◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)4日目
関東インカレの最終日が行われ、大会最終種目の男子1部4×400mリレーは法大が3分07秒81で16年ぶりの優勝を飾った。2日目の400mで2位に入ったアンカーの木下祐一が東洋大、早大らとの接戦を制し、「思い入れのあるチームで結果を出すことができて良かったです」と喜びを語った。
前日の予選は3分09秒54で4着となり、プラス通過での決勝進出。そのオーダーから2走に400mハードルを48秒91で制した井之上駿太(4年)を配し、予選は1走だった万木大夢(3走)、同3走だった1年生の植田壮太を1走にチェンジ。アンカー・木下に勢いをつけてバトンをつなぐオーダーで臨んだ。
1走の植田は「楽しい先輩と一緒だったので心強かった。持ち味の前半から突っ込むことができました」と上位が見える位置でつなぎ、井之上がヨンパーの疲れからか「納得のいく走りはできませんでした」と言いつつ、混戦の上位争いをキープ。3走の万木は「前と近い位置で自分の好きな展開」と、400m予選敗退の悔しさを晴らす力走でアンカー・木下へバトンを託した。
木下は「自分の走りをしよう」と冷静にスタート。自身の持ち味であるバックストレートで、ライバルとの勢いの差を確認し、この冬季に磨いたラストの強さを発揮。力強く抜け出した、Vフィニッシュを果たした。
法大としては2008年以来、6回目のの関東インカレ制覇。井之上と木下は、京都・洛南高時代にインターハイのこの種目でともに優勝を経験している。その時も同じ走順で、「木下なら絶対に差し切ってくれると思っていました」(井之上)、「井之上はずっと戦ってきたメンバー。ヨンパーがあって難しい日程の中でも走ってくれてうれしかった」。互いに最後の関東インカレへの想いを乗せた力走だった。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.02.21
編集部コラム「奥が深い」
2025.02.21
ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」
2025.02.21
斎藤将也、不破聖衣来、菖蒲敦司らが欠場を発表/日本選手権クロカン
-
2025.02.21
-
2025.02.21
2025.02.17
日本郵政グループ女子陸上部 「駅伝日本一」へのチームづくりとコンディショニング
2025.02.16
男子は須磨学園が逆転勝ち! 女子は全国Vの長野東が強さ見せる/西脇多可高校新人駅伝
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
2025.02.02
【大会結果】第77回香川丸亀国際ハーフマラソン(2025年2月2日)
2025.02.02
大迫傑は1時間1分28秒でフィニッシュ 3月2日の東京マラソンに出場予定/丸亀ハーフ
-
2025.02.14
-
2025.02.09
-
2025.02.02
-
2025.01.26
-
2025.01.31
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.02.21
編集部コラム「奥が深い」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.02.21
ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」
ひらまつ病院は2月16日付で、サンベルクスに所属していた三田眞司が加入したと発表した。 29歳の三田は神奈川県出身。光明学園相模原高では3年時に全国都道府県対抗男子駅伝4区9位と力走。国士大では3年時に全日本大学駅伝で3 […]
2025.02.21
斎藤将也、不破聖衣来、菖蒲敦司らが欠場を発表/日本選手権クロカン
福岡クロカン事務局は第108回日本選手権クロスカントリーの2月21日時点での欠場者リストを公開した。 男子では斎藤将也(城西大)や谷本昂士郎(順大)ら5人が新たに欠場を発表。女子は不破聖衣来、新井沙希(ともに拓大)、板井 […]
2025.02.21
国内唯一の室内100mに山縣亮太が登場 投てきは幸長慎一に注目 走幅跳8m40の台湾記録保持者参戦/JAG大崎
2025 Japan Athlete Games in Osakiが2月23日、鹿児島県大崎町のジャパンアスリートトレーニングセンター大隅で開催される。 この大会は2020年鹿児島国体がコロナ禍で中止(2023年に特別大 […]
2025.02.21
中央学大に全国高校駅伝出場の神吉惺翔ら、新たに5人が入学決定
2月20日、中央学大はSNSで今春入学の選手を発表した。1月にも13人の入学予定選手を発表していたが、新たに5人の合格が決まり、総勢18人の振優勢が入部する。 新たに発表された選手のうち、神吉惺翔(西脇工・兵庫)が昨年末 […]
Latest Issue
最新号

2025年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝