HOME 国内、日本代表

2024.04.21

日本がマラソンリレーパリ五輪出場権を2枠獲得!池田向希&岡田久美子が銀メダル! 髙橋&渕瀬が17位で滑り込み/世界競歩チーム選手権
日本がマラソンリレーパリ五輪出場権を2枠獲得!池田向希&岡田久美子が銀メダル! 髙橋&渕瀬が17位で滑り込み/世界競歩チーム選手権

池田向希(旭化成、左)と岡田久美子(富士通)。写真は24年日本選手権20km競歩

◇第30回世界競歩チーム選手権(4月21日/トルコ・アンタルヤ)

世界競歩チーム選手権が行われ、パリ五輪出場権を懸けた男女混合マラソンリレーで池田向希(旭化成)・岡田久美子(富士通)チームが2時間57分04秒で銀メダルを獲得し、パリ五輪出場権を獲得した。

男女各1名で42.195kmを男子(11.195km)、女子(10km)、男子(11km)、女子(10km)の順にリストバントをつなぐ形式。全体の22位以内に入れば1チーム、加えて各国2チーム目の上位5ヵ国以内に入れば2チーム目の出場権が獲得できる。

日本は髙橋和生(ADワークスグループ)・渕瀬真寿美(建装工業)チームが17位となり、2チーム目の順位ではスペイン、中国、コロンビア、豪州に続く5番目となり、五輪出場2枠目も獲得した。川野将虎(旭化成)・梅野倖子(順大)チームは27位だった。

序盤は混戦の中で、日本は1走から2走へつなぐタイミングで抜け出し、3チームが一時トップの場面を作る。2走で踏ん張ったのが岡田。4位で粘ると、東京五輪銀メダリスト・池田が前との差を一気に詰め、23kmを過ぎてトップに立った。

2位のブラジルに7秒あたりのリードをもらって2度目のスタートを切った岡田は、34kmを過ぎてブラジルにかわされたものの、2位を死守。終盤はブラジルを再逆転したが、イタリアの猛追を受けて金メダルに19秒届かなかった。それでも1時間27分41秒の日本記録とドーハ世界選手権6位のキャリアを誇る32歳は、最後まで自分の歩きを崩さなかった。

広告の下にコンテンツが続きます

日本チームは直前に女子エースの藤井菜々子(エディオン)が体調不良のため、諾年のブダペスト世界陸上35km競歩7位の園田世玲奈(NTN)も慢性萎縮性胃炎のため相次いで代表を辞退するなどアクシデントが続いたが、日本競歩の底力を世界にアピール。男女20kmと合わせて、3種目でパリに挑む。

◇第30回世界競歩チーム選手権(4月21日/トルコ・アンタルヤ) 世界競歩チーム選手権が行われ、パリ五輪出場権を懸けた男女混合マラソンリレーで池田向希(旭化成)・岡田久美子(富士通)チームが2時間57分04秒で銀メダルを獲得し、パリ五輪出場権を獲得した。 男女各1名で42.195kmを男子(11.195km)、女子(10km)、男子(11km)、女子(10km)の順にリストバントをつなぐ形式。全体の22位以内に入れば1チーム、加えて各国2チーム目の上位5ヵ国以内に入れば2チーム目の出場権が獲得できる。 日本は髙橋和生(ADワークスグループ)・渕瀬真寿美(建装工業)チームが17位となり、2チーム目の順位ではスペイン、中国、コロンビア、豪州に続く5番目となり、五輪出場2枠目も獲得した。川野将虎(旭化成)・梅野倖子(順大)チームは27位だった。 序盤は混戦の中で、日本は1走から2走へつなぐタイミングで抜け出し、3チームが一時トップの場面を作る。2走で踏ん張ったのが岡田。4位で粘ると、東京五輪銀メダリスト・池田が前との差を一気に詰め、23kmを過ぎてトップに立った。 2位のブラジルに7秒あたりのリードをもらって2度目のスタートを切った岡田は、34kmを過ぎてブラジルにかわされたものの、2位を死守。終盤はブラジルを再逆転したが、イタリアの猛追を受けて金メダルに19秒届かなかった。それでも1時間27分41秒の日本記録とドーハ世界選手権6位のキャリアを誇る32歳は、最後まで自分の歩きを崩さなかった。 日本チームは直前に女子エースの藤井菜々子(エディオン)が体調不良のため、諾年のブダペスト世界陸上35km競歩7位の園田世玲奈(NTN)も慢性萎縮性胃炎のため相次いで代表を辞退するなどアクシデントが続いたが、日本競歩の底力を世界にアピール。男女20kmと合わせて、3種目でパリに挑む。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.22

JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン

◇大阪マラソン2025(2月24日/大阪・大阪府庁前スタート・大阪城公園フィニッシュ) 大阪マラソンの主催者は2月22日、招待選手の西山雄介(トヨタ自動車)がコンディション不良により欠場することを発表した。 西山は22年 […]

NEWS 【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2025.02.22

【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2月22日、京都市の京産大総合グラウンド競技場で第11回京都陸協記録会が行われ、一般規格の男子ハンマー投でアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が高校歴代2位となる61m59をマークした。 アツオビンは昨年のU20日本 […]

NEWS 円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

2025.02.22

円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズラベルのインターナショナル・トラック・ミート2025が2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチで行われ、男子円盤投で堤雄司(ALSOK群馬)が61m76のセカンドベス […]

NEWS 「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン

2025.02.22

「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン

◇第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) U20日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(8km)では栗村凌(学法石川高2福島)が23分20秒で優勝を果たした。 今年も全国から有力 […]

NEWS 三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン

2025.02.22

三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン

◇第108回日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) 来年1月の世界クロスカントリー選手権(米国・タラハシー)の代表選考を兼ねた第108回日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(10km)はパリ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top