HOME 海外

2024.07.08

ウクライナの妖精・マフチフが2m10!!女子走高跳37年ぶりの世界新樹立「信じられないジャンプ」/DLパリ
ウクライナの妖精・マフチフが2m10!!女子走高跳37年ぶりの世界新樹立「信じられないジャンプ」/DLパリ

23年世界選手権女子走高跳優勝のマフチフ 写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)

世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)・第8戦のパリ大会が7月7日に行われ、女子走高跳でY.マフチフ(ウクライナ)が2m10の世界新記録を樹立した。

マフチフは昨年のブダペスト世界選手権金メダリスト。これまでのベストは室内で跳んだ2m06(21年)だった。この日は1m92を1回目、1m95を2回目、1m98を1回目でそれぞれクリア。2m01は2回目跳んだ。続く2m03を2回目にクリアし、N.オリスラガース(豪州)が跳べずにマフチフの優勝が決まった。

マフチフは自己新となる2m07を2回目にジャンプ。そしてバーを架けた2m10の世界新は1回目で跳んで見せた。従来の世界記録はS.コスタディノワ(ブルガリア)が1987年に跳んだ2m09で、実に37年ぶりに1cm塗り替えた。

「信じられないジャンプでした」とマフチフ。パリ五輪も近いことから、2m07の自己新を跳んだ時点で控える選択もあったようで、「もちろん五輪のほうが大事ですが、心の中でできると信じていた」と挑戦した。欧州選手権前にはケガをしていたが、「戦う準備ができています。オリンピックもすばらしい大会になる。楽しみです」とコメントしている。

世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)・第8戦のパリ大会が7月7日に行われ、女子走高跳でY.マフチフ(ウクライナ)が2m10の世界新記録を樹立した。 マフチフは昨年のブダペスト世界選手権金メダリスト。これまでのベストは室内で跳んだ2m06(21年)だった。この日は1m92を1回目、1m95を2回目、1m98を1回目でそれぞれクリア。2m01は2回目跳んだ。続く2m03を2回目にクリアし、N.オリスラガース(豪州)が跳べずにマフチフの優勝が決まった。 マフチフは自己新となる2m07を2回目にジャンプ。そしてバーを架けた2m10の世界新は1回目で跳んで見せた。従来の世界記録はS.コスタディノワ(ブルガリア)が1987年に跳んだ2m09で、実に37年ぶりに1cm塗り替えた。 「信じられないジャンプでした」とマフチフ。パリ五輪も近いことから、2m07の自己新を跳んだ時点で控える選択もあったようで、「もちろん五輪のほうが大事ですが、心の中でできると信じていた」と挑戦した。欧州選手権前にはケガをしていたが、「戦う準備ができています。オリンピックもすばらしい大会になる。楽しみです」とコメントしている。

【動画】スタジアム大興奮!マフチフの世界新ジャンプ

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

NEWS 栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

2025.01.17

栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]

NEWS 東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

2025.01.17

東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top