HOME 国内、世界陸上

2024.09.13

東京世界陸上まであと1年!佐藤拳太郎「世界の選手が東京への思いを持っている。絶対に成功させたい」
東京世界陸上まであと1年!佐藤拳太郎「世界の選手が東京への思いを持っている。絶対に成功させたい」

東京世界陸上1年前イベントに参加した佐藤拳太郎

東京世界選手権開幕まであと1年となった9月13日、東京都は「東京2025世界陸上 1 Year To Go!」を東京・文京区の東京ドームシティ ラクーアガーデンで開催した。

セレモニーに出席したパリ五輪男子4×400mリレー代表の佐藤拳太郎(富士通)は、世界陸上について「世界中の選手が自身のパフォーマンスを発揮する世界最高峰の大会」と語り、来年への思いを乗せた。

昨年のブダペスト世界陸上の男子400m準決勝で、世界記録保持者のウエイド・ファン・ニーケアク(南アフリカ)から「ありがとう」と声をかけられたという。

「『21年の五輪が開催できたのは東京だったから』と言われて、周りにいた選手からも『そのとおりだ』と。ファン・ニーケアク選手は『東京の世界陸上にも行くよ』と言ってくれた。世界各国の選手が東京への思いを持っているので、絶対に成功させたい。選手としてもみなさんの前でいいパフォーマンスを発揮したい」

自身はパリ五輪後、アキレス腱の状態も徐々に快方に向かい、「今が一番練習ができている状態」だという。パリ五輪では個人は予選敗退、メダルを目指した4×400mリレーは「2分58秒50を切って銅メダル以上を」という目標をタイム(2分58秒33)は達成したが、6位にとどまり「メンバー全員が世界との力の差を感じた」と振り返る。

ただ、「それを感じられる位置まで来られた」ことは成長の証。来年に向けて、9月の全日本実業団対抗選手権では200mでスピードを確認し、9月末のYogibo Athletics Challenge Cup400mで東京世界陸上の参加標準記録突破を狙うという。

「競技者としてだけでなく、支えてくれる人たちのお陰で人間として成長できたと強く思う」と語る世界陸上に向けて、新たなスタートを切る。

東京世界選手権開幕まであと1年となった9月13日、東京都は「東京2025世界陸上 1 Year To Go!」を東京・文京区の東京ドームシティ ラクーアガーデンで開催した。 セレモニーに出席したパリ五輪男子4×400mリレー代表の佐藤拳太郎(富士通)は、世界陸上について「世界中の選手が自身のパフォーマンスを発揮する世界最高峰の大会」と語り、来年への思いを乗せた。 昨年のブダペスト世界陸上の男子400m準決勝で、世界記録保持者のウエイド・ファン・ニーケアク(南アフリカ)から「ありがとう」と声をかけられたという。 「『21年の五輪が開催できたのは東京だったから』と言われて、周りにいた選手からも『そのとおりだ』と。ファン・ニーケアク選手は『東京の世界陸上にも行くよ』と言ってくれた。世界各国の選手が東京への思いを持っているので、絶対に成功させたい。選手としてもみなさんの前でいいパフォーマンスを発揮したい」 自身はパリ五輪後、アキレス腱の状態も徐々に快方に向かい、「今が一番練習ができている状態」だという。パリ五輪では個人は予選敗退、メダルを目指した4×400mリレーは「2分58秒50を切って銅メダル以上を」という目標をタイム(2分58秒33)は達成したが、6位にとどまり「メンバー全員が世界との力の差を感じた」と振り返る。 ただ、「それを感じられる位置まで来られた」ことは成長の証。来年に向けて、9月の全日本実業団対抗選手権では200mでスピードを確認し、9月末のYogibo Athletics Challenge Cup400mで東京世界陸上の参加標準記録突破を狙うという。 「競技者としてだけでなく、支えてくれる人たちのお陰で人間として成長できたと強く思う」と語る世界陸上に向けて、新たなスタートを切る。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.21

早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]

NEWS 立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

2024.11.21

立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]

NEWS M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

2024.11.20

M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

神野大地が選手兼監督を務めるM&Aベストパートナーズが来春入社選手として、中大・山平怜生、國學院大・板垣俊佑、城西大・栗原直央の3人が内定した。神野が自身のSNSで内定式の様子を伝えている。 山平は宮城・仙台育英 […]

NEWS 第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

2024.11.20

第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]

NEWS 八王子ロングディスタンスのスタートリスト発表!! 1万m26分台狙うS組は鈴⽊芽吹、遠藤⽇向、羽生拓矢、篠原倖太朗らが出場!

2024.11.20

八王子ロングディスタンスのスタートリスト発表!! 1万m26分台狙うS組は鈴⽊芽吹、遠藤⽇向、羽生拓矢、篠原倖太朗らが出場!

東日本実業団連盟は11月20日、2024八王子ロングディスタンス(11月23日)のスタートリストを発表した。 来年の世界選手権男子10000mの参加標準記録(27分00秒00)の突破を狙う『S組』では、日本の実業団に所属 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top