2024.09.23
◇第72回全日本実業団対抗選手権(9月21日~23日/山口・維新百年記念公園陸上競技場)3日目
全日本実業団対抗選手権の3日目が行われ、女子5000mはテレシア・ムッソーニ(ダイソー)が15分06秒03で優勝。10000mと2冠を達成した。
日本人トップは新谷仁美(積水化学)。1000m3分ペースで進めたが、中盤でややペースダウン。それでも自己6番目となる15分14秒18で4位に入った。
レース後の第一声は「惨敗です」。これまで公言してきた通り、マラソンの日本記録(2時間18分59秒)の更新を目指す過程で「この時点で15分フラットを出せなければ、必要とするタイムをクリアできないと思った。練習の成果が発揮できなかった」と厳しい自己評価だった。
ここまでのマラソンへの取り組みを振り返り「ケガもあり、やっぱりスピードからマラソンへの移行ができなかった」と、持ち味を生かし切れていないと分析。5000mでしっかりスピードを磨いてマラソンへ向かう算段だっただけに、悔しさが募る。
昨年1月に2時間19分24秒(日本歴代3位)を出したヒューストン・マラソン(米国/2025年1月14日)に照準を定めた新谷。この後は全日本実業団対抗女子駅伝を経てマラソンに向かう。
来年は世界選手権もあるが、「その前に私にはやるべきことがありますし、そこに懸けてくださっている人がいる。正直、世界選手権やロス五輪は考えていません」。悲願のマラソン日本新へ。ここからの4ヵ月弱、ただそのターゲットに向かって突っ走る。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.15
神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに
-
2025.04.14
-
2025.04.14
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.03.23
-
2025.04.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.15
神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに
日本陸連は4月15日、「神戸マラソン2025」がMGCシリーズ2025-26に加盟したと発表した。 MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)シリーズは、前身のJMCシリーズを継承したもので、ポイントにより年間王者を決 […]
2025.04.15
100mH寺田明日香「今季限りで一線を退く」東京世界陸上目指してラストスパート「引退」は使わず
女子100mハードル元日本記録保持者の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が都内で会見を開き、今季限りでの第一線を退く意向を表明した。 冒頭のキャリアを振り返るVTRが流れると、登壇早々から涙を浮かべた寺田。一線を退く意向を […]
2025.04.15
コモディイイダ・高橋舞衣が退職 2月の愛媛マラソンで骨折 「この決断が後に良かったと思えることを信じて」
コモディイイダはは4月15日付で、高橋舞衣が退職すると発表した。2月の愛媛マラソンで骨折し、今後は地元の愛媛で治療とリハビリに専念するという。 高橋は愛媛・今治北高では主要な全国大会への出場はなかったが、松山大では1年時 […]
2025.04.14
東海大が陸上競技場に電子ペーサーを常設! トラック内側に4色点滅のLED325個を配置
東海大陸上部と工学部は4月14日、東海大湘南キャンパス内陸上競技場にLEDライトをトラックの縁に置いてペース設定に合わせて光る「電子ペーサー」を3月から常設したと発表した。国内メーカーによる開発と、陸上競技場への常設は国 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)