2024.05.03
◇静岡国際陸上(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム)
日本グランプリシリーズG1の静岡国際が5月3日に行われ、女子走高跳は髙橋渚(センコー)が優勝した。日本歴代8位の自己記録(1m87)を1cm更新する1m88に成功。エリン・ショー(豪州)と同記録ながら無効試技数の数で制した。
1m73からスタートした髙橋。「助走の前半のリズムが早くなってしまっていたので、接地の感覚と腕のタイミングを意識し過ぎて、硬くなってしまった」。1m76、79と1回で成功しながらも噛み合わない跳躍が続いた。
それでも今季は安定しているだけに、1m82、85とこちらも1回でクリア。すると「1m88でつながった」と納得のいくジャンプで自己新に成功し、「自己ベストは絶対に跳べると思って臨んだ」という通りの結果をたぐり寄せた。
1m91への挑戦は「2回目はまずまずでしたが、まだ『こうすれば跳べる』というところまで行けない」としっかり現在地を受け止めつつ、「慣れていけば」大台も見えるところまできた。
トップ選手となり、初めて挑戦している五輪シーズン。パリ五輪のターゲットナンバー(出場枠)は32で、ランキング(Road to Paris)では現在35位につけている。「チャレンジャーとして楽しんでいます」。しっかりとプランも立てており、「毎試合しっかり出し切っていきたい」と言い、この後は米国のコンチネンタルツアー・ゴールドのニューヨークGP(5月9日)と6月の日本選手権で、1m80後半で順位をしっかり狙っていく構えだ。
女子走高跳日本歴代10傑
1.96 今井美希(ミズノ) 2001. 9.15 1.95 佐藤恵(福岡大) 1987. 5.17 1.95 太田陽子(ミキハウス) 2002. 7.21 1.93 福光久代(大昭和製紙) 1981. 6. 7 1.92 青山幸(吹田一中教) 2004. 7. 3 1.90 八木たまみ(関東学園大)1978.10.19 1.90 貞廣千波(中京女大4) 1994.11. 2 1.88 髙橋渚(センコー) 2024. 5. 3 1.86 松井昌美(桃山高教) 1988. 7. 9 1.86 岩切麻衣湖(プレジャー企画)2001. 5.26
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.18
円盤投・湯上剛輝が62m52のビッグスロー!7年ぶりの自己新「まだチャンスはある」
2025.04.18
やり投・ディーン元気が兵庫リレーカーニバルを欠場 1500mドルーリー朱瑛里らも
-
2025.04.17
-
2025.04.17
-
2025.04.17
-
2025.04.17
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.13
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.03.23
-
2025.04.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.18
円盤投・湯上剛輝が62m52のビッグスロー!7年ぶりの自己新「まだチャンスはある」
男子円盤投の湯上剛輝(トヨタ自動車)が4月17日に米国で行われたオクラホマ・スロー・シリーズに出場し、日本歴代2位タイとなる62m52を投げた。 湯上は1投目ファウルのあと、55m71、57m70と序盤は苦戦したが、4投 […]
2025.04.18
やり投・ディーン元気が兵庫リレーカーニバルを欠場 1500mドルーリー朱瑛里らも
日本グランプリシリーズの兵庫リレーカーニバルの主催者は、男子やり投のディーン元気(ミズノ)が欠場すると発表した。ディーンは昨年のパリで、12年ロンドン以来となる五輪出場を果たし、ダイヤモンドリーグでのファイナルに進むなど […]
2025.04.18
ダイヤモンドリーグ柯橋のエントリー発表!女王・北口榛花が中国で今季初戦!5000mに佐藤圭汰が初参戦
世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)第2戦の上海・柯橋(中国)のエントリー選手が発表された。 女子やり投には昨年のパリ五輪金メダリストの北口榛花(JAL)が登録。連覇が懸かる東京世界選手権に向けて、これが今シーズン初戦 […]
2025.04.17
【大会結果】第6回U18アジア選手権(2025年4月15日~18日)
【大会結果】第6回U18アジア選手権(2025年4月15日~18日/サウジアラビア・ダンマーム) 男子 100m(+2.3) 金 清水空跳(星稜高2石川) 10秒38 銀 代泓宇(中国) 10秒39 銅 古綽峰( […]
2025.04.17
末續慎吾ら参加の「アースグランプリ」が5月に香川で初開催 本気のレースとイベントが共存
アースグランプリ実行委員会は5月17、18日に「アースグランプリ2025Kagawa」を観音寺総合運動公園陸上競技場で開催すると発表した。 同委員会は男子棒高跳の2016年リオデジャネイロ五輪代表の荻田大樹さんが委員長を […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)