2024.06.16
◇インターハイ四国地区大会(6月15日~17日/高知・春野総合運動公園陸上競技場)1日目
福岡インターハイを懸けた四国地区大会が開幕。初日はトラック9種目、フィールド6種目で決勝が行われ、男子3種目、女子2種目で大会新記録が生まれた。
女子400mでは長町碧泉(鳴門3徳島)が9年ぶりの大会新となる54秒56で優勝。従来の大会記録を1秒23も上回った。
「54秒台を出すつもりで走ったので、素直にうれしいです」と言う長町。「去年よりスピードが上がりました」とスタート直後から快調な走りを見せると、得意の後半でも勢いが衰えることはなかった。
昨年のインターハイは200mと400mで出場して準決勝敗退。4×400mリレーでは予選敗退に終わった。今年は400mで優勝、200mで入賞を狙っている。2日目以降には200mと4×400mリレーに出場予定。5位入賞を果たした4×100mリレーと合わせて4種目でのインターハイ出場を目指す。
女子1500mでは四国記録保持者の穗岐山芽衣(山田3高知)が4分24秒52で大会記録を20年ぶりに更新。県大会で左太腿を痛めて本調子ではなかったが、ラスト200mで集団から抜け出した。3000mとの2年連続2冠の期待も懸かるが、まずはインターハイの出場権を確実に狙う。
男子では4×100mリレーで四学香川西が40秒23で大会新記録V。同校が2018年に記録した四国高校記録まで0.05秒に迫り、昨年の決勝で途中棄権に終わった悔しさを晴らした。昨年に続いて4走を担った主将の本多絢翔(3年)は「四国新記録を出して1位になれるように頑張りたい」と力強く語った。
四学香川西は男子110mハードルでも酒井大輔(2年)が14秒34(±0)の大会新記録で優勝。「大会新記録(14秒47)だけを狙っていた」と宣言通りの結果を残し、フィニッシュと同時にうれしさから雄たけびを上げた。
男子400mでは川上大智(観音寺総合3香川)が47秒21で7年ぶりに大会記録を0.55秒更新。400mハードルでは51秒48の自己記録を持ち、2冠を狙う。
全国インターハイは7月28日から8月1日に福岡・博多の森陸上競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
文・撮影/馬場 遼
インターハイ四国大会の優勝者一覧をチェック!
●男子 400m 川上大智(観音寺総合3香川) 47秒21=大会新 1500m 植田快晴(小豆島中央3香川) 3分51秒94 110mH 酒井大輔(四学香川西2香川) 14秒34(±0)=大会新 5000m競歩 若本琉惺(小豆島中央3香川) 22分09秒21 4×100mR 四学香川西(香川) 40秒23=大会新 棒高跳 井上直哉(阿南光2徳島) 5m00 走幅跳 中西奏輔(高松商3香川) 7m18(-0.4) ハンマー投 三好是聞(FC今治里山3愛媛) 58m64 [adinserter block="4"] ●女子 400m 長町碧泉(鳴門3徳島) 54秒56=大会新 1500m 穗岐山芽衣(山田3高知) 4分24秒52=大会新 5000m競歩 岡田佳乃(川之石3愛媛) 24分29秒07 4×100mR 済美(愛媛) 47秒26 走幅跳 鶴井結莉(済美3愛媛) 5m81(±0) 円盤投 八木美都(四学香川西3香川) 40m11 ハンマー投 永田陽菜乃(四学香川西2香川) 46m27
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.02.22
三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン
2025.02.22
【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)
-
2025.02.21
-
2025.02.21
-
2025.02.21
-
2025.02.21
2025.02.17
日本郵政グループ女子陸上部 「駅伝日本一」へのチームづくりとコンディショニング
2025.02.16
男子は須磨学園が逆転勝ち! 女子は全国Vの長野東が強さ見せる/西脇多可高校新人駅伝
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
2025.02.02
【大会結果】第77回香川丸亀国際ハーフマラソン(2025年2月2日)
2025.02.02
大迫傑は1時間1分28秒でフィニッシュ 3月2日の東京マラソンに出場予定/丸亀ハーフ
-
2025.02.14
-
2025.02.09
-
2025.02.02
-
2025.01.26
-
2025.01.31
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.02.22
「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン
◇第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) U20日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(8km)では栗村凌(学法石川高2福島)が23分20秒で優勝を果たした。 今年も全国から有力 […]
2025.02.22
三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン
◇第108回日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) 来年1月の世界クロスカントリー選手権(米国・タラハシー)の代表選考を兼ねた第108回日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(10km)はパリ […]
2025.02.22
【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)
【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日/福岡・海の中道海浜公園) ●男子10km 1位 三浦龍司(SUBARU) 28分24秒 2位 井川龍人(旭化成) 28分25秒 3位 塩尻和 […]
2025.02.22
今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場
第108回日本選手権クロスカントリー、第40回U20日本選手権クロスカントリーは今日2月22日、福岡・海の中道海浜公園の1周2kmのコースを舞台に行われる。 日本選手権は男子が10km、女子が8kmで争われ、男子にはパリ […]
2025.02.21
編集部コラム「奥が深い」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
Latest Issue
最新号

2025年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝