HOME 国内

2024.05.03

ハンマー投・福田翔大が73m00!!室伏親子、土井に続く日本人4人目の到達「かなり良いスタート」/静岡国際
ハンマー投・福田翔大が73m00!!室伏親子、土井に続く日本人4人目の到達「かなり良いスタート」/静岡国際

24年静岡国際男子ハンマー投で優勝した福田翔大

◇静岡国際陸上(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム)

日本グランプリシリーズG1の静岡国際が5月3日に行われ、男子ハンマー投は福田翔大(住友電工)が73m00の自己新で優勝した。この記録は日本歴代4位で、日本歴代では日本記録を持つ室伏広治、その父である室伏重信、そして土井宏昭に続く、4人目の73mへの到達だった。

福田は1回目に67m62で滑り出すと、2回目にビッグスロー。ただ、その後はファウルや失敗が続く。それでも6回目にもこれまでの自己記録(72m18)を上回る72m72を投げて締めくくった。「かなり良いスタートが切れました」と納得の表情を浮かべる。

「73mは手応えがあるというより、8割くらいの感覚で投げています」と福田。「力もついているので、もっとスピードを上げたいのですが、本気で投げるとまだ形が崩れてしまう」というのがその理由で、今は「それが正解なのかな」と言う。実際、「67mやファウルの投げはその悪い癖が出てしまいました」と反省する。

日大時代に日本選手権も制し、昨年はアジア選手権で銅メダルを獲得。アジア大会にも出場した。日本インカレでは室伏広治の大会記録を27年ぶりに更新するなど、ハンマー投のホープとして期待を集める。今春、住友電工に加入し、「意識の高い環境に身を置くことで、日常生活のふとした瞬間でも甘えができなくて、追い込めているので楽しいです」と笑顔を見せる。

パリ五輪の参加標準記録(78m20)は遠いが、ワールドランキングではターゲットナンバー(出場枠)32も見える41位にランクインしている。「まずはしっかり74mを投げられるようになっていきたい。アジア投てき選手権や日本選手権でしっかりポイントを積み上げていきたいです」と福田。そして、記録面では大学時代に指導を受け、今もアドバイスをもらう室伏重信氏の記録75m96を「超えたい」と“師匠超え”を目指していく。

広告の下にコンテンツが続きます
◇静岡国際陸上(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム) 日本グランプリシリーズG1の静岡国際が5月3日に行われ、男子ハンマー投は福田翔大(住友電工)が73m00の自己新で優勝した。この記録は日本歴代4位で、日本歴代では日本記録を持つ室伏広治、その父である室伏重信、そして土井宏昭に続く、4人目の73mへの到達だった。 福田は1回目に67m62で滑り出すと、2回目にビッグスロー。ただ、その後はファウルや失敗が続く。それでも6回目にもこれまでの自己記録(72m18)を上回る72m72を投げて締めくくった。「かなり良いスタートが切れました」と納得の表情を浮かべる。 「73mは手応えがあるというより、8割くらいの感覚で投げています」と福田。「力もついているので、もっとスピードを上げたいのですが、本気で投げるとまだ形が崩れてしまう」というのがその理由で、今は「それが正解なのかな」と言う。実際、「67mやファウルの投げはその悪い癖が出てしまいました」と反省する。 日大時代に日本選手権も制し、昨年はアジア選手権で銅メダルを獲得。アジア大会にも出場した。日本インカレでは室伏広治の大会記録を27年ぶりに更新するなど、ハンマー投のホープとして期待を集める。今春、住友電工に加入し、「意識の高い環境に身を置くことで、日常生活のふとした瞬間でも甘えができなくて、追い込めているので楽しいです」と笑顔を見せる。 パリ五輪の参加標準記録(78m20)は遠いが、ワールドランキングではターゲットナンバー(出場枠)32も見える41位にランクインしている。「まずはしっかり74mを投げられるようになっていきたい。アジア投てき選手権や日本選手権でしっかりポイントを積み上げていきたいです」と福田。そして、記録面では大学時代に指導を受け、今もアドバイスをもらう室伏重信氏の記録75m96を「超えたい」と“師匠超え”を目指していく。

男子ハンマー投日本歴代10傑

84.86 室伏広治(ミズノ)    2003. 6.29 75.96 室伏重信(中京大教)   1984. 7.15 74.08 土井宏昭(ファイテン)  2007. 6.16 73.00 福田翔大(住友電工)   2024. 5. 3 72.92 柏村亮太(ヤマダホールディングス) 2023. 5. 3 72.47 海老原亘(三英社)    2000. 6.25 72.43 野口裕史(群馬綜合ガードシステム) 2013.10. 7 71.39 中川達斗(九州共立大M2) 2022. 9. 9 71.34 古旗崇裕(BUAC)     2022. 6.10 71.22 墨訓煕(小林クリエイト) 2022. 7.17

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.22

三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン

◇第108回日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) 来年1月の世界クロスカントリー選手権(米国・タラハシー)の代表選考を兼ねた第108回日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(10km)はパリ […]

NEWS 【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)

2025.02.22

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日/福岡・海の中道海浜公園) ●男子10km 1位 三浦龍司(SUBARU)   28分24秒 2位 井川龍人(旭化成)   28分25秒 3位 塩尻和 […]

NEWS 今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

2025.02.22

今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

第108回日本選手権クロスカントリー、第40回U20日本選手権クロスカントリーは今日2月22日、福岡・海の中道海浜公園の1周2kmのコースを舞台に行われる。 日本選手権は男子が10km、女子が8kmで争われ、男子にはパリ […]

NEWS 編集部コラム「奥が深い」

2025.02.21

編集部コラム「奥が深い」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

2025.02.21

ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

ひらまつ病院は2月16日付で、サンベルクスに所属していた三田眞司が加入したと発表した。 29歳の三田は神奈川県出身。光明学園相模原高では3年時に全国都道府県対抗男子駅伝4区9位と力走。国士大では3年時に全日本大学駅伝で3 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top