HOME 国内、日本代表、五輪
森本麻里子が女子三段跳日本人初の五輪出場!13m40で貴重な一歩/パリ五輪
森本麻里子が女子三段跳日本人初の五輪出場!13m40で貴重な一歩/パリ五輪

パリ五輪女子三段跳に出場した森本麻里子(オリコ)

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)2日目

パリ五輪・陸上競技2日目のイブニングセッションが行われ、女子三段跳予選B組に出場した森本麻里子(オリコ)は13m40(-0.6)で同組14位にとどまり、予選敗退となった。

日本女子として同種目初の五輪の舞台に立った森本。その記念すべき1回目はファウルとなったが、2回目に13m40と記録を残す。

昨年樹立した日本記録(14m16)付近まで伸ばせば可能性が広がるなか、迎えた最終跳躍は13m19(±0)。決勝進出には届かなかったが、この種目の新たな歴史を開いた功績は大きい。

昨年のブタペスト世界選手権にも出場した森本。今季は3月末に左足首を痛め、4月いっぱいリハビリ生活が続いた。スパイクを履き始めたのが5月に入ってから。懸命なリハビリを経て、6月末の日本選手権に13m64(+0.2)で6連覇を飾り、ワールドランキングでの五輪の舞台を引き寄せた。

「初めてのオリンピックだったのですが、なかなか結果は満足いくものにならなくて、正直悔しい気持ちでいっぱいです」と振り返った森本。ケガからの復帰過程など、支えてくれた周囲への感謝を胸に、「ブダペスト、パリとつながってきたので、来年の東京世界陸上につなげたい」。自国開催の大舞台を、しっかりと見据えた。

広告の下にコンテンツが続きます
◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)2日目 パリ五輪・陸上競技2日目のイブニングセッションが行われ、女子三段跳予選B組に出場した森本麻里子(オリコ)は13m40(-0.6)で同組14位にとどまり、予選敗退となった。 日本女子として同種目初の五輪の舞台に立った森本。その記念すべき1回目はファウルとなったが、2回目に13m40と記録を残す。 昨年樹立した日本記録(14m16)付近まで伸ばせば可能性が広がるなか、迎えた最終跳躍は13m19(±0)。決勝進出には届かなかったが、この種目の新たな歴史を開いた功績は大きい。 昨年のブタペスト世界選手権にも出場した森本。今季は3月末に左足首を痛め、4月いっぱいリハビリ生活が続いた。スパイクを履き始めたのが5月に入ってから。懸命なリハビリを経て、6月末の日本選手権に13m64(+0.2)で6連覇を飾り、ワールドランキングでの五輪の舞台を引き寄せた。 「初めてのオリンピックだったのですが、なかなか結果は満足いくものにならなくて、正直悔しい気持ちでいっぱいです」と振り返った森本。ケガからの復帰過程など、支えてくれた周囲への感謝を胸に、「ブダペスト、パリとつながってきたので、来年の東京世界陸上につなげたい」。自国開催の大舞台を、しっかりと見据えた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

PR

2025.04.16

人間スポーツ科学科を持つ公立高校が「O2Room®」を導入、スポーツコンディショニングの授業に活用

全国区で活躍する部活動もサポート 2016年に創立100周年を迎えた大阪の伝統校でもある府立桜宮高等学校。1980年にこれまでの普通科に加え大阪府内では初めてとなる体育科を新設し、さらに1999年にはスポーツ健康科学科を […]

NEWS 東京世界陸上競歩代表を発表!20km世界記録の山西利和、35km・川野将虎、女子は藤井菜々子、最多6度目の岡田ら

2025.04.16

東京世界陸上競歩代表を発表!20km世界記録の山西利和、35km・川野将虎、女子は藤井菜々子、最多6度目の岡田ら

日本陸連は4月16日、東京世界選手権の競歩代表9名を発表した。 男子20kmは2月の日本選手権を1時間16分10秒の世界新で制した山西利和(愛知製鋼)が4大会連続の代表に内定済みで、同2、3位の丸尾知司(愛知製鋼)、吉川 […]

NEWS 「Tokyo:Speed:Race」に太田智樹、近藤亮太、前田穂南、小林香菜らがエントリー! 海外トップ選手も参加 5月3日に神宮外苑で開催

2025.04.16

「Tokyo:Speed:Race」に太田智樹、近藤亮太、前田穂南、小林香菜らがエントリー! 海外トップ選手も参加 5月3日に神宮外苑で開催

アシックスは4月16日、さまざまなレベルのランナーが自己ベスト更新に挑戦できるレースイベント「Tokyo:Speed:Race」(5月3日)に出場するエリート選手のメンバーを発表した。 同大会はロードレースでは初となるペ […]

NEWS Athlete of The Year賞に北口榛花を選出! 2024年度「実業団陸上of The Year」発表

2025.04.15

Athlete of The Year賞に北口榛花を選出! 2024年度「実業団陸上of The Year」発表

日本実業団陸上競技連合は4月15日、2024年度「実業団陸上of The Year 表彰」の受賞者・受賞チームをホームページで発表し、個人賞のAthlete of The Year賞に8月のパリ五輪女子やり投で、マラソン […]

NEWS 神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに

2025.04.15

神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに

日本陸連は4月15日、「神戸マラソン2025」がMGCシリーズ2025-26に加盟したと発表した。 MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)シリーズは、前身のJMCシリーズを継承したもので、ポイントにより年間王者を決 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top