HOME 海外

2024.06.28

“白人初の9秒台”ルメートルが現役引退を発表 自国開催のパリ五輪前に決断
“白人初の9秒台”ルメートルが現役引退を発表 自国開催のパリ五輪前に決断

男子短距離のクリストフ・ルメートル(フランス)。写真は11年テグ世界選手権

男子短距離のクリストフ・ルメートル(フランス)が現役引退を決めたことがわかった。

34歳のルメートルは、2008年に世界ジュニア選手権200mで金メダルを獲得して国際舞台に頭角を現すと、20歳だった2010年7月のフランス選手権100mで白人選手初の9秒台となる9秒98をマークして世界中の注目を集めた。

翌年のテグ世界選手権では200mで銅メダルを獲得し、100mは4位。そして、2016年のリオ五輪では200mで再び銅メダルに輝いた。このほか欧州選手権100mで2連覇(10年、12年)など、欧州トップスプリンターとして活躍した。生涯ベストは100m9秒92、200m19秒80(いずれも2011年)。

自国開催のパリ五輪出場を目指して現役を続けていたが、出場権獲得は難しい状況に。加えて、地元紙によると5月にふくらはぎに肉離れを起こしたことでその夢が断たれ、シューズを脱ぐ決断に至った。

男子短距離のクリストフ・ルメートル(フランス)が現役引退を決めたことがわかった。 34歳のルメートルは、2008年に世界ジュニア選手権200mで金メダルを獲得して国際舞台に頭角を現すと、20歳だった2010年7月のフランス選手権100mで白人選手初の9秒台となる9秒98をマークして世界中の注目を集めた。 翌年のテグ世界選手権では200mで銅メダルを獲得し、100mは4位。そして、2016年のリオ五輪では200mで再び銅メダルに輝いた。このほか欧州選手権100mで2連覇(10年、12年)など、欧州トップスプリンターとして活躍した。生涯ベストは100m9秒92、200m19秒80(いずれも2011年)。 自国開催のパリ五輪出場を目指して現役を続けていたが、出場権獲得は難しい状況に。加えて、地元紙によると5月にふくらはぎに肉離れを起こしたことでその夢が断たれ、シューズを脱ぐ決断に至った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.17

日本建設工業が「作業者の健康を守るため」新たな環境対応型ウレタン材開発 陸上トラックなどに活用

スポーツ施設の施工・管理・運営を専門とする日本体育施設株式会社が今年1月28日に、同社が開発した環境対応型ポリウレタン系表層材料「レオタンS」が国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)に登録されたことを発表した。 […]

NEWS プーマ史上最速・最軽量の新作ランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3」が4月25日より数量限定発売!

2025.04.17

プーマ史上最速・最軽量の新作ランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3」が4月25日より数量限定発売!

プーマ ジャパンは4月17日、ブランド史上最速のランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3(ファスト アール ニトロ エリート 3)」を4月25日より数量限定で発売することを発表した。 FAST-R […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―93年シュツットガルト―男子マイルリレーで米国が驚異的な世界新!マラソン浅利純子が日本女子初の金

2025.04.17

【世界陸上プレイバック】―93年シュツットガルト―男子マイルリレーで米国が驚異的な世界新!マラソン浅利純子が日本女子初の金

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 駅伝王者に復権した旭化成 選手たちがパフォーマンスを最大限に発揮できた要因とは?
PR

2025.04.17

駅伝王者に復権した旭化成 選手たちがパフォーマンスを最大限に発揮できた要因とは?

1月1日に群馬県で開催された第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で、旭化成は5年ぶりに優勝。最多優勝回数を1つ上積みして「26」とした。7人全員がミスなく走り切り、区間賞2つ、区間2位も2つ。同日付で旭化成陸 […]

NEWS フレイザー・プライスが愛息子の前で激走!運動会の保護者レースで他を圧倒

2025.04.17

フレイザー・プライスが愛息子の前で激走!運動会の保護者レースで他を圧倒

女子短距離のレジェンド、シェリー・アン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)が愛する息子の前で激走した。 元世界女王であり五輪金メダリストのフレイザー・プライスが、17年に出産したジオン君の学校で行われた運動会での保護者レ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top