HOME 国内、大学

2020.10.03

【円盤投】齋藤真希が2年ぶりV 学生歴代2位の55m41/日本選手権
【円盤投】齋藤真希が2年ぶりV 学生歴代2位の55m41/日本選手権


◇第104回日本選手権(10月1日~3日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)最終日

日本選手権最終日、最初の種目である女子円盤投で、齋藤真希(東女体大)が4投目に55m41を投げて2年ぶりに制した。この記録は日本歴代5位、学生歴代2位、U20日本新の好記録で、U20の今季世界ランキングでも5位に入る快投だった。(※大学2年の早生まれのためU20資格を持つ)

「自分の思っている、円盤をしっかり残して振り切るという動作をこれまでで一番できたと思います」と笑顔。日本インカレではファウルが続きトップ8に残れず「悔しかった」。その後の練習で右足首を負傷したというが、テーピングで固定して問題なし。「いつもは3月くらいにベストが出るので、シーズン中に出せたのはうれしい」と話し、最終6投目にも55m24をマークし、「2回投げられたのはビックリ」と喜んだ。

齋藤は中学時代から円盤投を始め、各世代の最高記録を次々と更新。2年前は高校3年生で頂点に立っていた。今後は関東インカレや北九州カーニバルに出場予定。「次は56m以上を」と意気込みを語った。

日本記録を持つ郡菜々佳(九州共立大院)は1、2回目のファウルが響き、トップ8か漏れて涙。45m13の9位に終わった。「ウエイトトレーニングもマックスを更新できていて、調子は良かった」というだけに、「冷静じゃなかった」というのが悔やまれる。だが、練習やフィジカル面は確実に成長。試合に向けて心の準備ができれば必ず戻ってくるだろう。

■女子円盤投上位成績
齋藤 真希(東女体大)55m41=U20日本新
50m59/51m65/50m35/55m41/×/55m24
辻川美乃利(内田洋行AC)51m62
藤森 夏美(福井県スポーツ協会)50m46

広告の下にコンテンツが続きます

■円盤投日本歴代10傑
59.03 郡菜々佳 19年
58.62 室伏由佳 07年
56.51 中西美代子 00年
56.08 北森郁子 87年
55.41 齋藤真希 20年
55.17 山口智子 05年
54.46 辻川美乃利 19年
54.22 髙橋亜弓 12年
53.67 池田理恵 01年
53.54 小山裕子 94年

◇第104回日本選手権(10月1日~3日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)最終日 日本選手権最終日、最初の種目である女子円盤投で、齋藤真希(東女体大)が4投目に55m41を投げて2年ぶりに制した。この記録は日本歴代5位、学生歴代2位、U20日本新の好記録で、U20の今季世界ランキングでも5位に入る快投だった。(※大学2年の早生まれのためU20資格を持つ) 「自分の思っている、円盤をしっかり残して振り切るという動作をこれまでで一番できたと思います」と笑顔。日本インカレではファウルが続きトップ8に残れず「悔しかった」。その後の練習で右足首を負傷したというが、テーピングで固定して問題なし。「いつもは3月くらいにベストが出るので、シーズン中に出せたのはうれしい」と話し、最終6投目にも55m24をマークし、「2回投げられたのはビックリ」と喜んだ。 齋藤は中学時代から円盤投を始め、各世代の最高記録を次々と更新。2年前は高校3年生で頂点に立っていた。今後は関東インカレや北九州カーニバルに出場予定。「次は56m以上を」と意気込みを語った。 日本記録を持つ郡菜々佳(九州共立大院)は1、2回目のファウルが響き、トップ8か漏れて涙。45m13の9位に終わった。「ウエイトトレーニングもマックスを更新できていて、調子は良かった」というだけに、「冷静じゃなかった」というのが悔やまれる。だが、練習やフィジカル面は確実に成長。試合に向けて心の準備ができれば必ず戻ってくるだろう。 ■女子円盤投上位成績 齋藤 真希(東女体大)55m41=U20日本新 50m59/51m65/50m35/55m41/×/55m24 辻川美乃利(内田洋行AC)51m62 藤森 夏美(福井県スポーツ協会)50m46 ■円盤投日本歴代10傑 59.03 郡菜々佳 19年 58.62 室伏由佳 07年 56.51 中西美代子 00年 56.08 北森郁子 87年 55.41 齋藤真希 20年 55.17 山口智子 05年 54.46 辻川美乃利 19年 54.22 髙橋亜弓 12年 53.67 池田理恵 01年 53.54 小山裕子 94年

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.22

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日/福岡・海の中道海浜公園) ●男子10km ●女子8km ●U20男子8km ●U20女子6km ●福岡クロカンシニア男子2km 広告の下にコンテンツ […]

NEWS 今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

2025.02.22

今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

第108回日本選手権クロスカントリー、第40回U20日本選手権クロスカントリーは今日2月22日、福岡・海の中道海浜公園の1周2kmのコースを舞台に行われる。 日本選手権は男子が10km、女子が8kmで争われ、男子にはパリ […]

NEWS 編集部コラム「奥が深い」

2025.02.21

編集部コラム「奥が深い」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

2025.02.21

ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

ひらまつ病院は2月16日付で、サンベルクスに所属していた三田眞司が加入したと発表した。 29歳の三田は神奈川県出身。光明学園相模原高では3年時に全国都道府県対抗男子駅伝4区9位と力走。国士大では3年時に全日本大学駅伝で3 […]

NEWS 斎藤将也、不破聖衣来、菖蒲敦司らが欠場を発表/日本選手権クロカン

2025.02.21

斎藤将也、不破聖衣来、菖蒲敦司らが欠場を発表/日本選手権クロカン

福岡クロカン事務局は第108回日本選手権クロスカントリーの2月21日時点での欠場者リストを公開した。 男子では斎藤将也(城西大)や谷本昂士郎(順大)ら5人が新たに欠場を発表。女子は不破聖衣来、新井沙希(ともに拓大)、板井 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top