HOME 駅伝

2024.07.03

長距離の窪田忍が引退表明 「悔いがない…とは正直言えませんが」 駒大、トヨタ自動車、九電工で活躍
長距離の窪田忍が引退表明 「悔いがない…とは正直言えませんが」 駒大、トヨタ自動車、九電工で活躍

23年ニューイヤー駅伝に出場した窪田忍

7月2日、長距離の窪田忍が自身のSNSを更新し、現役引退することを発表した。

窪田は1991年生まれの32歳。福井・鯖江高から陸上を始め、インターハイや全国高校駅伝に出場。駒大では在学中の4年間、学生駅伝に皆勤出場を果たし、箱根で2度、全日本で1度、出雲では2度区間賞を獲得するなど活躍した。4年時の2013年には出雲と全日本でともにアンカーを務め、優勝のゴールテープを切っている。

卒業後はトヨタ自動車に入社。14年日本選手権10000mで8位入賞を果たしたほか、ニューイヤー駅伝の貢献。21年から九電工に移籍し、今年3月末で退部したことが発表されていた。

窪田はSNSで「本当に突然ですみません」と切り出し、「ここ2、3年で自分が考える最低限のパフォーマンスができなくなり、思うように走れない中でモチベーションの維持ができなくなった」ことを引退の理由として挙げている。

昨年夏からはトレーニングもままならない日々が続き、精神疾患を患ったことも告白。「競技を続けたいと思うまでにはなりましたが、気持ちだけではどうにもならないというのも現実です」と苦しい胸の内を明かした。

それでも、「悔いがない…とは正直言えませんが、ここまで続けてこられたことは誇らしく思います」と綴った窪田。「家族や、これまでお世話になった監督・コーチをはじめ、先輩、チームメイト、後輩、友人、そして陸上競技者としての窪田忍を応援していただいた方々には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました」と感謝の言葉で締めくくった。

7月2日、長距離の窪田忍が自身のSNSを更新し、現役引退することを発表した。 窪田は1991年生まれの32歳。福井・鯖江高から陸上を始め、インターハイや全国高校駅伝に出場。駒大では在学中の4年間、学生駅伝に皆勤出場を果たし、箱根で2度、全日本で1度、出雲では2度区間賞を獲得するなど活躍した。4年時の2013年には出雲と全日本でともにアンカーを務め、優勝のゴールテープを切っている。 卒業後はトヨタ自動車に入社。14年日本選手権10000mで8位入賞を果たしたほか、ニューイヤー駅伝の貢献。21年から九電工に移籍し、今年3月末で退部したことが発表されていた。 窪田はSNSで「本当に突然ですみません」と切り出し、「ここ2、3年で自分が考える最低限のパフォーマンスができなくなり、思うように走れない中でモチベーションの維持ができなくなった」ことを引退の理由として挙げている。 昨年夏からはトレーニングもままならない日々が続き、精神疾患を患ったことも告白。「競技を続けたいと思うまでにはなりましたが、気持ちだけではどうにもならないというのも現実です」と苦しい胸の内を明かした。 それでも、「悔いがない…とは正直言えませんが、ここまで続けてこられたことは誇らしく思います」と綴った窪田。「家族や、これまでお世話になった監督・コーチをはじめ、先輩、チームメイト、後輩、友人、そして陸上競技者としての窪田忍を応援していただいた方々には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました」と感謝の言葉で締めくくった。

【画像】SNSで引退を報告した窪田忍

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

NEWS 栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

2025.01.17

栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]

NEWS 東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

2025.01.17

東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top