2024.06.05
7月の福岡インターハイに向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
奈良県大会は5月31日~6月2日で行われる予定だったが、雷雨のため1日順延となり3日までの4日間の日程で開催された。
男子400mハードルは木村公響(王寺工3)が52秒97と2位に2秒差以上つけ優勝。従来の大会記録を10年ぶりに0.72秒更新するもので、男子では今大会唯一の大会新記録となった。
男子中長距離では全国高校駅伝常連校の智辯カレッジ勢が活躍。800m、1500m、5000mと5000m競歩の優勝を飾った。800mは2年生の熊本春来が1分56秒71でトップ、1年生ルーキーの井上誠士郎が1分57秒45で2位と続き、ワンツー・フィニッシュを達成している。1500mでも山本聖琉(3年)が3分58秒72で制し、5000mでは和田拓真(3年)が14分48秒43で1位となった。
フィールドは棒高跳の長野董也(王寺工3)が5m02の自己新で圧勝。やり投では瀧本啓介(十津川2)が60m75で1位、増谷洋輝(十津川3)が59m95で2位と十津川勢が上位を占めている。
女子では伝統校、添上が短距離種目で強さを発揮。100mで1、3、4位。200mと400mで表彰台独占と出場選手全員が近畿大会への出場権を手にした。2年生の市川遥南は100m(12秒45/-0.7)と200m(25秒03/+1.0)と勝負強さを発揮した。400mは吉田小晏(3年)が57秒71で優勝している。
100m、200mで入賞した4人で組んだ4×100mリレーは47秒07と圧倒的なタイムを叩きだし、1997年に同校が出した大会記録(47秒36)を31年ぶりに更新。強豪ひしめく近畿に向けて弾みとした。
棒高跳でも西前瑶(添上3)が3m60と県高校タイ、大会新の3m60でトップとなったほか、円盤投では矢野結衣(添上3)が44m26と好投している。総合優勝争いは男女ともに添上が制覇。男子は1点差での接戦をものにし、各種目で上位入賞を果たした女子は246点を叩きだし圧勝した。
近畿大会は6月13日から4日間、ヤンマースタジアム長居・ヤンマーフィールド長居で行われる。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.18
円盤投・湯上剛輝が62m52のビッグスロー!7年ぶりの自己新「まだチャンスはある」
2025.04.18
やり投・ディーン元気が兵庫リレーカーニバルを欠場 1500mドルーリー朱瑛里らも
-
2025.04.17
-
2025.04.17
-
2025.04.17
-
2025.04.17
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.13
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.03.23
-
2025.04.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.18
円盤投・湯上剛輝が62m52のビッグスロー!7年ぶりの自己新「まだチャンスはある」
男子円盤投の湯上剛輝(トヨタ自動車)が4月17日に米国で行われたオクラホマ・スロー・シリーズに出場し、日本歴代2位タイとなる62m52を投げた。 湯上は1投目ファウルのあと、55m71、57m70と序盤は苦戦したが、4投 […]
2025.04.18
やり投・ディーン元気が兵庫リレーカーニバルを欠場 1500mドルーリー朱瑛里らも
日本グランプリシリーズの兵庫リレーカーニバルの主催者は、男子やり投のディーン元気(ミズノ)が欠場すると発表した。ディーンは昨年のパリで、12年ロンドン以来となる五輪出場を果たし、ダイヤモンドリーグでのファイナルに進むなど […]
2025.04.18
ダイヤモンドリーグ柯橋のエントリー発表!女王・北口榛花が中国で今季初戦!5000mに佐藤圭汰が初参戦
世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)第2戦の上海・柯橋(中国)のエントリー選手が発表された。 女子やり投には昨年のパリ五輪金メダリストの北口榛花(JAL)が登録。連覇が懸かる東京世界選手権に向けて、これが今シーズン初戦 […]
2025.04.17
【大会結果】第6回U18アジア選手権(2025年4月15日~18日)
【大会結果】第6回U18アジア選手権(2025年4月15日~18日/サウジアラビア・ダンマーム) 男子 100m(+2.3) 金 清水空跳(星稜高2石川) 10秒38 銀 代泓宇(中国) 10秒39 銅 古綽峰( […]
2025.04.17
末續慎吾ら参加の「アースグランプリ」が5月に香川で初開催 本気のレースとイベントが共存
アースグランプリ実行委員会は5月17、18日に「アースグランプリ2025Kagawa」を観音寺総合運動公園陸上競技場で開催すると発表した。 同委員会は男子棒高跳の2016年リオデジャネイロ五輪代表の荻田大樹さんが委員長を […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)