HOME 国内、大学

2024.06.15

栁田大輝 決勝は10秒13でV「うまく組み立てができなかった」準決勝で追い風参考9秒97/日本学生個人
栁田大輝 決勝は10秒13でV「うまく組み立てができなかった」準決勝で追い風参考9秒97/日本学生個人

男子100mで優勝したものの、タイムが伸びず天を仰いだ栁田大輝

【動画】準決勝で9秒97w 栁田の走りをチェック!

◇日本学生個人選手権(6月14日~16日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)2日目 “学生ナンバーワン”を決める日本学生個人選手権の2日目が行われ、男子100m決勝は栁田大輝(東洋大)が10秒13(+1.4)をマークして優勝した。 準決勝で追い風参考ながら9秒97(+3.5)をマークしていた栁田。決勝は「記録を意識しないようにして、準決勝と同じ動きをする」ことに集中しようとしたが、「と言っても、無理なので」と苦笑い。 スタート直後に「少しつんのめってしまって、うまく組み立てができなかった」と悔やむ。タイムを見て笑いながら崩れ落ちた。 それでも、力が上がっていることは確認できた。特に、昨年まで課題だったラストで“暴れて”しまうところも、「準決勝はかなり追い風があっても、中盤以降のスピードに乗るところも悪くなかった。ラスト20mは崩れかけましたが、だいぶまとまったレースができました」と振り返る。 身体も二回りは大きくなり、「筋量も1年前から2kg増えました」。特に肩周りや臀部が発達し、力強い加速に磨きがかかった。 今季、噛み合っていなかったのがスタート。準決勝では、「ブロックの後ろ(右脚)を少し下げていたのですが、今回はアジア選手権(10秒02のベスト)と同じくらいに」と2メモリほど前に出し、左右の幅を縮めたところで「ポンっと出られた」という。 パリ五輪の参加標準記録(10秒00)には届かない状態で日本選手権を迎えるが、「スタートから準決勝と同じ感じで走れれば。スタートがカギになる。日本選手権で同じ動きをすればいいというのが明確になりました」と焦りはない。 ワールドランキング(Road to Paris)でも出場圏内につけており「しっかり2位以内に入ること」を最優先に臨む。 2位に入った守祐陽(大東大)も好走。予選で10秒13(1.9)の自己新、準決勝は10秒16(+0.7)、決勝も10秒19と3本10秒1台をそろえた。 「布勢スプリントを棄権して2週間ほど練習を積めました。パリのリレー候補になる10秒08を意識していましたが、今日は正直10秒1くらいかなと思っていました。日本選手権で決勝に残って、10秒08を出したい」と話した。 関口裕太(早大)も予選で10秒29(+1.1)、準決勝を10秒20(+3.5)、決勝で10秒27と力走した。

【動画】準決勝で9秒97w 栁田の走りをチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.24

小江戸川越ハーフで東洋大勢がワン・ツー 吉田周が2年連続1時間2分台で連覇 2位は西村真周

小江戸川越ハーフマラソンが11月24日、埼玉県川越市の川越水上公園発着で行われ、男子の招待ハーフでは吉田周(東洋大4年)が1時間2分54秒(速報値)で2年連続優勝を果たした。 吉田は前回大会を1時間2分43秒の自己ベスト […]

NEWS 全国高校駅伝男子代表校決定!地区代表で須磨学園や豊川が都大路へ、水戸葵陵と西武台千葉が初出場 トップは大牟田の2時間3分25秒

2024.11.24

全国高校駅伝男子代表校決定!地区代表で須磨学園や豊川が都大路へ、水戸葵陵と西武台千葉が初出場 トップは大牟田の2時間3分25秒

全国高校駅伝(12月22日/京都)の出場権をかけた地区高校駅伝(地区大会)が11月24日の東海と近畿をもってすべて終了した。これで都道府県代表と合わせて、出場する116校が出そろった。 【女子】浜松商、聖カタリナ、自由ケ […]

NEWS 全国高校駅伝女子の代表校出そろう!浜松商、聖カタリナ、自由ケ丘、鹿児島が初の都大路 昨年全国Vの神村学園が1時間7分58秒

2024.11.24

全国高校駅伝女子の代表校出そろう!浜松商、聖カタリナ、自由ケ丘、鹿児島が初の都大路 昨年全国Vの神村学園が1時間7分58秒

全国高校駅伝(12月22日/京都)の出場権をかけた地区高校駅伝(地区大会)が11月24日の東海と近畿をもってすべて終了した。これで都道府県代表と合わせて、出場する116校が出そろった。 【男子】地区代表で須磨学園や豊川が […]

NEWS パナソニック4位!黄金時代知るアンカー森田香織がクイーンズラストラン「後輩たちに支えられた」/クイーンズ駅伝

2024.11.24

パナソニック4位!黄金時代知るアンカー森田香織がクイーンズラストラン「後輩たちに支えられた」/クイーンズ駅伝

◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]

NEWS 資生堂・一山麻緒は急きょ変更の5区で粘走 ダイハツ・松田瑞生は悔しさ胸に1月の大阪国際へ/クイーンズ駅伝

2024.11.24

資生堂・一山麻緒は急きょ変更の5区で粘走 ダイハツ・松田瑞生は悔しさ胸に1月の大阪国際へ/クイーンズ駅伝

◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top