日本陸連は7月18日、ペルー・リマで開催されるU20世界選手権の日本代表選手を発表。女子800mで1分59秒93の日本新記録を樹立した久保凛(東大阪大敬愛高2)、男子800m日本選手権覇者の落合晃(滋賀学園高3)ら男子26名、女子14名、計40名が選出された。
男子は落合のほか、100mで高校歴代3位の10秒20をマークしたU20日本選手権王者・西岡尚輝(東海大仰星高3大阪)、男子十種競技で世代をリードする高橋諒(慶大)、U20アジア選手権走高跳銀メダリストの中谷魁聖(福岡第一3)らが選出。U20日本選手権400m、400mハードル2冠の菊田響生(法政二高3神奈川)は高校生3人目の49秒台突入を果たした400mハードルで選ばれた。
中長距離ではU20日本選手権3000m、5000m、3000m障害を制して席巻した佐久長聖高(長野)の濵口大和(3年)、佐々木哲(3年)のコンビに、同高OBで3000m障害高校記録保持者の永原颯磨(順大1)が代表入り。5000mには東洋大ルーキーの松井海斗も選出されている。
このほか両ハードル、10000m競歩、棒高跳、走幅跳はフルエントリーとなったが、投てき種目は登録されなかった。
女子はU20アジア選手権1500m金メダルのドルーリー朱瑛里(津山高)、100mハードルはU20日本選手権1位、2位の髙橋亜珠(筑波大)、林美希(早大)の学生コンビ、U20日本選手権走幅跳を高校歴代6位タイの6m29で制した橋本詩音(静岡雙葉高)が代表入りした。
3000m、5000m、10000m競歩でフルエントリーされたが、スプリント種目では選出されなかった。
この大会の対象年齢は2005年1月1日から2008年12月31日生まれまで。大会は8月27日~31日の5日間の日程で行われる。
U20世界選手権日本代表をチェック!
男子
100m 西岡尚輝(東海大仰星高3大阪)、小室歩久斗(つくば秀英高3茨城) 200m 佐藤克樹(東京学館新潟高2新潟)、若菜敬(佐野高3栃木) 400m 大石亮太(浜松開誠館高3静岡)、白畑健太郎(東洋大1) 800m 落合晃(滋賀学園高3滋賀)、吉澤登吾(桐朋高3東京) 1500m 寺田向希(中大1) 3000m 濵口大和(佐久長聖高3長野)、佐々木哲(佐久長聖高3長野) 5000m 濵口大和(佐久長聖高3長野)、松井海斗(東洋大1) 110mH 山中恭介(法大1)、橋本悠(東農大二高3群馬) 400mH 菊田響生(法政二高3神奈川)、権田浬(早大1) 3000m障害物 永原颯磨(順大1)、佐々木哲(佐久長聖高3長野) 10000m競歩 逢坂草太朗(東洋大1)、吉迫大成(東学大2) 走高跳 中谷魁聖(福岡第一高3福岡) 棒高跳 吉田陸哉(関大2)、村社亮太(日大1) 走幅跳 土屋拓人(聖和学園高3宮城)、大森恵偉音(福岡第一高2福岡) 三段跳 金井晃希(順大2) 十種競技 高橋諒(慶大1)女子
800m 久保凛(東大阪大敬愛高2大阪) 1500m ドルーリー朱瑛里(津山高2岡山) 3000m 山田未唯(名城大2)、鈴木美海(筑波大1) 5000m 山本釉未(立命大1)、水本佳菜(エディオン大阪)※欠場 100mH 林美希(早大1)、髙橋亜珠(筑波大2) 400mH 矢島杏紀(所沢西高3埼玉)、平木陽(大阪成蹊大2) 10000m競歩 奥野紗(浪速高3大阪)、久家すずか(金沢学大1) 走幅跳 橋本詩音(静岡雙葉高3静岡) やり投 櫻井希美(中京大1)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.25
箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」
-
2025.03.25
-
2025.03.25
-
2025.03.25
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.19
-
2025.03.19
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.25
箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」
関東学生陸上競技連盟は3月25日、箱根駅伝予選会のスタート時刻について、次回から変更すると発表した。 前回までは午前9時35分スタートだったが、第102回大会予選会から午前8時30分スタートと、約1時間前倒しする。 「温 […]
2025.03.25
100mH福部真子「引退しないといけないのかな…」菊池病の公表に葛藤も「あとで後悔したくない」元気な姿アピール
女子100mハードル日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)がインタビューに応じ、昨年末に公表した「菊池病」と発覚した時の状況や、今の調子、復帰に向けた思いを聞いた。 「元気です!見てもらった通り!」。オンラインで画面越 […]
2025.03.25
大阪に約270人の高校生アスリートが集結! 「切磋琢磨していきたい」 3泊4日の全国高体連合宿スタート
2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月25日、大阪・ヤンマースタジアム長居で始まった。全国から選手約270人が参加し、20度を超える汗ばむ陽気の中で打ち解けながら練習に取り組ん […]
2025.03.25
HOKAが「CLIFTON 10」発売に先駆けてイベント 鎧坂哲哉「クッション性とフィット感が良い」
デッカーズジャパンは3月25日、パフォーマンスフットウェア&アパレルブランド「HOKA」の人気シリーズの新作シューズ「CLIFTON 10(クリフトン 10)」の発売に先駆けてメディア向けの商品説明会・トークセッションを […]
2025.03.25
富士通加入の平林樹「世界一になる」鈴木康也は「マラソンで世界へ」
富士通が3月25日、2025年度新加入選手の合同取材会見を開き、男子長距離の篠原倖太朗(駒大)、平林樹(城西大)、鈴木康也(麗澤大)、女子400mハードルの山本亜美(立命大)が登壇した。 城西大の主将を務めた平林は「こう […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報