HOME 国内

2024.06.26

北京世界選手権代表・小原怜が天満屋陸上部を退部「感謝の気持ちでいっぱい」
北京世界選手権代表・小原怜が天満屋陸上部を退部「感謝の気持ちでいっぱい」

19年大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入った小原怜

小原怜の退部コメント全文

「6月30日をもちまして、天満屋女子陸上競技部を退部することといたしました。

16年間、恵まれた出逢いの中で多くの貴重な体験をさせていただきました。会社の方々の支えや応援、スタッフのサポート、先輩方、チームメイト、治療の先生方、なかなか思うように結果を出せない時も、声をかけて頂いたり、お手紙を下さった方々に大きく背中を押され、頑張ろうと前を向くことができました。感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも自分をつくってくれた陸上競技に貢献したいと思っております。
心より感謝申し上げます」

小原怜のマラソン全成績

2015.3. 8 名古屋ウィメンズ 119位 3時間05分21秒
2016.3.13 名古屋ウィメンズ 3位  2時間23分20秒
2018.3.11 名古屋ウィメンズ 8位  2時間27分44秒
2018.9.16 ベルリン     10位  2時間27分29秒
2019.1.27 大阪国際女子   2位  2時間25分46秒
2019.9.15 MGC        3位  2時間29分06秒
2020.1.26 大阪国際女子   13位  2時間28分12秒
2021.3.14 名古屋ウィメンズ 18位  2時間32分03秒

天満屋は6月26日、所属する小原怜が6月末をもって陸上部を退部することを発表した。 小原は1990年生まれの33歳。岡山・倉敷西中から陸上を始め、当初は800mの選手として活躍。興譲館高1年時の06年兵庫国体では少年B800mで2位となり、全国初入賞を果たしている。さらに、同年の全国高校駅伝では4区を務め、2学年上の高島由香(現・資生堂)らとともに準優勝に貢献。2年目からは徐々に距離を延ばし、インターハイ800m3位、1500m4位と2種目に入賞した。 3年ではインターハイ1500m3位に入ったほか、秋の国体5000mに優勝。冬の全国高校駅伝では1区で区間賞を獲得し、同世代の長距離をリードするランナーへと成長したほか、高校2年で世界ユース選手権、高3には世界ジュニア選手権に日本代表として出場した。 高校卒業後は地元の天満屋に入社。入社2年目には全日本実業団対抗女子駅伝のチーム初Vのメンバーとして名を連ねると、翌年にアジア選手権1500m、5000mともに7位入賞を果たす。15年には日本選手権10000mで3位となり、同年の北京世界選手権に出場している。 マラソンは2度目の挑戦となった16年名古屋ウィメンズで2時間23分20秒をマークしたものの、田中智美(第一生命グループ)に1秒差で敗れ、リオ五輪代表を逃した。その後、19年大阪国際女子でも2時間25分46秒で日本人トップの2位に入るなどしたが、同年のMGCでは2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)と4秒差の3位に止まり、東京五輪代表を射止めることはできなかった。 20年以降は故障なども重なり、21年の名古屋ウィメンズで2時間32分03秒の18位となってからは、主要な大会から遠ざかってた。 小原は退部にあたり「なかなか思うように結果を出せない時も、声をかけて頂いたり、お手紙を下さった方々に大きく背中を押され、頑張ろうと前を向くことができました。感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。今後は天満屋に残り、さまざまな業務に挑戦することも発表され、「これからも自分をつくってくれた陸上競技に貢献したいと思っております」と綴っている。

小原怜の退部コメント全文

「6月30日をもちまして、天満屋女子陸上競技部を退部することといたしました。 16年間、恵まれた出逢いの中で多くの貴重な体験をさせていただきました。会社の方々の支えや応援、スタッフのサポート、先輩方、チームメイト、治療の先生方、なかなか思うように結果を出せない時も、声をかけて頂いたり、お手紙を下さった方々に大きく背中を押され、頑張ろうと前を向くことができました。感謝の気持ちでいっぱいです。 これからも自分をつくってくれた陸上競技に貢献したいと思っております。 心より感謝申し上げます」

小原怜のマラソン全成績

2015.3. 8 名古屋ウィメンズ 119位 3時間05分21秒 2016.3.13 名古屋ウィメンズ 3位  2時間23分20秒 2018.3.11 名古屋ウィメンズ 8位  2時間27分44秒 2018.9.16 ベルリン     10位  2時間27分29秒 2019.1.27 大阪国際女子   2位  2時間25分46秒 2019.9.15 MGC        3位  2時間29分06秒 2020.1.26 大阪国際女子   13位  2時間28分12秒 2021.3.14 名古屋ウィメンズ 18位  2時間32分03秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.22

田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設

来春、開幕する陸上リーグ「グランドスラム・トラック」の“レーサー”として、女子中長距離の田中希実(New Balance)が契約したと発表された。 同大会は1990年代から2000年代に男子短距離で活躍したマイケル・ジョ […]

NEWS 早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

2024.11.21

早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]

NEWS 立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

2024.11.21

立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]

NEWS M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

2024.11.20

M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

【写真】M&Aベストパートナーズ陸上部内定式の様子をチェック! 先日はMABP陸上部新卒入社選手の内定式。@MABP_athletes 板垣俊佑 選手(國學院大学)栗原直央 選手(城西大学)山平怜生 選手(中央大 […]

NEWS 第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

2024.11.20

第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top