HOME 国内

2024.03.22

20km競歩の岡田久美子「8月にピークを持っていけるように」パリ五輪参加標準記録突破済み
20km競歩の岡田久美子「8月にピークを持っていけるように」パリ五輪参加標準記録突破済み

岡田久美子ら富士通競歩ブロックで集合写真

富士通が3月22日、本社となる川崎工場で新加入選手および所属選手の合同取材会見を開いた。

2月の日本選手権・女子20km競歩で2位となった岡田久美子も取材に応じた。同レースではパリ五輪の参加標準記録を突破。正式内定は4月以降となるが、代表入りの可能性も高い位置におり、パリ五輪を見据えてトレーニングしている。

日本選手権を終え、昨年の不調だったところを踏まえて「ホッとした気持ちなった」と言うが、少し時間が経ち「やっぱり2位だった悔しさや、1時間28分台が目の前だったことでもっとやれたらいいなという気持ちになりました」と心境を明かす。

練習はスタートさせており、「新しい取り組みや、練習を組み替えるなどしていて、まずは身体のコンディションを上げていくことを行っています」。

昨年のブダペスト世界選手権は35km競歩で代表入りしたものの、直前の腰の故障で欠場。その後は痛みが引かず、何度も引退が頭をよぎった。だが、やり投・北口榛花(JAL)から紹介されたトレーナーにアドバイスをもらい、姿勢から見直して復活。自身3度目のオリンピックへ前進した。

「リオ五輪は出場するので精一杯、東京五輪は日本記録を出して勢いがあったのにコロナ禍。そういった経験を含め、集大成となる今回はすべてをぶつけたい。全力を出し切ってぶっ倒れるくらいまで」

広告の下にコンテンツが続きます

日本選手権まで急ピッチで上げたこともあり、まだまだ練習の強度は上げられそうで、「ここから距離を延ばしたり、スピードを上げていき、世界で戦える準備をしていきたい。8月にピークを持っていけるようにします」と語る。

5月の世界競歩チーム選手権でも代表入り。「2019年の日本記録(1時間27分41秒)を更新するのがターゲットの一つ。オリンピックで入賞できれば」。不死鳥のごとく何度も蘇ってきた岡田。集大成と位置づける五輪がもうすぐやってくる。

富士通が3月22日、本社となる川崎工場で新加入選手および所属選手の合同取材会見を開いた。 2月の日本選手権・女子20km競歩で2位となった岡田久美子も取材に応じた。同レースではパリ五輪の参加標準記録を突破。正式内定は4月以降となるが、代表入りの可能性も高い位置におり、パリ五輪を見据えてトレーニングしている。 日本選手権を終え、昨年の不調だったところを踏まえて「ホッとした気持ちなった」と言うが、少し時間が経ち「やっぱり2位だった悔しさや、1時間28分台が目の前だったことでもっとやれたらいいなという気持ちになりました」と心境を明かす。 練習はスタートさせており、「新しい取り組みや、練習を組み替えるなどしていて、まずは身体のコンディションを上げていくことを行っています」。 昨年のブダペスト世界選手権は35km競歩で代表入りしたものの、直前の腰の故障で欠場。その後は痛みが引かず、何度も引退が頭をよぎった。だが、やり投・北口榛花(JAL)から紹介されたトレーナーにアドバイスをもらい、姿勢から見直して復活。自身3度目のオリンピックへ前進した。 「リオ五輪は出場するので精一杯、東京五輪は日本記録を出して勢いがあったのにコロナ禍。そういった経験を含め、集大成となる今回はすべてをぶつけたい。全力を出し切ってぶっ倒れるくらいまで」 日本選手権まで急ピッチで上げたこともあり、まだまだ練習の強度は上げられそうで、「ここから距離を延ばしたり、スピードを上げていき、世界で戦える準備をしていきたい。8月にピークを持っていけるようにします」と語る。 5月の世界競歩チーム選手権でも代表入り。「2019年の日本記録(1時間27分41秒)を更新するのがターゲットの一つ。オリンピックで入賞できれば」。不死鳥のごとく何度も蘇ってきた岡田。集大成と位置づける五輪がもうすぐやってくる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.01

クイーンズ駅伝Vの日本郵政Gに名城大主将の谷本七星、小暮真緒が加入

JP日本郵政グループは4月1日付で谷本七星と小暮真緒の加入を発表した。 谷本は広島県出身。国泰寺中時代に1500mで全中に出場するなど活躍し、舟入高では1年時には4×400mリレーでインターハイに出場した。3年時の全国高 […]

NEWS NDソフトに中大の東海林宏一が加入!「目標はニューイヤー駅伝1区区間賞」

2025.04.01

NDソフトに中大の東海林宏一が加入!「目標はニューイヤー駅伝1区区間賞」

4月1日、NDソフトは自社のSNSで、中大の東海林宏一が加入したことを発表した。 東海林は山形県出身。山形南高時代には県高校駅伝1区区間賞や、5000mで自己記録となる14分01秒97などをマーク。中大入学後は怪我の影響 […]

NEWS 日立に上田雪菜、光恒悠里が移籍加入 新卒の矢内楓恋、中川千愛も加えた4人が新天地で躍進誓う

2025.04.01

日立に上田雪菜、光恒悠里が移籍加入 新卒の矢内楓恋、中川千愛も加えた4人が新天地で躍進誓う

日立は4月1日、上田雪菜、光恒悠里、矢内楓恋、中川千愛の4選手が加入することを発表した。 上田は奈良育英高2年時に全国高校駅伝を経験し、進学した筑波大では大学3年時の18年日本インカレ5000mで2位、10000mで3位 […]

NEWS 東洋大長距離部門新主将に網本佳悟! 新スローガンも決定 「その1秒をけずりだす走りを体現します」

2025.04.01

東洋大長距離部門新主将に網本佳悟! 新スローガンも決定 「その1秒をけずりだす走りを体現します」

東洋大男子長距離部門はチームの公式HPで、2025年度の学生スタッフ6人とスローガンを発表した。 自身初となる箱根駅伝で8区2位と好走し、チームの20年連続となるシード権獲得に貢献した網本佳悟(4年)が新主将に就いた。長 […]

NEWS プレス工業が3選手加入発表 帝京大・小野隆一朗、流経大・長谷川瑠、中央学大・工藤巧夢 総勢14名で今季を戦う

2025.04.01

プレス工業が3選手加入発表 帝京大・小野隆一朗、流経大・長谷川瑠、中央学大・工藤巧夢 総勢14名で今季を戦う

4月1日、プレス工業は自社のSNSで、小野隆一朗、長谷川瑠、工藤巧夢が入社したことを発表した。 小野隆一朗は北海道出身。北海道栄高3年時の2019年全国高校駅伝では1区4位と好走を見せている。帝京大入学後はエースとして成 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top