2024.06.17
◇インターハイ北関東地区大会(6月14~17日/東京・駒沢陸上競技場、大井陸上競技場)3日目
福岡インターハイを懸けた北関東地区大会の3日目が行われ、男子800mでは山鹿快琉(前橋育英3群馬)が1分49秒75の大会新記録で優勝を飾った。
「楽しむレースができればいいと思っていました。こういった結果で終われたのはうれしいです」。試合後、笑顔で振り返った山鹿は充実感を漂わせた。
決勝のレースは「大会新を狙ったというよりは勝つレースをしたいと思いました」と言う関朝陽(東農大三3埼玉)が先行し、400mを54秒で通過。背後につけていた山鹿が残り300mで前に出る。
「(関が)前に出ることは想定していませんでした。残り300mからは負けても良いつもりで行きました」。そのまま快調に逃げて、自身初となる1分50秒切りを果たした。
41年ぶりに群馬県高校記録を0.22秒更新し、「更新することが目標だったのでうれしいです」。一方で、直後の南関東地区大会でフェリックス・ムティアニ(山梨学院2山梨)が1分48秒95をマークしており、「上には上がいることがわかった大会でもありました」と冷静だ。
「スピード練習の一環」と捉える400mでは2位(47秒81)。悔しさはあまり感じず、「800mへのプラスになりました」と話す。
今季の800mでは落合晃(滋賀学園3滋賀)が1分46秒54の高校新記録を叩き出している。山鹿は「少しずつ追いついていけるように努力したいです。北関東で勝ったからといって、浮かれている時間はありません」と気を引き締めていた。
このほか、男子200mでは若菜敬(佐野3栃木)が21秒77(-3.0)で2連覇を飾り、男子やり投は海蓋恋大(埼玉栄3埼玉)が62m55が競り勝った。女子200mは柴田弥聖(茨城キリスト2茨城)が24秒66(-1.5)で400mとの2冠を果たし、女子走幅跳は成澤柚日(共愛学園2群馬)が5m99(+0.5)で2連覇している。
全国インターハイは7月28日から8月1日に福岡・博多の森陸上競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
インターハイ北関東大会優勝者一覧をチェック!
●男子 100m 小室歩久斗(つくば秀英3茨城) 10秒50(-0.8) 200m 若菜敬(佐野3栃木) 21秒77(-3.0) 400m 印南智史(小山3栃木) 47秒57 800m 山鹿快琉(前橋育英3群馬) 1分49秒75=大会新 1500m 曽我瑛(東農大二2群馬) 4分03秒89 5000m 井坂光(水戸葵陵3茨城) 14分27秒97 400mH 橋本悠(東農大二3群馬) 51秒08 5000mW 六本木直斗(樹徳3群馬) 22分40秒85 4×100mR つくば秀英(茨城)40秒20=大会新 走高跳 大塚隆道(茨城高専3茨城) 2m01 棒高跳 齋藤成輝(樹徳2群馬) 4m70 走幅跳 二村颯汰(作新学院2栃木) 7m26(+0.9) m ハンマー投 富田凉桜(進修館3埼玉) 59m42 やり投 海蓋恋大(埼玉栄3埼玉) 62m55 八種競技 神永昂季(宇都宮南3栃木) 5414点 [adinserter block="4"] ●女子 100m 村上珠梨(作新学院3栃木) 12秒00(-0.6) 200m 柴田弥聖(茨城キリスト2茨城) 24秒66(-1.5) 400m 柴田弥聖(茨城キリスト2茨城) 55秒42 800m 長島彩音(宇都宮文星女1栃木) 2分14秒87 1500m 成瀬結菜(昌平3埼玉) 4分28秒94 400mH 矢島杏紀(所沢西3埼玉) 1分01秒01 5000mW 宮崎絢香(宇都宮女3栃木) 24分44秒72 4×100mR 伊奈総合(埼玉) 46秒44 走高跳 髙橋美月(埼玉栄3埼玉) 1m76 棒高跳 渡邊紗莱(大宮東2埼玉) 3m80 走幅跳 成澤柚日(共愛学園2群馬) 5m99(+0.5) 円盤投 藤田結愛(東洋大牛久2茨城) 42m26 ハンマー投 大渕愛華(進修館3埼玉) 46m78 やり投 佐藤和奏(花咲徳栄3埼玉) 46m35
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