HOME 国内

2024.04.14

三浦愛華 成長を実感する100m3連覇 予選で11秒45の自己新 鶴田玲美11秒44 山形愛羽も11秒46のベスト/出雲陸上
三浦愛華 成長を実感する100m3連覇 予選で11秒45の自己新 鶴田玲美11秒44 山形愛羽も11秒46のベスト/出雲陸上

女子100mを3連覇し、MVPに選ばれた三浦愛華

◇吉岡隆徳記念出雲陸上(4月13日、14日/島根・浜山公園陸上競技場)2日目

激戦となった女子100mは中盤で前に出た三浦愛華(愛媛県競技力向上対策本部)が11秒59(+0.5)で制覇。三浦は22年から優勝しており、今回で3連覇となった。

女子100mは前日の予選から熱かった。1組で三浦が自己新となる11秒45(+1.5)で1着通過すると、2着に入った昨年のインターハイ短距離2冠の山形愛羽(福岡大)も学生歴代5位、U20日本歴代2位タイの11秒46をマーク。さらに2組では、1着の鶴田玲美(南九州ファミリーマート)が三浦の記録を上回る日本歴代11位タイの11秒44(+1.8)で駆け抜け、2着の君嶋愛梨沙(土木管理総合)が11秒50でまとめた。

決勝は接戦となったが、中盤で前に出た三浦が、鶴田の猛追から逃げ切った。鶴田は11秒60で2位。大学ルーキーの山形が11秒64で3位に入り、君嶋は11秒66で4位だった。

「今回は世界リレーの選考会でもあり、決勝に残ったメンバーを相手に3連覇できれば成長できるのではと思っていたので、勝てて良かったです」と三浦。今大会に向けて調整に手応えがあったようで「自己ベストに近いタイムが出るかなと思っていましたが、実際11秒4台が出ました」と充実感をにじませた。

奈良・添上高時代は100m11秒81、200m24秒44の自己ベストを持っていた全国大会での入賞実績は無かった三浦。20年に園田学園女大に入学すると、徐々にタイムを短縮し、インカレでも入賞を重ねた。昨年は100mで11秒53をマーク。この春に大学を卒業した社会人1年目だ。

広告の下にコンテンツが続きます

今大会のMVPに選出され、笑顔を見せた三浦。「11秒3台を狙っていきたい」と次の目標を定めた。

◇吉岡隆徳記念出雲陸上(4月13日、14日/島根・浜山公園陸上競技場)2日目 激戦となった女子100mは中盤で前に出た三浦愛華(愛媛県競技力向上対策本部)が11秒59(+0.5)で制覇。三浦は22年から優勝しており、今回で3連覇となった。 女子100mは前日の予選から熱かった。1組で三浦が自己新となる11秒45(+1.5)で1着通過すると、2着に入った昨年のインターハイ短距離2冠の山形愛羽(福岡大)も学生歴代5位、U20日本歴代2位タイの11秒46をマーク。さらに2組では、1着の鶴田玲美(南九州ファミリーマート)が三浦の記録を上回る日本歴代11位タイの11秒44(+1.8)で駆け抜け、2着の君嶋愛梨沙(土木管理総合)が11秒50でまとめた。 決勝は接戦となったが、中盤で前に出た三浦が、鶴田の猛追から逃げ切った。鶴田は11秒60で2位。大学ルーキーの山形が11秒64で3位に入り、君嶋は11秒66で4位だった。 「今回は世界リレーの選考会でもあり、決勝に残ったメンバーを相手に3連覇できれば成長できるのではと思っていたので、勝てて良かったです」と三浦。今大会に向けて調整に手応えがあったようで「自己ベストに近いタイムが出るかなと思っていましたが、実際11秒4台が出ました」と充実感をにじませた。 奈良・添上高時代は100m11秒81、200m24秒44の自己ベストを持っていた全国大会での入賞実績は無かった三浦。20年に園田学園女大に入学すると、徐々にタイムを短縮し、インカレでも入賞を重ねた。昨年は100mで11秒53をマーク。この春に大学を卒業した社会人1年目だ。 今大会のMVPに選出され、笑顔を見せた三浦。「11秒3台を狙っていきたい」と次の目標を定めた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.31

YKKの内田光と吉井龍太郎が現役引退 ともに学生駅伝でも活躍

YKKは所属する内田光と吉井龍太郎が引退することを発表した。 内田は埼玉県出身で、佐久長聖高(長野)では2016年全国高校駅伝の5区で区間賞を獲得。東京国際大に進み、2021年の箱根駅伝では3区区間9位でチームに貢献した […]

NEWS 「感謝の気持ちでいっぱい」 デンソーの杉浦未蘭が退部

2025.03.31

「感謝の気持ちでいっぱい」 デンソーの杉浦未蘭が退部

デンソーは3月31日付で杉浦未蘭が退部することを発表した。 杉浦は愛知県出身。人環大岡崎高時代には、3年時の22年インターハイで女子3000mに出場。 高校卒業後の23年からはデンソーに入部。しかし入部後膝の手術を行い、 […]

NEWS ニトリ・鈴木天華が退団「多くの方々の支援で競技に打ち込めた」

2025.03.31

ニトリ・鈴木天華が退団「多くの方々の支援で競技に打ち込めた」

ニトリは3月31日、鈴木天華が退団することを発表した。 鈴木は千葉県出身の21歳。市船橋高時代には3年時の22年インターハイで女子1500m決勝進出(16位)を果たす。 高校卒業後の23年からはニトリ女子ランニングチーム […]

NEWS 順大の堀越翔人がSUBARUに内定 パラリンピックメダリスト・唐澤剣也のガイドランナーとして競技継続

2025.03.31

順大の堀越翔人がSUBARUに内定 パラリンピックメダリスト・唐澤剣也のガイドランナーとして競技継続

順大は3月24日、堀越翔人がSUBARUに内定し、ガイドランナーとして競技を継続することを発表した。 堀越は前橋育英高(群馬)から順大に入学し、今年の箱根駅伝では4区7位、一昨年の全日本大学駅伝では5区16位の結果を収め […]

NEWS 資生堂の永山忠幸コーチが退任 福士加代子、一山麻緒ら育成、 柴田来夢の引退、2名の退部を発表

2025.03.31

資生堂の永山忠幸コーチが退任 福士加代子、一山麻緒ら育成、 柴田来夢の引退、2名の退部を発表

資生堂は3月31日付での退任スタッフ、引退・退部選手を発表した。 長きにわたって女子長距離の指導に貢献した永山忠幸・専任コーチが3月で定年退職し、退任となる。永山氏は1959年、熊本県生まれ。東農大時代には4年連続箱根駅 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top