HOME 国内、大学

2024.05.12

走幅跳は順大がワンツーで総合連覇へ弾み!齋藤諒が7m54の自己新、主将の田中も1cm差の2位 やり投は東海大・清川が力示す/関東IC
走幅跳は順大がワンツーで総合連覇へ弾み!齋藤諒が7m54の自己新、主将の田中も1cm差の2位 やり投は東海大・清川が力示す/関東IC

関東インカレ1部の男子走幅跳でワンツーした齋藤と田中

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)3日目

関東インカレの3日目が行われ、男子走幅跳は齋藤諒(順大)が自己新となる7m54(+0.1)を跳んで優勝した。

劇的な展開だった。男子総合連覇が懸かる順大。「走幅跳がポイントだと思っていました」と齋藤は言う。2回目に齋藤が7m40(+0.9)をマークすると、主将を務める田中隆太郎が3回目に7m53(+1.0)を跳んでトップに立った。

難しい風のなか、6回目に齋藤が魅せる。同期の記録を1cm上回る7m54をジャンプ。そのまま逃げ切った。「ビックリでもありますし、素直にうれしいです」と初タイトルに喜ぶ。

冬季は「ウエイトトレーニングや立ち五段跳びなどのプライオメトリック系のメニューをして順調に来ていました」というが、ここに向けて右ハムストリングスを少し痛めていた齋藤。そうした状況もあり逆転勝ちが決まった時には「俺!?」といった表情を見せていたが、スタンドからは大きな拍手が届いた。

主将の田中は「悔しいですが、ワンツーで得点を取れたのは良かった」と話し、「連覇のプレッシャーもありますが、良い意味で捉えています。あと1日、全体のサポートで押し上げていきたい」と誓った。

広告の下にコンテンツが続きます

女子棒高跳は小林美月(日体大)が4m00で2連覇。男子10000m競歩は近藤岬(明大)が自己新となる40分32秒85で主要大会初タイトルを手にした。

男子ハンマー投は阿南渉真(順大)が65m60でV。男子やり投は80mスロワーの清川裕哉(東海大)が76m97を投げて制した。2位に74m57を投げた中村竜成(国士大)、3位には自己新の70m79を投げた山田航大(東海大)が入った。

関東インカレは12日まで行われる。3日目を終えて男子総合は順大73点でトップに立ち、3点差で東海大。3位に59点の筑波大が続く。2部昇格争いは国武大がトップで東学大が2位に上がっている。女子総合は日体大が87点で首位、筑波大が63点で追いかけている。

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)3日目 関東インカレの3日目が行われ、男子走幅跳は齋藤諒(順大)が自己新となる7m54(+0.1)を跳んで優勝した。 劇的な展開だった。男子総合連覇が懸かる順大。「走幅跳がポイントだと思っていました」と齋藤は言う。2回目に齋藤が7m40(+0.9)をマークすると、主将を務める田中隆太郎が3回目に7m53(+1.0)を跳んでトップに立った。 難しい風のなか、6回目に齋藤が魅せる。同期の記録を1cm上回る7m54をジャンプ。そのまま逃げ切った。「ビックリでもありますし、素直にうれしいです」と初タイトルに喜ぶ。 冬季は「ウエイトトレーニングや立ち五段跳びなどのプライオメトリック系のメニューをして順調に来ていました」というが、ここに向けて右ハムストリングスを少し痛めていた齋藤。そうした状況もあり逆転勝ちが決まった時には「俺!?」といった表情を見せていたが、スタンドからは大きな拍手が届いた。 主将の田中は「悔しいですが、ワンツーで得点を取れたのは良かった」と話し、「連覇のプレッシャーもありますが、良い意味で捉えています。あと1日、全体のサポートで押し上げていきたい」と誓った。 女子棒高跳は小林美月(日体大)が4m00で2連覇。男子10000m競歩は近藤岬(明大)が自己新となる40分32秒85で主要大会初タイトルを手にした。 男子ハンマー投は阿南渉真(順大)が65m60でV。男子やり投は80mスロワーの清川裕哉(東海大)が76m97を投げて制した。2位に74m57を投げた中村竜成(国士大)、3位には自己新の70m79を投げた山田航大(東海大)が入った。 関東インカレは12日まで行われる。3日目を終えて男子総合は順大73点でトップに立ち、3点差で東海大。3位に59点の筑波大が続く。2部昇格争いは国武大がトップで東学大が2位に上がっている。女子総合は日体大が87点で首位、筑波大が63点で追いかけている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.25

箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」

関東学生陸上競技連盟は3月25日、箱根駅伝予選会のスタート時刻について、次回から変更すると発表した。 前回までは午前9時35分スタートだったが、第102回大会予選会から午前8時30分スタートと、約1時間前倒しする。 「温 […]

NEWS 100mH福部真子「引退しないといけないのかな…」菊池病の公表に葛藤も「あとで後悔したくない」元気な姿アピール

2025.03.25

100mH福部真子「引退しないといけないのかな…」菊池病の公表に葛藤も「あとで後悔したくない」元気な姿アピール

女子100mハードル日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)がインタビューに応じ、昨年末に公表した「菊池病」と発覚した時の状況や、今の調子、復帰に向けた思いを聞いた。 「元気です!見てもらった通り!」。オンラインで画面越 […]

NEWS 大阪に約270人の高校生アスリートが集結! 「切磋琢磨していきたい」 3泊4日の全国高体連合宿スタート

2025.03.25

大阪に約270人の高校生アスリートが集結! 「切磋琢磨していきたい」 3泊4日の全国高体連合宿スタート

2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月25日、大阪・ヤンマースタジアム長居で始まった。全国から選手約270人が参加し、20度を超える汗ばむ陽気の中で打ち解けながら練習に取り組ん […]

NEWS HOKAが「CLIFTON 10」発売に先駆けてイベント 鎧坂哲哉「クッション性とフィット感が良い」

2025.03.25

HOKAが「CLIFTON 10」発売に先駆けてイベント 鎧坂哲哉「クッション性とフィット感が良い」

デッカーズジャパンは3月25日、パフォーマンスフットウェア&アパレルブランド「HOKA」の人気シリーズの新作シューズ「CLIFTON 10(クリフトン 10)」の発売に先駆けてメディア向けの商品説明会・トークセッションを […]

NEWS 富士通加入の平林樹「世界一になる」鈴木康也は「マラソンで世界へ」

2025.03.25

富士通加入の平林樹「世界一になる」鈴木康也は「マラソンで世界へ」

富士通が3月25日、2025年度新加入選手の合同取材会見を開き、男子長距離の篠原倖太朗(駒大)、平林樹(城西大)、鈴木康也(麗澤大)、女子400mハードルの山本亜美(立命大)が登壇した。 城西大の主将を務めた平林は「こう […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top