HOME 国内

2024.06.30

アキレス腱断裂から復帰の走高跳・戸邉直人は2m10で12位タイ 「満足感のある試合でした」/日本選手権
アキレス腱断裂から復帰の走高跳・戸邉直人は2m10で12位タイ 「満足感のある試合でした」/日本選手権

アキレス腱断裂からカムバックした男子走高跳の戸邉直人

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)4日目

第108回日本選手権の4日目が行われ、男子走高跳は3年ぶりの出場となった戸邉直人(JAL)は2m10で12位タイだった。

2年前の日本選手権のウォーミング中に左アキレス腱を断裂していた戸邉。日本選手権の舞台に再び戻り、「戻ってこられたことが本当にうれしいので、満足感のある試合でした」と実感を込めた。
 
サブトラックで前日練習をしただけでも「雰囲気の違いを感じました。『戻ってきたな』と感じました」。調子の良さも感じており、大ケガ後の自己ベストとなる2m20を視野に入れていた。

しかし、強雨でアキレス腱を手術した箇所の「機嫌が少し悪くなってしまいました」と話す。2m10を2回目でクリアした後、2m15で力尽きた。

ただ、戸邉の表情には充実感しか感じられない。「来年は東京で世界陸上があります。そこに挑戦できるように、また日本選手権で戦えるようになりたいです」。32歳の闘志はまだまだ衰えていない。

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)4日目 第108回日本選手権の4日目が行われ、男子走高跳は3年ぶりの出場となった戸邉直人(JAL)は2m10で12位タイだった。 2年前の日本選手権のウォーミング中に左アキレス腱を断裂していた戸邉。日本選手権の舞台に再び戻り、「戻ってこられたことが本当にうれしいので、満足感のある試合でした」と実感を込めた。   サブトラックで前日練習をしただけでも「雰囲気の違いを感じました。『戻ってきたな』と感じました」。調子の良さも感じており、大ケガ後の自己ベストとなる2m20を視野に入れていた。 しかし、強雨でアキレス腱を手術した箇所の「機嫌が少し悪くなってしまいました」と話す。2m10を2回目でクリアした後、2m15で力尽きた。 ただ、戸邉の表情には充実感しか感じられない。「来年は東京で世界陸上があります。そこに挑戦できるように、また日本選手権で戦えるようになりたいです」。32歳の闘志はまだまだ衰えていない。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.17

【大会結果】第6回U18アジア選手権(2025年4月15日~18日)

【大会結果】第6回U18アジア選手権(2025年4月15日~18日/サウジアラビア・ダンマーム) 男子 100m(+2.3) 金 清水空跳(星稜高2石川) 10秒38 銀 代泓宇(中国)     10秒39 銅 古綽峰( […]

NEWS 末續慎吾ら参加の「アースグランプリ」が5月に香川で初開催 本気のレースとイベントが共存

2025.04.17

末續慎吾ら参加の「アースグランプリ」が5月に香川で初開催 本気のレースとイベントが共存

アースグランプリ実行委員会は5月17、18日に「アースグランプリ2025Kagawa」を観音寺総合運動公園陸上競技場で開催すると発表した。 同委員会は男子棒高跳の2016年リオデジャネイロ五輪代表の荻田大樹さんが委員長を […]

NEWS 日本体育施設が「作業者の健康を守るため」新たな環境対応型ウレタン材開発 陸上トラックなどに活用

2025.04.17

日本体育施設が「作業者の健康を守るため」新たな環境対応型ウレタン材開発 陸上トラックなどに活用

スポーツ施設の施工・管理・運営を専門とする日本体育施設株式会社が今年1月28日に、同社が開発した環境対応型ポリウレタン系表層材料「レオタンS」が国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)に登録されたことを発表した。 […]

NEWS プーマ史上最速・最軽量の新作ランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3」が4月25日より数量限定発売!

2025.04.17

プーマ史上最速・最軽量の新作ランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3」が4月25日より数量限定発売!

プーマ ジャパンは4月17日、ブランド史上最速のランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3(ファスト アール ニトロ エリート 3)」を4月25日より数量限定で発売することを発表した。 FAST-R […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―93年シュツットガルト―男子マイルリレーで米国が驚異的な世界新!マラソン浅利純子が日本女子初の金

2025.04.17

【世界陸上プレイバック】―93年シュツットガルト―男子マイルリレーで米国が驚異的な世界新!マラソン浅利純子が日本女子初の金

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top