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2024.08.23

編集部コラム「彼の地で」
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★月陸編集部★

攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第254回「彼の地で(船越陽一郎)

 
憧れのオリンピックの撮影に行って参りました。とは言っても、陸上のみの撮影ではありますが・・・。

大きな大会なので、撮影に関して色々な制限がございまして なかなか大変でした。フォトポジションが設置されておりまして、そのフォトポジションから撮影するのですが 観客席の中にあるフォトポジションから もしくは フィールドの椅子または座椅子が設置してある所から撮影するというシステムでした。基本的にこちらのポジションに座って撮影をするというものでして、日本では走り回って撮影をしておりました私には中々厳しい環境でございました。走ることを私からとってしまいましたら、何にも残らない・・・。四次元ポケットを持たないドラえもんの様なものです・・・。

しかも、そのフォトポジションは 端の方に寄せられていまして、私たちフォトグラファーの前を運営スタッフや競技を終えた選手が行き来しており かなりのストレスをいただきました。(笑)

それだけでも中々のストレスなのに、そのフォトポジションの中にさらにハズレが存在するという恐ろしいシステムであることが後からわかりました。
撮影中にテレビカメラが前に入ってくるという恐ろしいシステム。もはやここまでくるとハズレなんだか、アタリなんだかわかりません。

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業を煮やしたフォトグラファーの方が運営のスタッフにテレビカメラが前にいると撮れないから場所をずらすように言って欲しいとお願いしていました。そのスタッフはテレビカメラのクルーにすぐに伝えに言ってくれたのですが、そのカメラのクルーに、ガー!っと何か言われて こちらを向いて 言われちゃったよ。参ったね!っ的なジェスチャーをしていました。トムとジェリーか!? いやいや、なんとかしてよ!? 結局、何も変わらず・・・。大きな大会ですので、それは仕方のないことなのかもしれませんが・・・。

フォトグラファーのレベルでそんな感じでしたので、きっと選手はもっと大変っだたのではないでしょうか?

憧れの場所というのは大抵が今までにないほどの戦場である事が多いように感じます。そこで、戦える力のない人間には まあまあ地獄に感じるのではないかと思います。
残念な事に私も、まあまあ地獄を感じました・・・。

船越陽一郎(ふなこし・よういちろう)
月刊陸上競技写真部
1974年12月生まれ 172cm ○0kg 福岡県春日市出身
小学生の時に身体が弱く 喘息持ちだったため、鍛えるためにラグビーを始め「走れば治る」が口癖のドSのコーチに肉体改造される。大学までラグビーを続けるも卒業と同時に引退。何を思ったか社会人でボクシングを始める。戦績 3戦3敗(3KO負け) 秘密兵器の左フックを編み出すも、秘密のまま引退。なんじゃかんじゃあって現在に至る。

 

過去の編集部コラムはこちら

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第254回「彼の地で(船越陽一郎)

  憧れのオリンピックの撮影に行って参りました。とは言っても、陸上のみの撮影ではありますが・・・。 大きな大会なので、撮影に関して色々な制限がございまして なかなか大変でした。フォトポジションが設置されておりまして、そのフォトポジションから撮影するのですが 観客席の中にあるフォトポジションから もしくは フィールドの椅子または座椅子が設置してある所から撮影するというシステムでした。基本的にこちらのポジションに座って撮影をするというものでして、日本では走り回って撮影をしておりました私には中々厳しい環境でございました。走ることを私からとってしまいましたら、何にも残らない・・・。四次元ポケットを持たないドラえもんの様なものです・・・。 しかも、そのフォトポジションは 端の方に寄せられていまして、私たちフォトグラファーの前を運営スタッフや競技を終えた選手が行き来しており かなりのストレスをいただきました。(笑) それだけでも中々のストレスなのに、そのフォトポジションの中にさらにハズレが存在するという恐ろしいシステムであることが後からわかりました。 撮影中にテレビカメラが前に入ってくるという恐ろしいシステム。もはやここまでくるとハズレなんだか、アタリなんだかわかりません。 業を煮やしたフォトグラファーの方が運営のスタッフにテレビカメラが前にいると撮れないから場所をずらすように言って欲しいとお願いしていました。そのスタッフはテレビカメラのクルーにすぐに伝えに言ってくれたのですが、そのカメラのクルーに、ガー!っと何か言われて こちらを向いて 言われちゃったよ。参ったね!っ的なジェスチャーをしていました。トムとジェリーか!? いやいや、なんとかしてよ!? 結局、何も変わらず・・・。大きな大会ですので、それは仕方のないことなのかもしれませんが・・・。 フォトグラファーのレベルでそんな感じでしたので、きっと選手はもっと大変っだたのではないでしょうか? 憧れの場所というのは大抵が今までにないほどの戦場である事が多いように感じます。そこで、戦える力のない人間には まあまあ地獄に感じるのではないかと思います。 残念な事に私も、まあまあ地獄を感じました・・・。
船越陽一郎(ふなこし・よういちろう) 月刊陸上競技写真部 1974年12月生まれ 172cm ○0kg 福岡県春日市出身 小学生の時に身体が弱く 喘息持ちだったため、鍛えるためにラグビーを始め「走れば治る」が口癖のドSのコーチに肉体改造される。大学までラグビーを続けるも卒業と同時に引退。何を思ったか社会人でボクシングを始める。戦績 3戦3敗(3KO負け) 秘密兵器の左フックを編み出すも、秘密のまま引退。なんじゃかんじゃあって現在に至る。
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