◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)3日目
日本インカレの3日目が行われ、男子5000mはスティーブン・ムチーニが13分52秒25で初優勝した。日本人トップは14分05秒82で2位の伊藤大志(早大)だった。
1000mを2分52秒で通過するスローな展開となったレースは、中盤からムチーニの背後に伊藤がピタリとつける展開となった。しかし、残り1500m付近で伊藤が脱落すると、ムチーニの独壇場に。最後は悠々とフィニッシュを駆け抜け、「今日のコンディションは良かったです。タイムよりも優勝が目標でした」と振り返った。
夏合宿の流れからレースに臨んだという伊藤は「競走部として、表彰台と日本人トップは確実に取らないといけないと思っていました」と目標はクリア。だが、ムチーニには離されてしまい、「もう少しつかないといけなかった」と反省も忘れなかった。
草刈恭弓(東海大)が14分07秒36で3位、谷村恒晟(関大)が14分08秒41で4位。学生記録保持者のリチャード・エティーリ(東京国際大)や吉岡大翔(順大)らは欠場した。
このほか、男子4×100mリレーでは優勝した早大が38秒45、2位の東洋大が38秒47でいずれも学生新記録を更新。女子4×100mリレーは甲南大が44秒58で2連覇を飾った。
男子400mハードルの準決勝では好記録が続出。井之上駿太(法大)が48秒46の日本歴代7位、学生歴代5位の快記録で東京世界選手権の参加標準記録を突破した。渡邊脩(日体大)は48秒51で日本歴代8位、学生歴代6位と好走し、下田隼人(東洋大)が48秒59、渕上翔太(早大)が48秒78でともにU20日本記録を塗り替えた。
男女スプリントハードルは順大が席巻した。男子110mハードルは阿部竜希が13秒40(-2.1)、女子100mハードルは本田怜(順大院)が13秒28(-1.3)で優勝。女子円盤投は齋藤真希(東海大)が56m77の大会新で、4年連続5度目の優勝を果たしている。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.25
箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」
-
2025.03.25
-
2025.03.25
-
2025.03.25
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.19
-
2025.03.19
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.25
箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」
関東学生陸上競技連盟は3月25日、箱根駅伝予選会のスタート時刻について、次回から変更すると発表した。 前回までは午前9時35分スタートだったが、第102回大会予選会から午前8時30分スタートと、約1時間前倒しする。 「温 […]
2025.03.25
100mH福部真子「引退しないといけないのかな…」菊池病の公表に葛藤も「あとで後悔したくない」元気な姿アピール
女子100mハードル日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)がインタビューに応じ、昨年末に公表した「菊池病」と発覚した時の状況や、今の調子、復帰に向けた思いを聞いた。 「元気です!見てもらった通り!」。オンラインで画面越 […]
2025.03.25
大阪に約270人の高校生アスリートが集結! 「切磋琢磨していきたい」 3泊4日の全国高体連合宿スタート
2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月25日、大阪・ヤンマースタジアム長居で始まった。全国から選手約270人が参加し、20度を超える汗ばむ陽気の中で打ち解けながら練習に取り組ん […]
2025.03.25
HOKAが「CLIFTON 10」発売に先駆けてイベント 鎧坂哲哉「クッション性とフィット感が良い」
デッカーズジャパンは3月25日、パフォーマンスフットウェア&アパレルブランド「HOKA」の人気シリーズの新作シューズ「CLIFTON 10(クリフトン 10)」の発売に先駆けてメディア向けの商品説明会・トークセッションを […]
2025.03.25
富士通加入の平林樹「世界一になる」鈴木康也は「マラソンで世界へ」
富士通が3月25日、2025年度新加入選手の合同取材会見を開き、男子長距離の篠原倖太朗(駒大)、平林樹(城西大)、鈴木康也(麗澤大)、女子400mハードルの山本亜美(立命大)が登壇した。 城西大の主将を務めた平林は「こう […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報