日本陸連は9月18日に開催された第94回理事会に基づき、来年9月に開かれる東京世界選手権の競歩種目の選考要項を発表した。
競歩種目については世界陸連の定める出場条件の参加標準記録とは別に、日本陸連独自の「派遣設定記録」を定めている。20km競歩の派遣設定記録は、男子が1時間18分30秒、女子は1時間28分00秒に設定。これはパリ五輪よりも男子が1分、女子は30秒高いもので、「トップリストの12位相当に設定しましたが、世界と国内の記録水準の向上しているため必然的に上がった」ことが理由としている。
内定条件は日本選手権(20kmは来年2月の神戸、35kmは今年10月の高畠と来年3月の能美)において、派遣設定記録を突破した最上位選手とした。各種目最大3名が代表に選考され、内定者以外は選考競技会で3位以内で、有効期間内に派遣設定記録を満たした競技者から優先して選考される。なお、35kmの選考競技会の優先度はより本番に近い3月の能美が優先される。
参加資格の有効期間は男女20km競歩は24年2月25日から2025年8月24日、男女35km競歩は2023年11月5日から2025年5月4日となっている。
また、参加資格を満たしている競技者が3名を越える種目については、「補欠競技者」を各種目1名ずつ選考することを決めた。東京開催という立地条件から「渡航の負担がない」「欠場者を出したくない」という理由とした。競歩において、近年の国際大会では補欠は選考されていなかった。
東京世界選手権は来年の9月13日から21日までの9日間で行われ、競歩は初日に男女35km、8日目(20日)に男女20kmが実施される。
※誤りを修正しました
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.31
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.31
【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報