2024.08.01
◇福岡インターハイ(7月28日~8月1日/福岡・博多の森陸上競技場)4日目
福岡インターハイの4日目が行われ、女子200mは秋澤理沙(東京学館新潟2新潟)が高2歴代7位の23秒82(+1.1)で快勝した。
「準決勝で良い走りができたので、自信を持って走りました。スタートから思い切り行って、最後の100mもそのままの勢いでゴールできました」
調子の良さを感じながら今大会を迎え、2日目の100mで4位に食い込んで自信を深めた。3日目の4×100mリレーは準決勝どまりだったものの、秋澤にとってメイン種目に挑むこの日も好調を維持していた。
予選で24秒24(+0.9)の自己タイ記録をマークすると、準決勝で大台目前となる大幅自己ベストの24秒00(+1.0)。決勝を前に秋澤は「23秒台を狙えるかな」と、自身に期待してスタートラインに立った。
決勝の号砲が鳴ると、6レーンに入った秋澤と、100mを制した8レーンの小針陽葉(富士市立3静岡)が勢いよく、ほぼ同じペースでコーナーを回る。序盤は小針の姿を視界に捉えていたが、「自分の走りに集中しました」という秋澤がわずかにリードして直線へ。あとは懸命に脚を運び、猛追する小針を振り切ってフィニッシュを迎えた。
「ゴールした瞬間は(勝ったのか)どうだろうという感じでしたが、自分が1位とわかった時はうれしかったです」とはにかんだ。
3年前に全中200mで2年生優勝。その後、故障で思うような走りができず、高校生になってからも「それを引きずった」が今季に入ってようやく調子が上がってきたという。
今後について、秋澤は「来年は高校ラストのシーズンなので、ケガをせずにインターハイで2連覇できるようにがんばりたいです」と力を込めた。
小針はわずかに及ばず、23秒91の2位。スプリント2冠を逃し、「100mの疲労もあって予選からうまく走れなくて、準決勝で戻せましたが、決勝は最後に焦って自分の走りができませんでした」と悔し涙があふれた。地元の垣添鈴音(自由ケ丘2福岡)が24秒19で3位に入った。
文/小野哲史
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.16
上海ハーフに前回8位の太田蒼生、國學院大・上原琉翔、青学大の黒田然らエントリー
-
2025.04.15
-
2025.04.14
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.13
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.03.23
-
2025.04.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.16
上海ハーフに前回8位の太田蒼生、國學院大・上原琉翔、青学大の黒田然らエントリー
4月20日に行われる上海ハーフマラソン(4月20日)のエントリーが発表されており、プロランナーとなった青学大卒の太田蒼生(GMOインターネットグループ)が登録した。太田は青学大時代、4年連続で箱根駅伝に出走。3年時は3区 […]
2025.04.16
ダイヤモンドリーグ第1戦厦門に110mH泉谷駿介と村竹ラシッドが登録!サニブラウン、三浦龍司、豊田兼もエントリー
世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)第1戦となる厦門大会(中国/4月26日)のエントリーリストが発表された。 男子110mハードルには、ブダペスト世界選手権5位の泉谷駿介(住友電工)と、パリ五輪5位の村竹ラシッド(JA […]
2025.04.16
人間スポーツ科学科を持つ公立高校が「O2Room®」を導入、スポーツコンディショニングの授業に活用
全国区で活躍する部活動もサポート 2016年に創立100周年を迎えた大阪の伝統校でもある府立桜宮高等学校。1980年にこれまでの普通科に加え大阪府内では初めてとなる体育科を新設し、さらに1999年にはスポーツ健康科学科を […]
2025.04.16
「Tokyo:Speed:Race」に太田智樹、近藤亮太、前田穂南、小林香菜らがエントリー! 海外トップ選手も参加 5月3日に神宮外苑で開催
アシックスは4月16日、さまざまなレベルのランナーが自己ベスト更新に挑戦できるレースイベント「Tokyo:Speed:Race」(5月3日)に出場するエリート選手のメンバーを発表した。 同大会はロードレースでは初となるペ […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)