◇第104回日本選手権(10月1日~3日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)初日
男子やり投は6回目に81m57を投げた新井涼平(スズキAC)が大逆転で7連覇を達成した。5回目にディーン元気(ミズノ)が80m07を投げてトップに立ったが、新井が逆転し、「試技順で後のほうが有利だった」と声をかけたという。
新井は近年、首の痛みなどと付き合いながらも昨年まで6連覇。今年は同い年のディーンが復活し、「実はケガもあって日本選手権に間に合うかどうかだったのですが、彼の84mがあったからできる限りの準備をしようと臨めた」と話す。一方、ディーンは「前半にあまり記録を伸ばせなかったのがよくなかったが、今までだったら悪いままで終わっていたところで立て直せた」と納得の表情。日本選手権での80m超え決着は、2012年のディーン、村上幸史による大会新の投げ合い以来8年ぶりとなる。新井は「久しぶりに本当に楽しめました。強い選手がいる中での7連覇は実になる」と語った。
来年の東京五輪に向け、日本やり投陣がさらにギアを上げそうだ。
■男子やり投決勝上位結果
新井涼平(スズキAC) 81m57
71m83-76m55-76m70-×-77m41-81m57
ディーン元気(ミズノ) 80m07
坂本 達哉(大体大院) 78m07

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.27
2度目のマラソンが東京世界陸上!新星・近藤亮太「暑さに勝機を見出して1つでも上の順位を」
-
2025.03.27
-
2025.03.27
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
-
2025.03.21
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.27
ミキハウスに東京五輪4×100mR出場の青山華依が入社 パリ五輪4×400mR代表の吉津拓歩が移籍
ミキハウスは3月27日、4月1日付で入社するミキハウススポーツクラブ所属の選手を発表した。陸上では女子短距離の甲南大を卒業する青山華依が加入し、男子短距離の吉津拓歩がジーケーラインから移籍する。 青山は2002年生まれ。 […]
2025.03.27
北口榛花 みっちり2時間投てき練習「完成度を高めたい」
女子やり投の北口榛花(JAL)が鹿児島県の奄美大島で合宿中に練習を公開した。 パリ五輪金メダリストの公開練習に訪れたのは20社以上。その注目度の高さがうかがえる。この日は午前中にハードルを使ったトレーニングで接地や出力の […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報