HOME 海外

2024.06.17

ワニョニイが800m歴代3位の1分41秒70 オマニャラ9秒79 キピエゴンは1500m、5000mで五輪代表に
ワニョニイが800m歴代3位の1分41秒70 オマニャラ9秒79 キピエゴンは1500m、5000mで五輪代表に

23年世界選手権800m銀メダルのワニョニイ

6月14~15日、ケニア・ナイロビでケニアの五輪選考会が開催され、男子800mではブダペスト世界選手権銀メダルのE.ワニョニイが世界歴代3位の1分41秒70で優勝した。

19歳のワニョニイは、昨年の世界選手権銀メダリスト。ダイヤモンドリーグ・ファイナルでは自己記録(当時)の1分42秒80で1位に輝き、すでに世界のトップの仲間入りを果たしている。

レースでは200mから先頭を引っ張るフロントランで、1周を50秒あたりで通過すると、そのままスピードを緩めることなくフィニッシュした。また2位のW.キニャマルが1分42秒50で2位。K.キダリも1分42秒66で3位と1分42秒台で続き、五輪代表に決まった。

一方、東京五輪、22年世界選手権で金メダルを獲得しているE.コリルは、ケガからの回復が思わしくなく予選6着で敗退している。

女子1500mでは世界記録保持者のF.キピエゴンが今大会でシーズンイン。1500mは3分53秒98、5000mは14分46秒28で両種目を制した。5000mはオレゴン世界選手権銀、ブダペスト世界選手権銅メダルのB.チェベトが14分52秒55で2位、ドーハ世界選手権銀メダルのM.C.キプケンボイが14分59秒39で3位となった。

男子100mはブダペスト世界選手権7位のF.オマニャラが今季世界最高、自身2度目の9秒7台となる9秒79(+1.5)で圧勝した。女子800mはL.オディラが1分59秒27で、ブダペスト世界選手権金メダルのM.モラーを破って優勝。モラーは1分59秒35で2位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

男子1500mは19歳のR.K.チェルイヨットが3分35秒63で1位。同5000mはかつて小森コーポレーションに所属していたR.ケモイが13分27秒20で制して、16年リオ以来の代表に内定したほか、GMOインターネット所属のJ.クロップが13分27秒54で2位に入った。

また、10000mについては5月のプレフォンテーン・クラシック(米国)をトライアルとして実施し、6月13日に五輪代表をケニア陸連が発表。男子はD.マテイコ、N.キプコリル、九電工所属のB.コエチ、女子は世界記録を樹立したB.チェベト、L.K.レンゲルク、M.C.キプケンボイの各3選手が選出された。

6月14~15日、ケニア・ナイロビでケニアの五輪選考会が開催され、男子800mではブダペスト世界選手権銀メダルのE.ワニョニイが世界歴代3位の1分41秒70で優勝した。 19歳のワニョニイは、昨年の世界選手権銀メダリスト。ダイヤモンドリーグ・ファイナルでは自己記録(当時)の1分42秒80で1位に輝き、すでに世界のトップの仲間入りを果たしている。 レースでは200mから先頭を引っ張るフロントランで、1周を50秒あたりで通過すると、そのままスピードを緩めることなくフィニッシュした。また2位のW.キニャマルが1分42秒50で2位。K.キダリも1分42秒66で3位と1分42秒台で続き、五輪代表に決まった。 一方、東京五輪、22年世界選手権で金メダルを獲得しているE.コリルは、ケガからの回復が思わしくなく予選6着で敗退している。 女子1500mでは世界記録保持者のF.キピエゴンが今大会でシーズンイン。1500mは3分53秒98、5000mは14分46秒28で両種目を制した。5000mはオレゴン世界選手権銀、ブダペスト世界選手権銅メダルのB.チェベトが14分52秒55で2位、ドーハ世界選手権銀メダルのM.C.キプケンボイが14分59秒39で3位となった。 男子100mはブダペスト世界選手権7位のF.オマニャラが今季世界最高、自身2度目の9秒7台となる9秒79(+1.5)で圧勝した。女子800mはL.オディラが1分59秒27で、ブダペスト世界選手権金メダルのM.モラーを破って優勝。モラーは1分59秒35で2位だった。 男子1500mは19歳のR.K.チェルイヨットが3分35秒63で1位。同5000mはかつて小森コーポレーションに所属していたR.ケモイが13分27秒20で制して、16年リオ以来の代表に内定したほか、GMOインターネット所属のJ.クロップが13分27秒54で2位に入った。 また、10000mについては5月のプレフォンテーン・クラシック(米国)をトライアルとして実施し、6月13日に五輪代表をケニア陸連が発表。男子はD.マテイコ、N.キプコリル、九電工所属のB.コエチ、女子は世界記録を樹立したB.チェベト、L.K.レンゲルク、M.C.キプケンボイの各3選手が選出された。

【動画】世界歴代3位! ワニョニイの走りをチェック!

男子800m世界歴代10傑

1.40.91 D.ルディシャ(ケニア)   2012. 8. 9 1.41.11 W.キプケテール(デンマーク)1997. 8.24 1.41.70 E.ワニョニイ(ケニア)   2024. 6.15 1.41.73 S.コー(英国)       1981. 6.10 1.41.73 N.アモス(ボツワナ)    2012. 8. 9 1.41.77 J.クルス(ブラジル)    1984. 8.26 1.42.05 E.コリル(ケニア)     2018. 7.22 1.42.23 A.カキ(スーダン)     2010. 6. 4 1.42.28 S.コスケイ(ケニア)    1984. 8.26 1.42.34 W.ブンゲイ(ケニア)    2002. 9. 8 1.42.34 D.ブレイジャー(米国)   2019.10. 1

【動画】オマニャラ9秒79で圧勝!

次ページ:

ページ: 1 2 3

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

PR

2025.04.16

人間スポーツ科学科を持つ公立高校が「O2Room®」を導入、スポーツコンディショニングの授業に活用

全国区で活躍する部活動もサポート 2016年に創立100周年を迎えた大阪の伝統校でもある府立桜宮高等学校。1980年にこれまでの普通科に加え大阪府内では初めてとなる体育科を新設し、さらに1999年にはスポーツ健康科学科を […]

NEWS 東京世界陸上競歩代表を発表!20km世界記録の山西利和、35km・川野将虎、女子は藤井菜々子、最多6度目の岡田ら

2025.04.16

東京世界陸上競歩代表を発表!20km世界記録の山西利和、35km・川野将虎、女子は藤井菜々子、最多6度目の岡田ら

日本陸連は4月16日、東京世界選手権の競歩代表9名を発表した。 男子20kmは2月の日本選手権を1時間16分10秒の世界新で制した山西利和(愛知製鋼)が4大会連続の代表に内定済みで、同2、3位の丸尾知司(愛知製鋼)、吉川 […]

NEWS 「Tokyo:Speed:Race」に太田智樹、近藤亮太、前田穂南、小林香菜らがエントリー! 海外トップ選手も参加 5月3日に神宮外苑で開催

2025.04.16

「Tokyo:Speed:Race」に太田智樹、近藤亮太、前田穂南、小林香菜らがエントリー! 海外トップ選手も参加 5月3日に神宮外苑で開催

アシックスは4月16日、さまざまなレベルのランナーが自己ベスト更新に挑戦できるレースイベント「Tokyo:Speed:Race」(5月3日)に出場するエリート選手のメンバーを発表した。 同大会はロードレースでは初となるペ […]

NEWS Athlete of The Year賞に北口榛花を選出! 2024年度「実業団陸上of The Year」発表

2025.04.15

Athlete of The Year賞に北口榛花を選出! 2024年度「実業団陸上of The Year」発表

日本実業団陸上競技連合は4月15日、2024年度「実業団陸上of The Year 表彰」の受賞者・受賞チームをホームページで発表し、個人賞のAthlete of The Year賞に8月のパリ五輪女子やり投で、マラソン […]

NEWS 神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに

2025.04.15

神戸マラソンがMGCシリーズ加盟 愛知アジア大会、ロス五輪代表の選考へつながるレースに

日本陸連は4月15日、「神戸マラソン2025」がMGCシリーズ2025-26に加盟したと発表した。 MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)シリーズは、前身のJMCシリーズを継承したもので、ポイントにより年間王者を決 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top