2024.06.17
◇インターハイ南九州地区大会(6月13~16日/宮崎・県総合運動公園)4日目
福岡インターハイの出場権を懸けた南九州大会の4日目(最終日)が行われ、男子110mハードルは髙城昊紀(宮崎西1)が高1最高記録、大会新記録となる14秒07(+0.5)で優勝した。
宮崎県大会で14秒13の高1最高タイ記録をマークした髙城の勢いが止まらない。準決勝で再び14秒13(-0.4)を出して大会記録を塗り替えると、決勝ではさらに0.06秒更新した。昨年の全中を中学新記録で制したルーキーはその強さをまたも披露。2位には先輩の田村英大(3年)が自己ベストの14秒32で食い込み、宮崎西勢がワン・ツーフィニッシュを果たした。
また、女子100mハードルも1年生の楠田ゆうな(鹿児島女)が14秒41(-0.5)で優勝している。
女子200mは木原万里花(宮崎北3)が25秒16(-3.1)で1位。木原はアンカーを務めた4×400mリレーも3分50秒87で優勝に貢献し、2日目の100mと4×100mリレーと合わせてスプリント4冠を達成した。
男子4×400mリレーは、序盤からリードした熊本工(熊本)が3分12秒58でV。上位5人が45m以上をマークした男子円盤投は塚田駿輔(鹿児島南3)が48m92で制し、2位には後輩の濵田琉輝(鹿児島南2)が47m46で続いた。
女子走高跳では西川雛羽(鹿児島2)は1m67で2連覇。女子3000mは上柳凜(宮崎日大3)が9分26秒06で制した。
学校対抗総合は男子が93点を挙げた鹿児島南、女子は71点の鹿児島が優勝した。
全国インターハイは7月28日から8月1日に福岡・博多の森陸上競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
インターハイ南九州大会優勝者一覧をチェック!
●男子 100m 山田蒼士(加治木2鹿児島) 10秒51(+3.1) 200m 狩集徠羽(鹿児島南3鹿児島) 21秒65(-1.9) 400m 金城篤哉(鹿児島南3鹿児島) 48秒16 800m 永田悠大(球磨工3熊本) 1分55秒38 1500m 藤井雄大(宮崎日大1宮崎) 4分01秒42 5000m 椙山一颯(九州学院3熊本) 14分17秒32 110mH 髙城昊紀(宮崎西1宮崎) 14秒07=大会新 400mH 平松希叶(鹿児島2鹿児島) 51秒98 3000m障害 城間大空(小林3宮崎) 9分07秒26 5000m競歩 楠岡史朗(慶誠3宮崎) 22分15秒86 4×100mR 鹿児島南(鹿児島) 40秒56 4×400mR 熊本工(熊本) 3分12秒58 走高跳 畝地雄大(鹿児島南2鹿児島) 1m99 走幅跳 藤森駿(都城泉ヶ丘2宮崎) 7m10(+2.2) 三段跳 有薗優乃介(宮崎工3宮崎) 14m25(+0.6) 棒高跳 結城咲翔(宮崎第一3宮崎) 4m60 砲丸投 奥間政和(那覇西3沖縄) 15m04 円盤投 塚田駿輔(鹿児島南3鹿児島) 48m92 ハンマー投 安達航琉(宮崎工3宮崎) 57m34 やり投 赤嶺勝永(那覇西3沖縄) 63m54 八種競技 三森咲大朗(宮崎工3宮崎) 5441点(追い風参考) 男子総合 鹿児島南(鹿児島) 93点 [adinserter block="4"] ●女子 100m 木原万里花(宮崎北3宮崎) 11秒81(+2.9) 200m 木原万里花(宮崎北3宮崎) 25秒16(-3.1) 400m 牛島未來(熊本商1熊本) 56秒10 800m 野口紗喜音(神村学園2鹿児島) 2分13秒93 1500m 野口紗喜音(神村学園2鹿児島) 4分24秒51 3000m 上柳凜(宮崎日大3宮崎) 9分26秒06 100mH 楠田ゆうな(鹿児島女1鹿児島) 14秒41(-0.5) 400mH 佃華月(鹿児島南3鹿児島) 60秒76 5000m競歩 東里穂(鹿児島3鹿児島) 25分18秒14 4×100mR 宮崎北(宮崎) 47秒02 4×400mR 宮崎北(宮崎) 3分50秒87 走高跳 西川雛羽(鹿児島3鹿児島) 1m67 棒高跳 志賀日向子(阿蘇中央3熊本) 3m60=大会新 走幅跳 喜久里彩吹(那覇国際3沖縄) 5m74(+0.4) 三段跳 喜久里彩吹(那覇国際3沖縄) 12m39(+1.3) 砲丸投 持永彩那(都城商3宮崎) 12m53 円盤投 松元美春(出水2鹿児島) 37m51 ハンマー投 椎葉七海(熊本国府3熊本)47m14 やり投 根間結花(那覇西3沖縄) 48m18 七種競技 吉澤菜々美(熊本商2熊本) 4103点 女子総合 鹿児島(鹿児島) 71点
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.25
箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」
-
2025.03.25
-
2025.03.25
-
2025.03.25
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.19
-
2025.03.19
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
-
2025.03.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.25
箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」
関東学生陸上競技連盟は3月25日、箱根駅伝予選会のスタート時刻について、次回から変更すると発表した。 前回までは午前9時35分スタートだったが、第102回大会予選会から午前8時30分スタートと、約1時間前倒しする。 「温 […]
2025.03.25
100mH福部真子「引退しないといけないのかな…」菊池病の公表に葛藤も「あとで後悔したくない」元気な姿アピール
女子100mハードル日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)がインタビューに応じ、昨年末に公表した「菊池病」と発覚した時の状況や、今の調子、復帰に向けた思いを聞いた。 「元気です!見てもらった通り!」。オンラインで画面越 […]
2025.03.25
大阪に約270人の高校生アスリートが集結! 「切磋琢磨していきたい」 3泊4日の全国高体連合宿スタート
2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月25日、大阪・ヤンマースタジアム長居で始まった。全国から選手約270人が参加し、20度を超える汗ばむ陽気の中で打ち解けながら練習に取り組ん […]
2025.03.25
HOKAが「CLIFTON 10」発売に先駆けてイベント 鎧坂哲哉「クッション性とフィット感が良い」
デッカーズジャパンは3月25日、パフォーマンスフットウェア&アパレルブランド「HOKA」の人気シリーズの新作シューズ「CLIFTON 10(クリフトン 10)」の発売に先駆けてメディア向けの商品説明会・トークセッションを […]
2025.03.25
富士通加入の平林樹「世界一になる」鈴木康也は「マラソンで世界へ」
富士通が3月25日、2025年度新加入選手の合同取材会見を開き、男子長距離の篠原倖太朗(駒大)、平林樹(城西大)、鈴木康也(麗澤大)、女子400mハードルの山本亜美(立命大)が登壇した。 城西大の主将を務めた平林は「こう […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報