◇静岡国際陸上(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム)
日本グランプリシリーズG1の静岡国際が5月3日に行われた。注目を集めた男子200mはブダペスト世界選手権代表の鵜澤飛羽(筑波大)が連覇。セカンドベストとなる20秒26(-0.4)をマークした。
鵜澤は「向かい風がきつかった。こんなものかな」と淡々と振り返り、パリ五輪参加標準記録の20秒16について「準備が整えば出る」と手応えをつかんでいた。
2位には飯塚翔太(ミズノ)が入った。予選を20秒48(+0.2)で突破すると、「20秒2から3を狙っていた」決勝は「残っていなかった」と20秒46にとどまった。それでも、五輪シーズンが「始まったなという感じ」とベテランになってもワクワク感を感じているようだった。
男子400mハードルはパリ五輪参加標準記録を突破している黒川和樹(法大)と豊田兼(慶大)が出場。だが、ラスト勝負で豊田を抑えた筒江海斗(スポーツテクノ和広)が48秒92で制し、豊田は48秒96の2位だった。
タイムレース2組で48秒97の自己新を出した出口晴翔(ゼンリン)が総合3位。ブダペスト世界選手権代表の児玉悠作(ノジマ)が49秒36だった。
黒川は昨年秋の国体(110mハードル)での転倒により左足首を骨折。「練習が積めていなかった」影響とし、「日本選手権に向けて状態を上げていく」と焦りはなかった。
男子400mは小渕瑞樹(登利平AC)が46秒14で優勝。女子400mは海外勢に続き、飯田景子(中大)が54秒57で日本人トップだった。
女子400mハードルはブダペスト世界選手権代表の山本亜美(立命大)が海外勢2人続いて57秒16で3位に入った。
男子ハンマー投は福田翔大(住友電工)が日本歴代4位の73m00を投げて優勝。女子ハンマー投は学生記録保持者の村上来花(九州共立大)が64m51で完勝している。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.31
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.31
【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報