2024.06.05
福岡インターハイ(7月28日~8月1日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
熊本県大会は5月31日~6月3日の4日間、えがお健康スタジアムで行われた。
初日に行われた男子5000m競歩では、昨年の北海道インターイ3位の実績を持つ楠岡史朗(慶誠3)が21分06秒56の大会新記録で、2位に2分50秒近く差をつけて実力を発揮した。男子5000mでは椙山一颯(九州学院3)が14分26秒64と大会記録に迫る好走を見せて優勝。椙山は初日の1500mも3分53秒09で制し2冠を手にしている。
男子100mでは春木達裕(熊本国府3)が10.68(-0.6)で1位、同級生の宮田鉄平が10秒72で2位と、熊本国府勢のワンツー。春木が2走、宮田が4走を担った4×100mリレーを41秒40の好タイムで圧勝した。
男子400mは熊本工が席巻した。岡村太陽(3年)が49秒01でトップ通過すると、田吹飛雄(3年)が49秒71、堺健心(3年)が49秒86で続き、3年生トリオがメダルを独占。田吹、岡村、堺、アンカーに200m5位の黒木楓聖(3年)を加えた4×400mリレーは3分15秒22で制している。
女子1500mでは古木愛莉(ルーテル学院3)が大会記録を0秒49更新する大会新記録で優勝。3000mも9分29秒79で優勝した古木は長距離2冠を達成した。このほか女子100m、200mの佐美三ひなた(熊本工)、女子100mハードル、400mハードルの太田葵(九州学院3)が2種目に優勝を飾った。
また、女子棒高跳では志賀日向子(阿蘇中央3)が3m70をマークし、自身が持つ熊本県記録、県高校記録を9cm更新する大会新記録でV。女子400mでは熊本商が存在感を発揮し、牛島未來(1年)が57秒41で制すと、池島輝華(2年)が57秒95で3位。桐原心和(1年)も58秒23で4位で南九州大会行きを決めると、3人を起用した4×400mリレーも3分49秒74の好タイムで優勝を飾った。
学校対抗では男子総合は熊本工が各種目でまんべんなく得点し120点で、女子総合は熊本商がトラック種目で得点を稼ぎ、136点でともに2位以下を大きく引き離して優勝を飾った。
南九州大会は6月13日から4日間、宮崎県の宮崎県総合運動公園競技場で行われる。
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