HOME 国内、海外、五輪

2024.08.05

サニブラウン自己新も決勝にあと一歩届かず!4人が9秒台で決勝ならず五輪・世陸通じて初/パリ五輪
サニブラウン自己新も決勝にあと一歩届かず!4人が9秒台で決勝ならず五輪・世陸通じて初/パリ五輪

男子100mで準決勝4着となり決勝進出を逃したサニブラウン

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)4日目

パリ五輪・陸上競技の4日目のイブニングセッションに行われた男子100m準決勝で、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)は自己新となる9秒96(+0.5)をマークしたものの、組3着。プラスで拾われる2人にも入れなかった。

各組3着以下のプラスで拾われた2人は9秒92のL.M.ジェイコブス(イタリア)と9秒93のK.ベドナレク(米国)。サニブラウンを含め、9秒台を出した4人が決勝に進めないハイレベルだった。

これまでの五輪の決勝進出ラインの最速タイムは東京五輪の10秒00。世界選手権でも10秒00が2度(13年、15年)あった。

五輪、世界選手権を通じて、9秒台を出してファイナルに進めなかったのは史上初のこと。なお、決勝の優勝タイムはノア・ライルズ(米国)の9秒79。入賞者全員が9秒台をマークしているが、これも初めてのことだった。

サニブラウンが「世界はもっと前進している」と話していたように、高速スパイクや高反発トラックの影響もあり、どんどんと全体のレベルが上がっていると印象づけた大会となった。

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)4日目 パリ五輪・陸上競技の4日目のイブニングセッションに行われた男子100m準決勝で、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)は自己新となる9秒96(+0.5)をマークしたものの、組3着。プラスで拾われる2人にも入れなかった。 各組3着以下のプラスで拾われた2人は9秒92のL.M.ジェイコブス(イタリア)と9秒93のK.ベドナレク(米国)。サニブラウンを含め、9秒台を出した4人が決勝に進めないハイレベルだった。 これまでの五輪の決勝進出ラインの最速タイムは東京五輪の10秒00。世界選手権でも10秒00が2度(13年、15年)あった。 五輪、世界選手権を通じて、9秒台を出してファイナルに進めなかったのは史上初のこと。なお、決勝の優勝タイムはノア・ライルズ(米国)の9秒79。入賞者全員が9秒台をマークしているが、これも初めてのことだった。 サニブラウンが「世界はもっと前進している」と話していたように、高速スパイクや高反発トラックの影響もあり、どんどんと全体のレベルが上がっていると印象づけた大会となった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.09.17

世界陸連会長・セバスチャン・コー氏がIOC会長選に立候補 現役時代に男子1500mで2度の金メダル

9月16日、国際オリンピック委員会(IOC)はトーマス・バッハ会長の任期満了に伴って行われる次期会長選に立候補した7人を発表し、世界陸連(WA)のセバスチャン・コー会長が立候補したことを明らかにした。 コー氏は67歳。現 […]

NEWS 世界女王・北口榛花に特製『やり投ハイチュウ』贈呈!「やりより重たい」

2024.09.16

世界女王・北口榛花に特製『やり投ハイチュウ』贈呈!「やりより重たい」

女子やり投でパリ五輪金メダルに輝いた北口榛花(JAL)が9月16日に帰国し、都内で会見を開いた。その席でサプライズが待っていた。 7月16日にサポート契約を結んだ森永製菓から、やり投を模したケースにハイチュウなど、お菓子 […]

NEWS やり投世界一・北口榛花「悩み、もがき続けた1年」五輪金メダルとDLトロフィーとともに凱旋帰国

2024.09.16

やり投世界一・北口榛花「悩み、もがき続けた1年」五輪金メダルとDLトロフィーとともに凱旋帰国

女子やり投の北口榛花(JAL)が9月16日に帰国し、都内で会見を開いた。 光り輝くパリ五輪金メダルとダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルを手に帰国した北口。冒頭で「オリンピックとダイヤモンドリーグ・ファイナルと重要な試合 […]

NEWS 女子やり投アジア選手権入賞の久世生宝が今季限りで引退 「感謝の気持ちでいっぱい」

2024.09.16

女子やり投アジア選手権入賞の久世生宝が今季限りで引退 「感謝の気持ちでいっぱい」

女子やり投の久世生宝(コンドーテック)が9月15日、10月の佐賀国民スポーツ大会を最後に現役引退することを明らかにした。 久世は岡山県出身の29歳。幼少期から陸上に親しみ、中学では短距離が専門。倉敷中央高校進学後、体力強 […]

NEWS 女子やり投・右代織江が引退 08年インターハイ、19年茨城国体優勝

2024.09.16

女子やり投・右代織江が引退 08年インターハイ、19年茨城国体優勝

9月15日、女子やり投の右代織江(アースコンシャス)が自身のSNSを更新。今季限りで現役を引退すことを発表した。 右代は北海道出身の34歳。十種競技日本記録保持者の右代啓祐(国士舘クラブ)を兄に持ち、中学から陸上を始めた […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年10月号 (9月13日発売)

2024年10月号 (9月13日発売)

●Paris 2024 Review
●別冊付録/学生駅伝ガイド 2024 秋
●福井全中Review
●東京世界選手権まであと1年
●落合晃の挑戦

page top