HOME 国内、大学

2024.05.11

棒高跳・小林美月が4m00で連覇!「雰囲気で楽しみながらできた」/関東IC
棒高跳・小林美月が4m00で連覇!「雰囲気で楽しみながらできた」/関東IC

関東インカレ棒高跳を制した小林美月

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)3日目

関東インカレの3日目に女子棒高跳が行われ、小林美月(日体大2)が4m00を跳んで大会連覇を達成。4連覇への資格を得た。

3m60からスタートし、3m80、90と1回でクリア。「その流れはすごく良かったです」。4m00を2回目に跳んで優勝を決めた。続く4m10は失敗に終わったが、強い横風が吹き荒れるなか、“女王”としての貫禄を示した。

「プレッシャーもあって、一昨日からなかなか寝られなくて、今日も4時間しか寝られなかったんです」と明かす。それでも、「会場に入ったら応援がすごく響いて、雰囲気が良くて楽しみながら試合をできました」と仲間のエールを力に変えた。初日には同期・北田琉偉が自己新で初優勝。「男女優勝するぞという気持ちで臨んだ」と気合を入れた。

昨年は関東インカレを制し、4m13(U20歴代3位タイ)も持つ。だが、その関東インカレの後から腰に痛みがあったという。しばらくしてMRIを取ると「亀裂が入っていた」。春前はジョグをするのも痛む時もあり、兵庫リレーカーニバルでも3m84の5位止まり。ただ、走り方や土台を作ることで徐々に改善してきた。

冬場は北田らと米国や台湾遠征も敢行。世界トップ選手の試技を間近で見て「レベルの差を感じましたし、助走のスピードやポールの長さが違った」と体感したと同時に「自分ならいけると信じたい」と覚悟を持つきっかけにもなった。

4m10は惜しくも届かなかったが、「今日は走れていたので2回目に、フレックスの硬いポールを使えたのも収穫です」と手応えをつかみ、「4m20はいける。台信(愛)さんの持つ日体大記録(4m20)を塗り替えたいです」と力強く語った。

広告の下にコンテンツが続きます

これで関東インカレこの種目5人目の連覇。今季は日本学生個人、日本インカレの優勝を目標に、6月には連覇しているU20日本選手権ではなく、シニアの日本選手権で日本記録保持者の諸田実咲(アットホーム)らに挑戦する。

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)3日目 関東インカレの3日目に女子棒高跳が行われ、小林美月(日体大2)が4m00を跳んで大会連覇を達成。4連覇への資格を得た。 3m60からスタートし、3m80、90と1回でクリア。「その流れはすごく良かったです」。4m00を2回目に跳んで優勝を決めた。続く4m10は失敗に終わったが、強い横風が吹き荒れるなか、“女王”としての貫禄を示した。 「プレッシャーもあって、一昨日からなかなか寝られなくて、今日も4時間しか寝られなかったんです」と明かす。それでも、「会場に入ったら応援がすごく響いて、雰囲気が良くて楽しみながら試合をできました」と仲間のエールを力に変えた。初日には同期・北田琉偉が自己新で初優勝。「男女優勝するぞという気持ちで臨んだ」と気合を入れた。 昨年は関東インカレを制し、4m13(U20歴代3位タイ)も持つ。だが、その関東インカレの後から腰に痛みがあったという。しばらくしてMRIを取ると「亀裂が入っていた」。春前はジョグをするのも痛む時もあり、兵庫リレーカーニバルでも3m84の5位止まり。ただ、走り方や土台を作ることで徐々に改善してきた。 冬場は北田らと米国や台湾遠征も敢行。世界トップ選手の試技を間近で見て「レベルの差を感じましたし、助走のスピードやポールの長さが違った」と体感したと同時に「自分ならいけると信じたい」と覚悟を持つきっかけにもなった。 4m10は惜しくも届かなかったが、「今日は走れていたので2回目に、フレックスの硬いポールを使えたのも収穫です」と手応えをつかみ、「4m20はいける。台信(愛)さんの持つ日体大記録(4m20)を塗り替えたいです」と力強く語った。 これで関東インカレこの種目5人目の連覇。今季は日本学生個人、日本インカレの優勝を目標に、6月には連覇しているU20日本選手権ではなく、シニアの日本選手権で日本記録保持者の諸田実咲(アットホーム)らに挑戦する。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.18

都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝前日の1月18日、オーダーリストが発表された。 エントリーされていた2人の日本記 […]

NEWS 西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

NEWS 栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

2025.01.17

栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top