HOME 国内、大学、日本代表
110mH村竹ラシッドが圧巻の13秒07!初優勝で五輪切符「ここからがスタート」パリでメダル照準/日本選手権
110mH村竹ラシッドが圧巻の13秒07!初優勝で五輪切符「ここからがスタート」パリでメダル照準/日本選手権

24年日本選手権110mHに13秒07で優勝した村竹ラシッド

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)4日目

パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の4日目に行われた男子110mハードルで、村竹ラシッド(JAL)が13秒07(+0.2)のセカンドベスト、パフォーマンス日本歴代5位タイを叩き出して優勝し、参加標準記録突破+優勝でパリ五輪代表に内定した。

フィニッシュ後は静かにトラックに両手をついた。「声を出したい気持ちはありましたが、ここからがスタートなので(感情を)抑えました」。

「1台目に思いっきり当ててしまってあまりうまくいかなかった」と振り返る村竹。中盤までは高山峻野(ゼンリン)が並びかけるも、中盤からは圧巻だった。「記録に関してもうれしくないです」と、12秒台もちらついたという。そういうレースで13秒0台に「アベレージは上がってきた。まだ3戦目なので積み重ねればもっと記録が出る」と手応えをつかんだ。

3年前の東京五輪前の日本選手権では、参加標準記録を突破して臨んだ決勝で不正スタート失格。その時と同じ7レーンだったが、「まったく気になりませんでした。それよりもこの3年間の自信を積み重ねてきたので余裕と自信をもたらしてくれました」。

この後はダイヤモンドリーグ・パリ大会に、先輩の泉谷とともに出場する。「一足先にパリに」と笑った。

広告の下にコンテンツが続きます

世界と戦うイメージは「できています」。パリ五輪では「12秒台が出せれば。最高のパフォーマンスをして、メダル争いをしたい」と力強く語った。

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)4日目 パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の4日目に行われた男子110mハードルで、村竹ラシッド(JAL)が13秒07(+0.2)のセカンドベスト、パフォーマンス日本歴代5位タイを叩き出して優勝し、参加標準記録突破+優勝でパリ五輪代表に内定した。 フィニッシュ後は静かにトラックに両手をついた。「声を出したい気持ちはありましたが、ここからがスタートなので(感情を)抑えました」。 「1台目に思いっきり当ててしまってあまりうまくいかなかった」と振り返る村竹。中盤までは高山峻野(ゼンリン)が並びかけるも、中盤からは圧巻だった。「記録に関してもうれしくないです」と、12秒台もちらついたという。そういうレースで13秒0台に「アベレージは上がってきた。まだ3戦目なので積み重ねればもっと記録が出る」と手応えをつかんだ。 3年前の東京五輪前の日本選手権では、参加標準記録を突破して臨んだ決勝で不正スタート失格。その時と同じ7レーンだったが、「まったく気になりませんでした。それよりもこの3年間の自信を積み重ねてきたので余裕と自信をもたらしてくれました」。 この後はダイヤモンドリーグ・パリ大会に、先輩の泉谷とともに出場する。「一足先にパリに」と笑った。 世界と戦うイメージは「できています」。パリ五輪では「12秒台が出せれば。最高のパフォーマンスをして、メダル争いをしたい」と力強く語った。

【動画】男子110mH村竹が13秒07!世界レベルのパフォーマンスをチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.28

【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]

NEWS 【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

2025.03.28

【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]

NEWS 3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

2025.03.28

3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]

NEWS 資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

2025.03.28

資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]

NEWS 【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

2025.03.28

【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top