2024.04.20
◇第72回兵庫リレーカーニバル(4月20日~21日/兵庫・神戸総合)
日本グランプリシリーズG2の兵庫リレーカーニバルが開幕し、1日目の20日には男女長距離のアシックスチャレンジが行われた。男子10000mでは1組目に国内実業団のケニア選手が出場するなか、野中優志(トヨタ自動車)が28分41秒68で日本人最高の総合7位となった。
野中は1000m2分50秒を少し切るペースで周回を重ね、5000mを14分06秒で通過。以降はケニア人ランナーのペースに引き離されしまい、後方からペースを上げた齊藤大空(創価大)に一時かわされる場面もあったものの、粘りの走りを続ける。齊藤との競り合いが長く続きペースも徐々に落としたが、残り300mでスパートを仕掛けると一気に差を広げて日本人トップを確保した。
レースはN.マンデラ(桜美林大)が28分05秒37で優勝。0.06秒差の2位にはS.ムチーニ(創価大)が入り、D.キプクルイ(メイクス)が3位。齊藤は28分45秒97で総合9位だった。2組目2着に入った上野裕一郎(ひらまつ病院)が28分42秒38で総合8位に食い込んでいる。
女子5000mは尾崎光(シスメックス)と清水里名(ノーリツ)がフィニッシュまで競り合うなか、尾崎が15分59秒91で優勝。清水は0.01秒差の2位だった。
兵庫リレーカーニバルは21日まで行われ、2日目は女子1500mなどグランプリ13種目が実施される。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.03.29
齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位
第319回日体大長距離競技会初日が3月29日、神奈川・横浜市の同大学健志台キャンパス競技場で行われ、女子3000m障害で齋藤みう(日体大4)が日本歴代6位、学生歴代2位の9分41秒57をマークした。 齋藤のこれまでのベス […]
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報