HOME 国内、高校

2024.06.29

菊田響生が400mHで高校歴代2位の49秒77! 女子100mは復調の小針陽葉が11秒74でV/U20日本選手権
菊田響生が400mHで高校歴代2位の49秒77! 女子100mは復調の小針陽葉が11秒74でV/U20日本選手権

U20日本選手権男子400mHで49秒77をマークして優勝した菊田響生(法政二高)

◇第40回U20日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)2日目

U20世界選手権代表選考会を兼ねたU20日本選手権の2日目が行われ、男子400mハードルは菊田響生(法政二高3神奈川)が高校歴代2位、U20歴代6位となる49秒77の大会新記録で優勝を飾った。

衝撃の走りだった。8台目のハードルを越えた時点では3、4番手だった菊田が、先頭を行く渕上翔太(早大)と9台目でほぼ並ぶ形となった。「これはもしかしたら行けるかもしれない」。最後の10台目を越えたところで予感は「確信」に変わった。

自身初の49秒台は為末大が広島皆実高時代にマークした49秒09の高校記録に次ぐ、歴代2位の快記録となった。「49秒台が出るとは思わなかったので、ずっとビックリしています」。

今季の成長ぶりは目を見張るものがある。昨年の自己ベスト51秒66を5月の神奈川県大会で51秒03、6月の南関東大会で50秒56まで縮め、今回に快記録につなげた。「今回も大会前はあまり動けていない感覚があったのですが、本番の力強さは一番の強みだと思っています」と頼もしい。

4位に入った橋本悠(東農大二高3群馬)も50秒49の好記録。しかし、「49秒台は高校生のうちに出しておきたい記録。目の前で出されて悔しいですし、菊田はいつも僕の前を行っている」と悔しさをにじませた。

広告の下にコンテンツが続きます

さらに記録を短縮していくために、歩数を減らすことも見据えている菊田だが、「インターハイではまずは49秒台を出して、優勝することを目標にしたいです」。決して浮かれることなく、夏の決戦に向けて仕上げていく。

女子100mはケガから復調してきている小針陽葉(富士市立高3静岡)が、11秒74(+0.1)で山崎心愛(旭川志峯高2北海道)と記録で並んだが、着差ありで優勝。男子5000mは濵口大和(佐久長聖高3長野)が13分44秒99で学生勢に先着し、同1500mは米国の大学に進学した樋口諒(カンザス大)が競り勝った。女子400mは齋藤朱里(北摂三田高3兵庫)が54秒30で優勝し、女子円盤投は矢野結衣(添上高3奈良)が45m69で逆転した。

◇第40回U20日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)2日目 U20世界選手権代表選考会を兼ねたU20日本選手権の2日目が行われ、男子400mハードルは菊田響生(法政二高3神奈川)が高校歴代2位、U20歴代6位となる49秒77の大会新記録で優勝を飾った。 衝撃の走りだった。8台目のハードルを越えた時点では3、4番手だった菊田が、先頭を行く渕上翔太(早大)と9台目でほぼ並ぶ形となった。「これはもしかしたら行けるかもしれない」。最後の10台目を越えたところで予感は「確信」に変わった。 自身初の49秒台は為末大が広島皆実高時代にマークした49秒09の高校記録に次ぐ、歴代2位の快記録となった。「49秒台が出るとは思わなかったので、ずっとビックリしています」。 今季の成長ぶりは目を見張るものがある。昨年の自己ベスト51秒66を5月の神奈川県大会で51秒03、6月の南関東大会で50秒56まで縮め、今回に快記録につなげた。「今回も大会前はあまり動けていない感覚があったのですが、本番の力強さは一番の強みだと思っています」と頼もしい。 4位に入った橋本悠(東農大二高3群馬)も50秒49の好記録。しかし、「49秒台は高校生のうちに出しておきたい記録。目の前で出されて悔しいですし、菊田はいつも僕の前を行っている」と悔しさをにじませた。 さらに記録を短縮していくために、歩数を減らすことも見据えている菊田だが、「インターハイではまずは49秒台を出して、優勝することを目標にしたいです」。決して浮かれることなく、夏の決戦に向けて仕上げていく。 女子100mはケガから復調してきている小針陽葉(富士市立高3静岡)が、11秒74(+0.1)で山崎心愛(旭川志峯高2北海道)と記録で並んだが、着差ありで優勝。男子5000mは濵口大和(佐久長聖高3長野)が13分44秒99で学生勢に先着し、同1500mは米国の大学に進学した樋口諒(カンザス大)が競り勝った。女子400mは齋藤朱里(北摂三田高3兵庫)が54秒30で優勝し、女子円盤投は矢野結衣(添上高3奈良)が45m69で逆転した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.22

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日/福岡・海の中道海浜公園) ●男子10km 1位 三浦龍司(SUBARU)   28分24秒 2位 井川龍人(旭化成)   28分25秒 3位 塩尻和 […]

NEWS 今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

2025.02.22

今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

第108回日本選手権クロスカントリー、第40回U20日本選手権クロスカントリーは今日2月22日、福岡・海の中道海浜公園の1周2kmのコースを舞台に行われる。 日本選手権は男子が10km、女子が8kmで争われ、男子にはパリ […]

NEWS 編集部コラム「奥が深い」

2025.02.21

編集部コラム「奥が深い」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

2025.02.21

ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

ひらまつ病院は2月16日付で、サンベルクスに所属していた三田眞司が加入したと発表した。 29歳の三田は神奈川県出身。光明学園相模原高では3年時に全国都道府県対抗男子駅伝4区9位と力走。国士大では3年時に全日本大学駅伝で3 […]

NEWS 斎藤将也、不破聖衣来、菖蒲敦司らが欠場を発表/日本選手権クロカン

2025.02.21

斎藤将也、不破聖衣来、菖蒲敦司らが欠場を発表/日本選手権クロカン

福岡クロカン事務局は第108回日本選手権クロスカントリーの2月21日時点での欠場者リストを公開した。 男子では斎藤将也(城西大)や谷本昂士郎(順大)ら5人が新たに欠場を発表。女子は不破聖衣来、新井沙希(ともに拓大)、板井 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top