2024.07.31
◇福岡インターハイ(7月28日~8月1日/福岡・博多の森陸上競技場)3日目
福岡インターハイの3日目が行われ、女子4×100mリレーは中京大中京(愛知)が45秒75で2年ぶりの優勝を飾った。
昨年は出場すらできなかった夏の大舞台で雪辱を果たした。3連覇が懸かった前回は、その道中の東海大会でバトンがつながらずに失格していた中京大中京。「まずは最低限つなぐこと。決勝だからと力まずにいつもの練習通りいこうと話していました」と2走の岡田翠(3年)。その言葉を体現したようなレースだった。
昨年失格となったレースを経験している1走・三輪琉姫(2年)と岡田のバトンパスだ。三輪は「ちょっと失敗してしまいました」と1回でうまく渡らなかったというが、「お互いを信じきれたので、しっかりともらうことができました」と岡田。競り合う展開となりながらも3走の1年生布施一葉へつなぐ。
布勢は「先輩たちの思いがバトンに詰まっていました」と自覚を持ち、コーナーで鋭く加速。トップに立ってバトンパスし、アンカーの坂本茜(2年)が歓喜のフィニッシュラインを駆け抜けた。
「昨年は(東海大会で)バトンを落としてしまって、けんかもたくさんしてきました」と振り返る坂本。今年の優勝を目指して時間あればバトンパスの練習を重ねるなど練習量を増やして精度を高め、「あのギクシャクがあったからこそ、ここまで来られたと思います」と強調する。
途切れた連覇を、来年からは再びつないでいくことができる。下級生が主体のチームでもあり、坂本は「来年も優勝して、連覇したいです」ときっぱり。ここから新たな歴史を刻んでいく。
初優勝を狙った伊奈総合(埼玉)が45秒90で2位、広島皆実(広島)が0.05秒差の3位。連覇が懸かった京都橘(京都)は4位だった。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.26
-
2025.03.26
-
2025.03.26
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
-
2025.03.21
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.26
日本選手権の大会要項と競技実施日が発表! 男子100mは初日に予選、準決勝 2日目に決勝 女子やり投は1日目に実施
日本陸連は3月26日、第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場)の大会要項ならびに競技実施日を発表した。 今年の日本選手権は9月に行われる東京世界選手権の選考会を兼ねて実施される。昨年まではU20日本選手権 […]
2025.03.26
日本選手権まであと100日 キービジュアル第1弾公開! 9月の東京世界陸上代表選考会
日本陸連は3月26日、第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場)まであと100日を迎えて、キービジュアルの第1弾を公開した。 日本選手権の国立競技場の開催は、2005年以来20年ぶりで、今秋の東京世界選手権 […]
2025.03.26
やり投・北口榛花が奄美大島で合宿「初戦までに形を見つけたい」世界選手権連覇へ「プレッシャーはない」
女子やり投の北口榛花(JAL)が合宿先の鹿児島県・奄美大島で会見を開いた。 昨年のパリ五輪で女子トラック&フィールド種目初の金メダルを獲得した北口。2月中旬から約1ヵ月はスペインのテネリフェ島で合宿を積んで一時帰国し、3 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報