2024.06.17
◇インターハイ南関東地区大会(6月14~17日/東京・駒沢陸上競技場、大井陸上競技場)4日目
夏の福岡インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の4日目が行われ、男子110mハードルで古賀ジェレミー(東京2)が優勝した。村竹ラシッド(松戸国際3千葉、現・JAL)の大会記録に並ぶ13秒91(−0.4)。インターハイを連覇した古谷拓夢(相洋・神奈川)の高2最高を11年ぶりに0.01秒塗り替えた。
「スタートが良かった」と振り返るように、7歩で攻めたアプローチから他を圧倒。グングンと加速する。課題としている7台目も「グッといけた」。
タイマーを確認すると「え?」と驚きの表情。「都大会のときに13秒台を出したいと話していたので、達成できてよかったです」と笑顔が弾けた。
予選(14.40)、準決勝(14秒36)は満足のいく走りができず「不安もありました」。それでも、「先生から『ジェレミーは強いから楽しんでこい』と言われて、自信を取り戻しました」。
昨年の鹿児島国体ではU20規格で13秒92をマークして優勝。一躍、注目のハードラーとなった。それにより「悩むこともあった」そうだが、目先のプレッシャーではなく「オリンピックで活躍するような選手を目指す」と高みを目指すことでチャレンジャー精神を取り戻した。
13秒91は高校歴代でも6位タイ。インターハイでは「来年、高校記録(13秒69)を塗り替えたいので、(今年は)13秒8を目指して精進します。笑顔で恩返しができるように」と意気込みを語った。
世界の頂も見えるほど活況続くスプリントハードルに、また新たなハードラーが誕生した。
全国インターハイは7月28日から8月1日に福岡・博多の森陸上競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
男子110mH高校歴代10傑
13.69 1.4 西徹朗(名古屋3愛知) 2021. 8. 1 13.83 0.7 古谷拓夢(相洋3神奈川) 2014.10. 3 13.85 1.4 金井直(川崎橘3神奈川) 2015. 8. 2 13.85 0.4 近藤翠月(新潟産大附3新潟)2020.11. 3 13.91 1.1 森戸信陽(市船橋3千葉) 2017.10.29 13.91 -0.1 村竹ラシッド(松戸国際3千葉)2019. 6.17 13.91 −0.4 古賀ジェレミー(東京2東京)2024. 6.17 13.93 0.9 泉谷駿介(武相3神奈川) 2017.10.15 13.93 2.0 小池綾(大塚3大阪) 2021. 6. 6 13.95 -1.6 藤原孝輝(洛南3京都) 2020.11. 6 13.95 1.4 樋口隼人(松山3埼玉) 2021. 8. 1男子110mH高2歴代5傑
13.91 −0.4 古賀ジェレミー(東京・東京)2024. 6.17 13.92 0.4 古谷拓夢(相洋・神奈川) 2013. 8. 3 13.97 0.9 藤原孝輝(洛南・京都) 2019. 6.16 14.02 2.0 近藤翠月(新潟産大附・新潟)2019. 7.14 14.05 0.3 高橋遼将(中京大中京・愛知)2020. 7.19
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