2024.04.12
日本グランプリシリーズの吉岡隆徳記念第78回出雲陸上が4月13、14日に行われる。今大会は5月に開かれる世界リレー(バハマ)の代表選考会を兼ねて実施。その先にはパリ五輪も待つ重要なレースとなる。グランプリ種目は男子100m、200m、300m、400m、女子100m、200m、400mだ。
男子100mには、世界室内選手権60m代表の東田旺洋(関彰商事)がエントリー。今季は好調で、60mでは6秒5台に突入し、世界室内選手権では準決勝に進んだ。100mでは10秒10の自己ベストを持つ。
昨年10秒1台をマークしている鈴木涼太(スズキ)はブダペスト世界選手権4×100mリレー代表。10秒19を持つ井上直紀(早大)はケガから復帰なるか。10秒10のベストを持つ和田遼(ミキハウス)も岩壁杯オープンで10秒13と復調してきた。
東京五輪4×100mリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)も復活を期す。そして、200mを得意とする飯塚翔太(ミズノ)が100mにエントリー。今季は200mで20秒48をマークするなど、好調なシーズンインを見せている。
男子200mには水久保漱至(宮崎アスリート)、アジア大会ファイナリストの宇野勝翔(オリコ)、植本尚輝(エースジャパン)らがしのぎを削る。東京五輪代表の山下潤(ANA)にも注目だ。
男子300mには東京五輪リレー代表の鈴木碧斗(住友電工)、オレゴン世界選手権代表の川端魁人(中京大クラブ)、西裕大(MINT TOKYO)らが並ぶ。
男子400mにはブダペスト世界選手権リレー代表の今泉堅貴(Team SSP)、19・22年世界選手権同代表の河内光起(大阪ガス)らがエントリーしている。東京六大学を制している眞々田洸大(早大)も勢いがある。
女子100mには兒玉芽生(ミズノ)、君嶋愛梨沙(土木管理総合)、鶴田玲美(南九州ファミリーマート)という、日本のトップ3がそろい踏み。高卒1年目の山形愛羽(福岡大)の走りにも注目だ。
女子200mは青野朱李(NDソフト)が好調。税田ジェニファー璃美(甲南大)、鷺麻耶子(早大)らがどんな走りを見せるか。
女子400mは昨年の日本選手権を制した久保山晴菜(今村病院)と松本奈菜子(東邦銀行)が中心。セカンドベストの53秒64をマークしている岩田優奈(スズキ)、復調してきた松尾季奈(スーパーフレスコ)も絡みそうだ。
昨年の成績や記録から、すでにリレー候補選手に上がっている選手もいるため、世界リレー代表は今大会の結果だけでは決まらないが、ここでどんなアピールができるか。
なお、世界リレーで上位14ヵ国に入ればパリ五輪代表の出場権をつかむことができる。パリ五輪を見据えた熱いレースから目が離せない。大会の様子は両日ともライブ配信される。
【動画】世界リレー代表選考!出雲陸上のライブ配信をチェック
ライブ配信1日目 https://x.gd/g7qf3 ライブ配信2日目 https://x.gd/zGfDB
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.16
2025.01.12
【テキスト速報】第43回都道府県対抗女子駅伝
-
2025.01.14
-
2025.01.12
-
2025.01.15
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.18
都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝前日の1月18日、オーダーリストが発表された。 エントリーされていた2人の日本記 […]
2025.01.17
西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録
1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.01.17
中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]
2025.01.17
栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表
日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝