HOME 国内、大学

2020.10.02

【100m】兒玉芽生がまたも新潟で快走!11秒36で完勝/日本選手権
【100m】兒玉芽生がまたも新潟で快走!11秒36で完勝/日本選手権


◇第104回日本選手権(10月1日~3日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)2日目
兒玉芽生(福岡大)がまたも快走を見せた。9月上旬の日本インカレ女子100mで日本歴代3位の11秒35をマークして優勝していた兒玉。インカレと同じ新潟で行われた日本選手権でも自己記録に0.01秒に迫る11秒36(+0.5)をマークしてこの種目初優勝を果たした。

「予選、準決勝とスタートで身体が浮いてしまって加速がうまくいかなかった」と言い、決勝では「重心を低く保って加速する」と修正し、力感なく加速していく持ち前のフォームで他を圧倒。日本選手権での11秒3台優勝は9年ぶり。「11秒4台が出せればと思っていたので、また11秒3台を出せてよかったです」と笑顔を見せた。

インカレの活躍で「ここまで注目されることがなかったので少し戸惑いもありました」と本音もあるが、信岡沙希重コーチから「やるべきことだけをやろう」とアドバイス。仲間からの励ましもあり、「自分のレースができないともったいない。たくさんの方のお陰でプレッシャーの中でも勝ち切れました」と振り返る。

兒玉はこれで、全国小学生100mを小5、6で制し、中学時代もジュニア五輪100m優勝、インターハイも3年時100mを勝ち、国体のタイトルも持つ。先のインカレを含め、各カテゴリーの100m女王の座に就いたことになる。

日本女子短距離を牽引する福島千里(セイコー)を「超えられるように頑張りたい」。そのためには「11秒3台を出し続ける難しさもある。福島さんのように高いレベルで走り続けられるように」と現在地を冷静に見つめている。まずは、明日、決勝に残っている200mで連覇を達成し、福島以来の2冠をする構えだ。

■女子100m上位成績(+0.5)
兒玉 芽生 福岡大  11.36
鶴田 玲美 南九州ファミリーマート 11.53
石川  優 相洋高 11.66

◇第104回日本選手権(10月1日~3日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)2日目 兒玉芽生(福岡大)がまたも快走を見せた。9月上旬の日本インカレ女子100mで日本歴代3位の11秒35をマークして優勝していた兒玉。インカレと同じ新潟で行われた日本選手権でも自己記録に0.01秒に迫る11秒36(+0.5)をマークしてこの種目初優勝を果たした。 「予選、準決勝とスタートで身体が浮いてしまって加速がうまくいかなかった」と言い、決勝では「重心を低く保って加速する」と修正し、力感なく加速していく持ち前のフォームで他を圧倒。日本選手権での11秒3台優勝は9年ぶり。「11秒4台が出せればと思っていたので、また11秒3台を出せてよかったです」と笑顔を見せた。 インカレの活躍で「ここまで注目されることがなかったので少し戸惑いもありました」と本音もあるが、信岡沙希重コーチから「やるべきことだけをやろう」とアドバイス。仲間からの励ましもあり、「自分のレースができないともったいない。たくさんの方のお陰でプレッシャーの中でも勝ち切れました」と振り返る。 兒玉はこれで、全国小学生100mを小5、6で制し、中学時代もジュニア五輪100m優勝、インターハイも3年時100mを勝ち、国体のタイトルも持つ。先のインカレを含め、各カテゴリーの100m女王の座に就いたことになる。 日本女子短距離を牽引する福島千里(セイコー)を「超えられるように頑張りたい」。そのためには「11秒3台を出し続ける難しさもある。福島さんのように高いレベルで走り続けられるように」と現在地を冷静に見つめている。まずは、明日、決勝に残っている200mで連覇を達成し、福島以来の2冠をする構えだ。 ■女子100m上位成績(+0.5) 兒玉 芽生 福岡大  11.36 鶴田 玲美 南九州ファミリーマート 11.53 石川  優 相洋高 11.66

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.22

12月8日のホノルルマラソンに大迫傑、堀尾謙介が招待参加 2時間4分台のB.キプトゥムもエントリー

12月8日に米国ハワイで行われる、ホノルルマラソン2024の招待選手が発表され、日本からパリ五輪マラソン代表の大迫傑(Nike)や堀尾謙介(M&Aベストパートナーズ)が招待選手として登録された。 8月のパリ五輪 […]

NEWS エディオンディスタンスチャレンジ女子10000mに廣中璃梨佳、安藤友香、不破聖衣来らがエントリー 5000mには樺沢和佳奈、小海遥、山本有真らが出場予定

2024.11.22

エディオンディスタンスチャレンジ女子10000mに廣中璃梨佳、安藤友香、不破聖衣来らがエントリー 5000mには樺沢和佳奈、小海遥、山本有真らが出場予定

⽇本実業団陸上競技連合は11月22日、日本グランプリシリーズ第16戦の「エディオンディスタンスチャレンジin⼤阪2024」(12月7日)のエントリー選手を発表した。同大会は世界陸連コンチネンタルツアーのチャレンジャー大会 […]

NEWS ヤマダホールディングス 2月就任の横山景監督が退任 プリンセス駅伝は複数選手のコンディション不良で出場断念 

2024.11.22

ヤマダホールディングス 2月就任の横山景監督が退任 プリンセス駅伝は複数選手のコンディション不良で出場断念 

ヤマダホールディングスは、女子中長距離ブロックを指導していた横山景監督が11月1日付で退任したことを、ホームページで明らかにした。 50歳の横山監督は東海大時代に箱根駅伝に3回出場。卒業後は雪印や富士通で競技を続け、19 […]

NEWS とくしまマラソン大会ゲストに東京五輪代表の相澤晃「楽しく走らせていただけること楽しみ」設楽兄弟らも参加

2024.11.22

とくしまマラソン大会ゲストに東京五輪代表の相澤晃「楽しく走らせていただけること楽しみ」設楽兄弟らも参加

とくしまマラソン実行委員会は11月21日、来年3月のとくしまマラソン2025の大会ゲストを発表した。 男子10000m前日本記録保持者で同東京五輪代表の相澤晃(旭化成)が参加。「この度、とくしまマラソンに初めて参加させて […]

NEWS 3000m障害・三浦龍司インタビュー「雰囲気をガラリと変えられるような選手になりたい」東京世界陸上のメダル争いに求められるものとは

2024.11.22

3000m障害・三浦龍司インタビュー「雰囲気をガラリと変えられるような選手になりたい」東京世界陸上のメダル争いに求められるものとは

男子3000m障害日本記録保持者で、今夏のパリ五輪8位入賞の三浦龍司(SUBARU)がインタビューに応じ、今シーズンを振り返った。 パリでは自己4番目となる8分11秒72をマークして8位入賞。前回の東京(7位)に続く2大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top