HOME 国内

2024.08.25

東京五輪代表・中村匠吾が初制覇 勝負どころ見極め、終盤のスパートで底力見せる/北海道マラソン
東京五輪代表・中村匠吾が初制覇 勝負どころ見極め、終盤のスパートで底力見せる/北海道マラソン

中村匠吾(24年ニューイヤー駅伝)

◇北海道マラソン2024(8月25日/大通公園)

ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ(JMCシリーズ)のシリーズⅣG2の北海道マラソン2024が北海道・札幌市の大通公園をスタート、フィニッシュとする42.195kmで行われ、男子は21年東京五輪代表の中村匠吾(富士通)が2時間15分35秒(速報値)で初優勝した。

気温23.1度、湿度83%の中で始まったレース。スタート直後に、4月に行われたボストン8位の森井勇磨(京都陸協)が飛び出した。15km時点で55秒差がついたが、22km付近で中村が2位集団が追いつく。その後スローな展開となり、25kmから30kmは16分52秒とペースは落ちた。

そこからややペースが上がり、レースが動いたのは37km。中村がスパートし、後続を一気に引き離す。勝負どころを見極め、最後は底力を発揮した。

中村は31歳。マラソンは9回目で、優勝は2019年東京五輪マラソン代表選考レース・マラソングランドチャンピオンシップに続く2度目だった。

◇北海道マラソン2024(8月25日/大通公園) ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ(JMCシリーズ)のシリーズⅣG2の北海道マラソン2024が北海道・札幌市の大通公園をスタート、フィニッシュとする42.195kmで行われ、男子は21年東京五輪代表の中村匠吾(富士通)が2時間15分35秒(速報値)で初優勝した。 気温23.1度、湿度83%の中で始まったレース。スタート直後に、4月に行われたボストン8位の森井勇磨(京都陸協)が飛び出した。15km時点で55秒差がついたが、22km付近で中村が2位集団が追いつく。その後スローな展開となり、25kmから30kmは16分52秒とペースは落ちた。 そこからややペースが上がり、レースが動いたのは37km。中村がスパートし、後続を一気に引き離す。勝負どころを見極め、最後は底力を発揮した。 中村は31歳。マラソンは9回目で、優勝は2019年東京五輪マラソン代表選考レース・マラソングランドチャンピオンシップに続く2度目だった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.26

東京世界陸上へ準備は最終段階へ!25年度事業計画を発表「準備・計画から実施のフェーズへ」

東京2025世界陸上財団は3月26日に理事会を開き、2025年度事業計画書を発表した。 9月13日の大会開幕まで半年を切り、「ここまで準備を順調に進めてきた」と武市敬事務総長。計画には「本番に向けての運営トレーニングでの […]

NEWS 世界陸連が300mHを公式種目として承認 ロシア、ベラルーシへの国際大会出場規制は継続

2025.03.26

世界陸連が300mHを公式種目として承認 ロシア、ベラルーシへの国際大会出場規制は継続

世界陸連(WA)は3月24日、25日と中国・南京で理事会を開き、300mハードルを公式種目として承認し、競技規則に記載することを発表した。 日本ではすでに国スポなどで実施されている300mハードルだが、今後は世界陸連の記 […]

NEWS 世界陸連 女子選手に事前資格審査を導入「生物学的に女性選手のみとすることが公平性を保つために不可欠」

2025.03.26

世界陸連 女子選手に事前資格審査を導入「生物学的に女性選手のみとすることが公平性を保つために不可欠」

世界陸連(WA)は3月24日、25日と中国・南京で理事会を開き、トランスジェンダーなどの選手に関する作業部会から出された提言を承認し、女子種目に出場する選手に対して事前資格審査制を導入するとした。 女子カテゴリーでの種目 […]

NEWS 世界リレー 26年はボツワナ、28年はバハマでの開催が決定!  26年世界競歩チーム選手権はブラジルで

2025.03.26

世界リレー 26年はボツワナ、28年はバハマでの開催が決定! 26年世界競歩チーム選手権はブラジルで

世界陸連(WA)は3月24、25日に評議会を開催し、今後の世界大会の開催日時やルールの改定について発表した。 新たに開催場所が決まったのは26年世界リレーと28年世界リレー、26年世界競歩チーム選手権の3大会。26年の世 […]

NEWS 箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」

2025.03.25

箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」

関東学生陸上競技連盟は3月25日、箱根駅伝予選会のスタート時刻について、次回から変更すると発表した。 前回までは午前9時35分スタートだったが、第102回大会予選会から午前8時30分スタートと、約1時間前倒しする。 「温 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top