回下がったものを200m以降で上げるのは難しい」と上げきれなかった。 今季はアキレス腱のケガなどもあり、「400mの構築、やりたいレースがなかなかできなかった」とし、「もっとできるはずなのに、という気持ちが強いです」ともどかしい心境を明かした。 来年の東京世界選手権に向けて「早い段階で標準を切りたい。今年の悔しさを絶対に忘れないように来年につなげていきたい」と強い決意をにじませた。 45秒60で2位の中島は「得意の後半で抜かれてしまった。負けた時点でダメ」と首を横に振り、ハムストリングスの故障や体調不良もあり「パリ五輪後にあまり練習を積めなかった」。3位の佐藤風は「自分の強みである前半からのスピードを出すレースをさらに進化させていきたい」とレースを振り返っていた。

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