HOME 国内、日本代表

2024.03.25

鈴木優花「今はワクワク」一山「練習のほうがきつかったと思えるように」赤﨑「満足いく結果を出したい」/パリ五輪マラソン代表内定会見
鈴木優花「今はワクワク」一山「練習のほうがきつかったと思えるように」赤﨑「満足いく結果を出したい」/パリ五輪マラソン代表内定会見

パリ五輪マラソン代表の内定会見に臨んだ選手たち

日本陸連ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズⅢの表彰式(アワード)が3月25日、都内で行われ、その直後には8月のパリ五輪マラソン代表内定選手による会見も開かれた。

女子では昨年のMGCで1位に入った鈴木優花(第一生命グループ)と2位の一山麻緒(資生堂)、1月の大阪国際女子マラソンで日本記録を樹立した前田穂南(天満屋)が登壇。

3人のなかでただ一人、初めての五輪代表となる鈴木は「徐々に(代表になった)実感が湧いているところで、昨年11月にパリで試走を行いましたが、町並みを想像して、今一番感じるのはワクワク感です」と笑顔を見せた。

2月からの合宿では本番を想定した起伏のある走路でのトレーニングを重ね、35km走や40km走を走ってきたという。それでも「ケニア人選手などは住んでいる環境がアップダウンが激しく、足場も悪いところで、それが当たり前として走っている。(私も)練習しなきゃっていう意識ではなく、(アップダウンを)当たり前に走るぐらいの気持ちでいきたい」と本番に向けて、コースに対して気後れしない心構えを身につけていくつもりだ。

21年の東京五輪では8位入賞を果たしている一山は「2大会連続で五輪選手になれるという想像はできていなかった」と話しつつ、「パリのコースを走ったときに、今までの練習のほうがきつかったと思えるくらいに、しっかりと走り込んで、自信を持ってスタートラインに立ちたい」と誓った。

一方、男子ではMGC2位の赤﨑暁(九電工)が小山直城(Honda)とともに会見に臨み、「本番までケガをせずにしっかりと練習を積みたい」と話した。

広告の下にコンテンツが続きます

赤﨑は1月のニューイヤー駅伝と都道府県対抗男子駅伝ではいずれも苦しい走りになったが、「知らず知らずのうちに、プレッシャーに負けていた」と明かし、「まずはしっかり自分が満足いく結果を出せるようにという気持ちでいこう」と切り替えてきたという。「いいレースができた」という2月の青梅マラソン(30km)では1時間29分49秒で優勝するなど調子は上向いており、「坂には強いと思っているので、しっかりと戦えると思います」と決意を語っている。

パリ五輪のマラソンは男子が8月10日、女子が8月11日に行われる。

日本陸連ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズⅢの表彰式(アワード)が3月25日、都内で行われ、その直後には8月のパリ五輪マラソン代表内定選手による会見も開かれた。 女子では昨年のMGCで1位に入った鈴木優花(第一生命グループ)と2位の一山麻緒(資生堂)、1月の大阪国際女子マラソンで日本記録を樹立した前田穂南(天満屋)が登壇。 3人のなかでただ一人、初めての五輪代表となる鈴木は「徐々に(代表になった)実感が湧いているところで、昨年11月にパリで試走を行いましたが、町並みを想像して、今一番感じるのはワクワク感です」と笑顔を見せた。 2月からの合宿では本番を想定した起伏のある走路でのトレーニングを重ね、35km走や40km走を走ってきたという。それでも「ケニア人選手などは住んでいる環境がアップダウンが激しく、足場も悪いところで、それが当たり前として走っている。(私も)練習しなきゃっていう意識ではなく、(アップダウンを)当たり前に走るぐらいの気持ちでいきたい」と本番に向けて、コースに対して気後れしない心構えを身につけていくつもりだ。 21年の東京五輪では8位入賞を果たしている一山は「2大会連続で五輪選手になれるという想像はできていなかった」と話しつつ、「パリのコースを走ったときに、今までの練習のほうがきつかったと思えるくらいに、しっかりと走り込んで、自信を持ってスタートラインに立ちたい」と誓った。 一方、男子ではMGC2位の赤﨑暁(九電工)が小山直城(Honda)とともに会見に臨み、「本番までケガをせずにしっかりと練習を積みたい」と話した。 赤﨑は1月のニューイヤー駅伝と都道府県対抗男子駅伝ではいずれも苦しい走りになったが、「知らず知らずのうちに、プレッシャーに負けていた」と明かし、「まずはしっかり自分が満足いく結果を出せるようにという気持ちでいこう」と切り替えてきたという。「いいレースができた」という2月の青梅マラソン(30km)では1時間29分49秒で優勝するなど調子は上向いており、「坂には強いと思っているので、しっかりと戦えると思います」と決意を語っている。 パリ五輪のマラソンは男子が8月10日、女子が8月11日に行われる。
       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.27

篠原倖太朗がOnとアスリート契約 4月より富士通に加入し、Onアスリートとして世界挑戦がスタート!

スイスのスポーツブランド「On (オン)」は、今年の1月より屋外5000mの日本人学生最高記録、ハーフマラソンの日本学生記録保持者である篠原倖太朗とのアスリート契約を結んだ。4月より名門実業団チームである富士通に加入し、 […]

NEWS 日本陸連が暑熱環境下の大会について対応検討 今年は日本選手権、インターハイなど「WBGT31度」目安に「踏み込んだ対策を」

2025.03.26

日本陸連が暑熱環境下の大会について対応検討 今年は日本選手権、インターハイなど「WBGT31度」目安に「踏み込んだ対策を」

日本陸連は3月26日に行われた理事会で、暑熱環境下における大会運営に対しての考えを示した。 日本陸連の田﨑博道専務理事は、最近の気候変動の大きさに触れたうえで、特に夏の競技会について「暑熱環境下で競技をすることの危険性は […]

NEWS 東京世界陸上へ吉田祐也、佐藤早也伽ら「日本のマラソン界で一番元気のある選手」選考レースの結果重視で選出

2025.03.26

東京世界陸上へ吉田祐也、佐藤早也伽ら「日本のマラソン界で一番元気のある選手」選考レースの結果重視で選出

日本陸連は3月26日に理事会が開催され、東京世界選手権マラソン代表5名を発表した。 男子は選考レースの成績から吉田祐也(GMOインターネットグループ)と近藤亮太(三菱重工)が選出。女子は安藤友香(しまむら)、小林香菜(大 […]

NEWS 日本選手権の大会要項と競技実施日が発表! 男子100mは初日に予選、準決勝 2日目に決勝 女子やり投は1日目に実施

2025.03.26

日本選手権の大会要項と競技実施日が発表! 男子100mは初日に予選、準決勝 2日目に決勝 女子やり投は1日目に実施

日本陸連は3月26日、第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場)の大会要項ならびに競技実施日を発表した。 今年の日本選手権は9月に行われる東京世界選手権の選考会を兼ねて実施される。昨年まではU20日本選手権 […]

NEWS 東京世界陸上マラソン代表が発表!男子は吉田祐也、近藤亮太、女子は安藤友香、佐藤早也伽、小林香菜の5名 小山直城は資格取得後に

2025.03.26

東京世界陸上マラソン代表が発表!男子は吉田祐也、近藤亮太、女子は安藤友香、佐藤早也伽、小林香菜の5名 小山直城は資格取得後に

日本陸連は3月26日に理事会を開催し、東京世界選手権マラソン代表を発表した。 男子は吉田祐也(GMOインターネットグループ)、近藤亮太(三菱重工)の2名。女子は安藤友香(しまむら)、佐藤早也伽(積水化学)、小林香菜(大塚 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報