2024.04.10
日本実業団陸上競技連合は4月10日、同団体主催の駅伝3大会の参加料の改定について発表した。
対象となるのは、毎年1月1日に行われている全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)と、秋に開かれる全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)、その予選会でもある全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝)の3大会となる。
昨年度まではいずれも1チーム当たり30,000円だったが、2024年度はニューイヤー駅伝とクイーンズ駅伝が300,000円、プリンセス駅伝が200,000円に値上がり。さらに2025年度以降は500,000円と300,000円へ値上がりする。
改定の背景について、該当の駅伝3大会は、「開催にあたり公道を使用させていただいており、スタート・ゴールおよび各中継所・沿道における様々な準備や対応があること等から、大会経費全体のうち6割強を占めています」と説明。2000年代以降に参加各チームから参加料を徴収しているが、「ここまでの約10年間は値上げをすることなく、大会を継続することができました」という。
しかし、直近5、6年は大会経費が上昇傾向にあるとともに、コロナ禍を経たことと、物価高等の影響で「大会経費がますます高騰している」と説明する。
「参加選手・チームには活躍の場を、そしてファンの皆さまには応援していただく場を提供し続けることが主催者の使命」であるとした上で、「参加チームにも経費の一部を分担いただくという考えのもと、参加料を改定することといたしました」と理解を求めた。
なお、その他の主催大会の参加料についても「相応の値上げを予定・検討」していくとしている。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.04.21
2025.04.17
駅伝王者に復権した旭化成 選手たちがパフォーマンスを最大限に発揮できた要因とは?
-
2025.04.19
-
2025.04.17
-
2025.04.20
-
2025.04.16
-
2025.04.20
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.04.01
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.21
男子4×100mR代表にサニブラウン、鵜澤飛羽、西岡尚輝らが選出! 9月の世界陸上につながる一戦/世界リレー
日本陸連は4月21日、来月行われる世界リレーの代表メンバーを発表した。 大会は男女の4×100mリレー、4×400mリレー、そして男女混合の4×400mリレーの5種目を実施。日本からは男子4×100mリレーのみを派遣する […]
2025.04.21
38歳フレイザー・プライスがパリ五輪以来の競技会復帰! 100m10秒94wで「引退はまだ確定してない」
4月19日、ジャマイカ・キングストンで「ヴェロシティ・フェスト」が行われ、2008年、12年ロンドン五輪女子100m金メダリストのレジェンド・S.-A.フレイザー・プライス(ジャマイカ)が昨年8月のパリ五輪以来のレースに […]
2025.04.21
Hondaにベナードが新加入!3月にハーフで59分58秒の自己新「駅伝やマラソンで戦える選手に」
Hondaは4月21日、2025年度体制にケニア人ランナーのランガット・ベナードが加入したと発表した。 二十歳のベナードは23年度まで小森コーポレーションに在籍。今年1月に10kmで27分11秒、3月にハーフマラソンで5 […]
2025.04.21
やり投・北口榛花がJOCシンボルアスリート新規認定!陸上競技を「もっと身近な存在に」栁田大輝もネクスト継続
日本オリンピック委員会(JOC)は4月21日、TEAM JAPANシンボルアスリートとネクストシンボルアスリートを発表し、女子やり投の北口榛花(JAL)が新たにシンボルアスリートに、男子短距離の栁田大輝(東洋大)が継続し […]
2025.04.21
パリ五輪女子100m金アルフレッド 200m今季初レースで21秒88! 男子110mHカニンガムが13秒09の今季世界最高 ライルズ400m45秒87
4月18日、19日の両日、米国・フロリダ州でトム・ジョーンズ記念が行われ、女子200mではパリ五輪100m金メダルのJ.アルフレッド(セントルシア)が21秒88(+0.2)の今季世界最高で優勝した。 アルフレッドは現在2 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)